明日の命を救うため、震災の記憶を語り継ぐ
「3.11メモリアルネットワーク基金」

寄付受付開始日:2018/03/01

  • 領収書あり
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継続の危機を越え、伝承の意義を未来へ  3.11メモリアルネットワーク基金

公益社団法人3.11メモリアルネットワーク

プロジェクト概要

更新日:2025/02/17

能登半島地震後の津波からの即時避難につながった「伝承」。
今後の災害からも命を守るため、震災伝承活動を支えてください

2011年3月11日、あの日に守れなかったかけがえのない命。
大切な家族を喪った方、その思いを支える方が14年間主体的に取り組んできた民間伝承活動が“危機”を迎えています。

次の災害は「想定外」とは言えません。東日本大震災による悲しさや痛みを、未来の命を守れる明るい希望に変えるために、手助けが必要です。

「東日本大震災により18,423名が犠牲になりました。(死者・行方不明者。関連死除く)」

伝承に取り組む団体の93%が「継続性の不安」を抱え、30年後の「見通しがない/わからない」とする回答は100%、わずか1年後すら66%で、このままでは継続が困難です。

東北3県伝承団体のうち「継続性の不安」が93%。1年後の人材見通しがない/わからないのは66%。(2023年東日本大震災伝承調査より)

地震発生から津波到達までの時間、家の片付けや家族を迎えに行くことで多くの方が津波に襲われました。地震後すぐの判断や、平時の避難場所の話し合いが必要です。

3.11の避難行動:石巻市南浜門脇地区100人の証言より

能登で即時避難された方々から「東北のことがあったから(避難できた)」とお聞きし、伝承の意義を実感すると共に、逃げ遅れてけがをしたり、「(13.5mの津波想定にもかかわらず)1~2mしか来ないと思っていた」と惨事が起こり得た事例もあり、さらなる教訓伝承の必要性も痛感させられました。

地区住民ら150名以上が地震後すぐに避難し、一人の犠牲者も出なかった。(3.11メモリアルネットワーク作成。今後アップデート予定)

オンライン語り部参加者3,000名を対象としたアンケートによれば、約65%の子どもたちが「実際に家族に話した」と回答しており、「語りが行動変化を生み出す」効果が確認できています。

2021~23年度JRCオンライン語り部 参加者アンケート(主催:日本赤十字社 宮城県支部、調査協力:東北大学災害科学国際研究所 佐藤翔輔准教授)

防災は、頭でわかっていても行動にうつせない側面がありますが、南海トラフ地震のような一定周期で起こる巨大災害から命を守るため、語り部のような「人から人」へ伝える力が日長です

しかし、語り部などの「ソフト」事業は、その性質上、収益性は高くなく、公的支援も乏しい現状があります。

あなたからのご寄付が、「伝承によって命を守れる社会」を実現する確かな一歩となります。
応援をよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

「3.11メモリアルネットワーク基金」へのご寄付は、公益社団法人3.11メモリアルネットワークで厳正に管理され、外部審査委員の審査を経て、全額が3.11の伝承活動に活用されます。

寄付をしてくださった皆さまのお気持ちを大切にお預かりし、地域の語り部さんやNPOによる震災伝承、防災・減災の「連携」「企画」「人材育成」の取り組みを支え、災害時に命が守られる社会をめざしてまいります。

■「3.11メモリアルネットワーク基金」へのご寄付は、「所得控除」「税額控除」が受けられます。この税制優遇により、ご寄付いただいた金額の約4割が控除されます。(ただし、所得金額や寄付金額によって実際の税額控除額は異なります。また、確定申告時に「領収書」「税額控除の証明書」の提出が必要です)
【参考:国税庁ホームページ】公益社団法人等に寄附をしたとき

