• 困難に負けず、前に進もうとする若者たちを応援しています。

  • 概要
  • 活動情報 2019年6月10日 更新

ビヨンドトゥモローは、親との死別・離別、貧困など、困難を経験した若者を対象に、奨学金給付と人材育成プログラムの開催を行っています。

~逆境は優れたリーダーを創る~
子どもの6人に1人が相対的貧困にあるといわれる現代社会で、人知れず苦労を抱える若者たちがいます。ビヨンドトゥモローは、下記に該当する高校生・大学生が、将来社会のために尽力できる人材となる過程を応援しています。

・親との死別・離別を経験
・児童養護施設での生活を経験
・里親家庭での生活を経験
・生活保護受給世帯にある

このような状況にありながらも、その困難を糧に、人の心の痛みに想いをはせ、他者のために尽力する意欲を持つ若者を日本全国から選抜し、奨学金の支給(返済不要)および、人材育成プログラムの運営を行っています。

ビヨンドトゥモローの活動には、日本全国の若者が参加しています

【奨学金プログラム】
高卒者対象……虐待からの保護、親との死別・離別などさまざまな困難を経験しながらも、将来、社会に力を添える存在となるべく、大学・短大・各種専修学校に進学する学生たちに返済不要の奨学金の支給を行っています。参加者は、書類選考およびグループ面接により選ばれ、奨学金を受けながらそれぞれの領域で学びを追求しています。

高校生対象……児童養護施設に暮らしながら、高校卒業後に進学を希望する高校生を対象に、進学準備に際して必要となる受験準備費用を返済不要の奨学金として支給しています。

【人材育成プログラム】
奨学金支給を行うだけではなく、ビヨンドトゥモローでは、困難を経験した若者たちが、その体験を糧に、将来、さまざまな領域で社会に力を添える存在となる過程を応援しています。年間を通じて、国内外でプログラムを開催し、参加者たちが仲間をみつけ、また、日常では得られない体験を積むことで、自分たちに何ができるかを考え、社会における自分の役割をみつけていくことを期待しています。

同じ境遇の仲間が集まり、それまで人に話せなかったことを共有できるかけがえのない場が生まれます

最新の活動
・3月オリエンテーション・プログラム 参加者37名 東京開催 3泊4日
・エンデバー2018 クロージング・プログラム 参加者6名 沖縄開催 3泊4日
・ジャパン未来リーダーズサミット2018 参加者約70名 東京開催 2泊3日
・エンデバー サマーリトリート2018 参加者8名 東京・三重開催 4泊5日
・米国サマープログラム2018 参加者16名 ワシントンDC・ニューヨーク開催 12泊13日
・アジアサマープログラム2018 参加者7名 タイ・シンガポール開催 15泊16日

困難を経験した自分たちだからこそ、社会のために何ができるかをディスカッション

ビヨンドトゥモローの学生たちは、苦労を抱えながらも、置かれた環境の中で自分にできることを探し、歩みを続けています。

学生たちの声
“家で生活していた時は、生活保護を受けていたので、大学進学なんて考えもしませんでした。そして、児童養護施設に暮らしていると、施設から大学に進学する人はほとんどおらず、頼れる親戚もいないために金銭的にも難しいと、大学進学をあきらめていました”

“高校一年生の時は、経済的問題から進学できるのかもわかりませんでした。しかし、ビヨンドトゥモローと出会って、エンデバーの仲間たちと出会って、自分のやりたいこと・役割を見つけていくことができました。将来は、社会的養護の下にある子どもたちと社会をつなげる役割を担っていきたいと考えています。私はビヨンドトゥモローで出会った多くの方々のおかげで人生が変わりました。人との出会いは、人生の選択肢と可能性を広げてくれると思います。”

“人前で意見を言うことのできなかった自分が、ビヨンドトゥモローの活動を通して大きく変わった。ビヨンドトゥモローに来る度に、少しずつ自分のことを好きになる”

ビヨンドトゥモローの活動のハイライト映像をご覧ください

ビヨンドトゥモロー 最新活動情報

2018年度の主な活動実績

【年間奨学事業】
■エンデバー(計6名)
虐待・ネグレクトなどの理由で保護され、児童養護施設に入所する高校生を対象に、年間10万円(上限)の返済不要の奨学金を支給する他、人材育成プログラムへの参加機会を提供。

■ジャパン未来スカラーシップ・プログラム(計23名)
大学・短大・専門学校に新たに進学する者で、および下記条件のいずれかを満たす者を対象に、年間72万円の返済不要の奨学金を支給する他、人材育成プログラムへの参加機会を提供。
・親との死別・離別を経験
・児童養護施設での生活を経験
・里親家庭での生活を経験
・生活保護受給世帯にある

