家にいるのがしんどい子どもたちが
安心して過ごせるためのサードプレイス
寄付受付開始日:2021/08/18
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寄付受付開始日:2021/08/18
更新日:2021/11/08
子どもたちにとって、生活の中で一つは必ず「安らぐ場所」が必要です。
多くの場合は、それぞれの家がその役割を果たすとされているでしょう。
しかし、日本の住宅事情の中で、子ども一人ひとりのパーソナルスペースを用意できているのはゆとりある一部の家庭のみ。
家族とはいえ、近すぎる距離で毎日過ごすのは思春期の子どもにとって苦痛なものです。
子どもが家族と距離を取るには、家では目の前にあるスマホの中、外には商業的な場しかないのが現状です。
地域によっては、子ども食堂や青少年センターなどが子どもたちの居場所として開放されている場合もありますが、小さな子どものための場所というイメージがあったり、知り合いに出会う可能性があったりと、ひとりで過ごしたい時に訪れるには、心理的なハードルを感じやすい場所がほとんどです。
自分のための場所ではないと感じたり、会いたくない人に出会うかもしれないと考えたりしながら、本当に安心して過ごすことはできるでしょうか。
また、コロナ禍の長期化に伴う経済活動の停滞で、ひとり親家庭を中心に収入減が課題となっており、生活苦に陥って孤立を深めてしまい、家庭の中で子どもが親に 頼りづらく家にも居づらいといった状況が多く見られます。
ひとり親家庭に限らず、家庭内で暴力を受けていたり、罵声や面前 DV の被害が日常的にあったりなど、虐待やマルトリートメント(不適切養育)の環境にさらされている子どもたちは、日常的に安らぐ場所を奪われてしまっています。
家や学校で居場所をなくしてしまった時、子どもはどこで時間を過ごせばよいのでしょうか。
こうした背景をふまえ、2021年5月に子どものためのユースセンターの運営を開始しました。
センターではシャワーや洗濯ができるほか、一人で勉強ができるスペースがあったり、ソファで仮眠がとれたり、キッチンに行けば食事が用意されていたりと、家で過ごすような感覚で過ごせる居場所になっています。
すでにたくさんの子どもたちが利用しており、ニーズの高さを痛感しています。
・施設のような場ではなく、どちらかというと家にいるような感覚で過ごせる場所
・くつろいだり、目的を持たなくても、居心地が悪くない場所
・評価されたり、何かを強要されたりせず、自分が好きなことをして過ごせる場所
子どもたちにとって安全で、静的な(非交流型)のサードプレイスとなること、それが私たちの運営するユースセンターが目指す場所です。
「ゆっくり安心して過ごしたい」「学校や家庭に居場所がない」そんな子どもたちを、私たちと一緒に見守っていただけませんか?
たくさんの子どもたちの安心・安全な居場所のために、ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
ユースセンターの概要
●運営日時: 月・火・金 (9:30~21:30)/ 土・日 (8:30~21:30)
※上記曜日が祝日の場合も同様にオープンします
●利用料金:200 円 /1 日(月4回目以降は無料。利用料免除制度あり。利用時間の制限や、食事やシャワーなどの追加料金はありません)
●対象年齢:~18 歳(18 歳になった年度末まで)※高校在学中の場合は20歳になった年度末まで
みなさまからいただいたご寄付は、ユースセンター「3(さん)」の運営資金として、大切に活用させていただきます。
こちらのユースセンターは行政の委託などの枠組みが全くない中でスタートしました。
子どもたちが困った時にいつでも来られるよう、緊急避難場所としての役割も担うため、土日祝日も含む週5日間、長時間にわたってオープンします。
また、子どもたちが安心安全に利用できるために常時複数人で対応できる体制や、ソーシャルワーカーをはじめとする専門職の配置など、さまざまな対策をして運営します。
運営費用は行政の一時的な補助金や民間の助成金などを最大限組み合わせていきますが、その枠組みはとても小さく、継続的な支援が受けられないのが現状です。
ヤフーネット募金では家賃やスタッフの人件費・食費・セキュリティ代などとして、年間1,000万円ほどを目標としております。
子どもたちの安心・安全を守るために活用することを必ずお約束します。
ぜひご支援よろしくお願いいたします。
更新日:2021/11/08
今年の5月に無事オープンしましたユースセンター「3(さん)」の運営開始から3カ月がたちました。
子ども向けにSNSで広報をしたり、子どもの支援を行う行政や関係機関へのお知らせを行った結果、既に多くの子どもたちが利用している状況になりました。
土日に関しては、定員に達する日も見られ、コロナ禍の状況や家庭環境などによって、子どもたちのニーズが多いことを痛感しております。子どもたちのリピート率も高く、センター内では食事をとったり、シャワーを浴びたり、仮眠を取ったり、宿題をしたりと、放課後の家のような使用が中心となっていることから、私たちが当初から目指していた場所になっている ことを実感しております。
さまざまな理由で家にいる時間を短くしたい子どもたちが、本来当たり前に保障されるべき安心して過ごせる場所になることを目指すとともに、子どもたちにこういった場のニーズがあることを関係機関や行政などに周知していくことを引き続き尽力していきますので、今後もぜひ見守り応援いただけますと幸いです。
3keysでは、支援の現場で見えてきた子どもたちの格差・貧困・社会保障などの現状を社会に伝え、問題を生み出している課題の改善に取り組んでいます。
その内容を「白書‐日本の子どもたちの今」として公式HPなどで情報発信していますので、ぜひご覧ください。
その他具体的な取り組み・詳細はこちらをご覧ください。
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認定NPO法人3keysは、2009年4月に任意団体としてスタートし、2011年5月に法人登記、2017年3月に東京都より認定NPO法人格を取得しました。
日本の子どもたちのために、生まれ育った環境によらず、自立や権利保障の観点から必要な支援・情報が、十分に行き届く社会の創造に寄与することを目的とする活動を行っています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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