ご不明なことがありましたら、いつでもお問い合わせください。

"#2023.311"
 "#311企画これからもできること"
"#311いまわたしができること防災災害復旧支援"
#311寄付はチカラになる

活動情報

更新日:2025/02/17

東北3県の住民主体の伝承活動を支える

3.11メモリアルネットワーク基金により、岩手・宮城・福島の3県を中心とした住民主体の伝承をサポートさせていただいています。

1.伝承の質の向上
伝承のフォーラムや交流会が開催され、専門家の関わりや県域を超えた連携が生まれ、命を守るために、つながりや思いを深める機会が設けられています。

2024年伝承団体交流会。民間伝承の意義の確認と団体同士が学び、つながる機会に。

2.震災伝承の手法や発信の工夫
「語り」や伝承を支える公的な仕組みはほとんどなく、基金助成団体から「温めてきた企画を実現できて、一歩階段をのぼれた」、という声が寄せられています。
紙芝居や動画、パンフレット、冊子など、地域の目線で工夫されており、全国への広がりをみせています。

基金を利用して紙芝居やパンフレット、冊子を作成し、広く発信

3.次世代の育成
「教訓を次世代に伝承」が復興構想7原則にも掲げられており、私たちの調査では、「人材育成に必要なこと」の最多回答は「専任職業としての安定化」でした。

2023年震災伝承調査報告書冊子を公開

東北から南海トラフ想定地域へ広がり、当時の児童が語る機会を創出することができています。

防災人材交流シンポジウム「つなぎ舎(や)」2023【第2部:東北の震災伝承活動の今~3.11の記憶と教訓を未来につなぐために~】

震災学習のために東北を訪問してくださる方は年々増加傾向にありましたが、2024年から減少へ転化しています。

2024年から来訪数減少に転化した伝承施設の来訪者数(2024年震災伝承活動調査報告書より)

発災15年となる2026年で「復興事業の完了」が見込まれていることから、「心の復興」などの復興財源の“崖”が待ち受けています。

2024年に減少し始めた伝承施設の来訪者数

来訪数が98%減少した団体、解散した団体もあり、「伝承の危機」を迎えていますが、未来の命を守るため、次世代への教訓継承は15年で終わる取組ではなく、大学生への継承の取り組みも始まっています。

震災体験者から未体験の大学生へ、大学生から東北へ来訪する学生へ、次世代へ継承してゆく取り組みの開始

「3.11メモリアルネットワーク基金」へのご寄付は、毎年総額約1,000万円の東北3県の伝承活動への助成となり、継続とレベルアップを支えることができています。

311基金2024年助成採択団体

災害時に「助かったね」と笑いあえる未来につながるよう、次世代への伝承への歩みを継続してゆきます。

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寄付総額
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寄付人数
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プロジェクトオーナー

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公益社団法人3.11メモリアルネットワーク

3.11メモリアルネットワークは、「災害で命が失われない社会の実現」「被災者や被災地域の苦難を軽減し、再生に向かうことのできる社会の実現」を目指して、2017年11月に発足しました。

私は、2011年当時は仙台の新聞社で働いており、震災後は、産学官民・メディアの連携・発信の場づくりに取り組んできました。「自分たちのような犠牲や混乱を繰り返さないでほしい」という思いで活動していますが、それを自分たちの世代で終わらせずに、直接経験をしていない次の世代を生きる人たちに手渡していくことが、この地に住み続ける私たちの責務だと思っています。

皆さまが3.11の出来事を心にとどめ、お力を貸してくださっていることが、東北で伝え継ぐ活動をする私たちの大きな支えになっています。たくさんのご支援に、心より感謝を申し上げます。

近い将来「必ず来る」と言われる南海トラフ地震、首都直下地震のような大災害の前に、語り部さんたちの声がお一人でも多くの方々に響き、命を守る行動につながるよう、引き続き尽力してまいります。

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領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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団体のプライバシーポリシー

公益社団法人3.11メモリアルネットワークのプライバシーポリシーは、https://311memorial-network.com/wp_memorial/wp-content/themes/311mn/_shared/pdf/PIPR_311memorial.pdf をご覧ください。
なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
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以上

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