【人材育成事業】
2018年度に開催した人材育成プログラムのいくつかをご紹介します。

自分たちの当事者としての体験を基に「子どもの安心・安全」について提言をまとめた


■ジャパン未来リーダーズサミット2018(2018年10月6日~8日)
開催地:東京 参加者65名

親との死別・離別や、児童養護施設で生活しているなど、さまざまな事情により機会を得ることが難しい状況にある高校生・大学生たち65名が集い、多様な領域で活躍するリーダーたちによるアドバイスの下、「子どもの安心・安全」をテーマに、自分たちの当事者としての体験を基にグループごとに提言をまとめました。

最終日には、政治・行政・ビジネス・メディア・NGOなど各方面のリーダーたちの前で参加高校生自らが提言のプレゼンテーションを行う「提言発表会」を開催しました。サミットでは、それぞれにつらい体験をもった仲間たちと出会い、夢に向かって語り合い、将来にむけて切磋琢磨(せっさたくま)しあう絆を構築する場でもありました。

アメリカでグローバルな視野を得て、自分たちに何ができるかを考えた


■米国サマープログラム2018 村瀬二郎記念奨学事業(2018年8月12日~24日)
開催地:東京(事前研修)、ワシントンDC、ニューヨーク 参加者16名

日本全国から、広く世界に活躍するリーダーとなる志を持ちながらも、グローバルな経験を積む機会が限られている環境にある学生16名がワシントンDC・ニューヨークを訪問し、米国の歴史や文化、社会について学びました。渡米前には東京で事前研修を行い、英語コミュニケーションや米国の時事について学び、ワシントンDCでは政府機関や国際機関、シンクタンクなどを訪問し、特別セッションに参加しました。

ニューヨークでは9.11のテロの犠牲者の家族や友人たちとの交流や、ホストファミリーと1日を過ごす交流活動に加え、子ども支援に取り組む国際機関や民間団体を訪問することができました。プログラム最終日には、参加学生たちがアメリカで学んだことを、今後いかに生かしていくかをプレゼンテーションにまとめ、英語で関係者たちの前で発表する機会がありました。

山岳民族の子どもたちの寮に泊まり込んでのボランティア活動


■アジアサマー・プログラム2018(2018年8月28日~9月12日)
開催地:東京(事前研修)・タイ・シンガポール 参加者7名

広く世界に活躍するリーダーとなる志を持ちながらも、グローバルな経験を積む機会が限られている環境にある学生7名がタイとシンガポールを訪問し、アジアの多様性について学びました。東京での事前研修の後、タイの首都を訪問し、アジアの経済成長について学ぶべく、政府機関や国際機関を訪問しました。

その後、タイ北部にて山岳民族の進学を支援するための学生寮や、児童養護施設でボランティア活動に参加したり、山岳民族の家庭でのホームステイを体験しました。最後、シンガポールを訪れ、プログラムを通して学んだアジアの課題を解決するために自分たちに何ができるかを考え、提言にまとめ英語で発表しました。

三重県を訪問し、三重の児童養護施設の子どもたちのためにワークショップを企画・運営


■エンデバー サマーリトリート2018(2018年8月2日~8月6日)
開催地:東京都・三重県 参加者8名

児童養護施設に暮らす体験を持つ高校生および大学生たちが集い、児童養護施設に暮らす若者がいかに自分の未来を主体的に切り開くことができるようになるかを考え、提言にまとめました。

プログラム期間中には厚生労働省を訪問し、社会的養護のあり方に関心を持つ有識者たちの前で提言発表を行いました。他には、三重県庁との共催でシンポジウムを開催した他、三重県の児童養護施設に暮らす高校生たちを対象としてワークショップの企画・運営を参加高校生・大学生たちが自ら行い、児童養護施設に暮らす若者のキャリア形成のための活動を行いました。

寄付金の使いみち

皆様からのご寄付は、ビヨンドトゥモローの活動(奨学金プログラム・人材育成プログラム)および活動のための管理費用に活用させていただきます。

家庭や本人の事情により進学を許されない若者が、進学して高等教育を受けることで、社会に力を添える存在になるならば、その進学は個人の夢ではなく、社会の夢といえます。「米百俵の精神」で、社会全体が個々人の成長をサポートし、そういった個々人が社会に次々と羽ばたき、よりよい社会が実現されるべく、ビヨンドトゥモローは活動していきます。

さまざまな困難は、決して負の出来事ではなく、人生の糧となるはずです。「逆境は優れたリーダーを創る」を体現する若者たちが羽ばたく姿を応援いただけたら幸いです。