寄付受付開始日:2017/07/14
更新日:2024/11/12
こども家庭庁は、毎年11月を「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」期間として、児童虐待防止のための広報・啓発活動に集中的に取り組んでいます。
虐待を受けた経験を持つ若者は、自信が持てず自分のことを否定してしまったり、将来のことを前向きに考えられなくなったりすることによって、思い通りに未来を描くことができにくい傾向にあります。
そこで、私たちビヨンドトゥモローは、親の虐待から保護された経験を持つ高校生・大学生などが、自分のことを認め、将来について少しずつ前を向いて歩くことができるよう、大学進学を目指すための〈奨学金の支給〉と、困難を糧として未来へ羽ばたくための〈人材育成研修〉を実施しています。
また、私たちは、親との死別・離別、生活保護世帯での暮らしなどを経験した高校生・大学生などに対しても、将来、社会に力を添える志と資質を持つ若者を選抜し、同様の事業を行っています。
さまざまな困難を乗り越えながらも前を向こうとする若者が、未来に向かって希望を抱き続けることのできるよう、活動を続けています。
<ビヨンドトゥモローで選べるご寄付方法>
・Yahoo!ネット募金
・Vポイント
・クラウドファンディング
・信頼資本財団からのご寄付
・ホームページ寄付ページ
◆奨学金事業
『エンデバー』
大学・短大・専門学校への進学を希望する児童養護施設などの社会的養護の施設および里親・単親家庭に暮らす高校生に、受験費用最大10万円(返済不要)を支給します。
『ジャパン未来スカラーシッププログラム』
大学・短大・専門学校に進学する大学生のうち、親との死別・離別を経験または、児童養護施設・里親家庭・生活保護受給世帯に暮らす学生に、入学初年度50万円(返済不要)を支給します。
◆人材育成事業
ビヨンドトゥモローの人材育成プログラムは、特定の能力を育成することを目的とするものではなく、困難を経験した若者たちがその経験を糧に成長し、他者の心の痛みに想いをはせる「共感力」をもって行動できる人材として、社会の各所で花を咲かせるまでの過程を応援しています。
【ビヨンドトゥモローの価値観】
◆短期的な弱者救済を目的とせず、時代や地域を越えて多様な価値観が共生する社会の実現を志す
◆挫折や失敗を含む多様な生きざまを尊重
◆困難な経験は共感力をはぐくむ上での糧であり、逆境にある若者は弱い存在ではない
◆社会の各領域のステークホルダーの知見を結集
【体験共有】
「体験共有」「マイ・ストーリー」というセッションを通して、学生たちが親との死別・離別、児童養護施設や里親家庭に暮らすことになった経緯など、なかなか人に話すことのできない自身の経験を、安心して話せる環境を提供しています。自分の過去を仲間に話し、互いを受け入れ、自分の心が軽くなり、仲間との信頼関係を築いたという経験が、彼らがその後、人生を切り開く上での財産となっていきます。
【リーダーズサミット】
2011年の活動当初から続くビヨンドトゥモロー最大規模のプログラム。選考で選ばれた未来のリーダーが全国から東京に集まります。自分の役割を見いだすために「社会課題の解決に向け自分に何ができるか」を提言にまとめ、最終日に発表します。
皆様からのご寄付は、ビヨンドトゥモローの活動(奨学金プログラム・人材育成プログラム)および活動のための管理費用に活用させていただきます。
家庭や本人の事情により進学を許されない若者が、進学して高等教育を受けることで、社会に力を添える存在になるならば、その進学は個人の夢ではなく、社会の夢といえます。「米百俵の精神」で、社会全体が個々人の成長をサポートし、そういった個々人が社会に次々と羽ばたき、よりよい社会が実現されるべく、ビヨンドトゥモローは活動していきます。
さまざまな困難は、決して負の出来事ではなく、人生の糧となるはずです。「逆境は優れたリーダーを創る」を体現する若者たちが羽ばたく姿を応援いただけたら幸いです。
"#StopChildAbuse"
更新日:2024/11/12
<10月、ジャパン未来リーダーズサミット2024を開催しました!>
2024年10月12日(土)~14日(月・祝)、東京都内にて、「ジャパン未来リーダーズサミット」を開催いたしました。
ビヨンドトゥモローの活動において毎年恒例となっているこの「サミット」。今年は、ビヨンドトゥモローの年間奨学生(高校生・大学生など)に加え、単発参加の高校生と、能登半島地震の影響を受けた北陸地域の高校生、計53名の学生が全国各地から参加しました。
<活動ハイライト>
今回のサミットのテーマは、「若者が考える社会的孤立」。
参加学生たちは、3日間を通して社会的孤立について考え、「望まない『社会的孤立』から生じる問題を解決するために、私たちができること」について班ごとにディスカッションを行い、社会に向けた提言を作成しました。
また、ゲスト4名をお招きし、「自然災害とこれからの社会」というテーマのもと、年始に発生した能登半島地震を受けて、自然災害が発生したときに高校生や大学生などの立場から何ができるのか、自然災害と社会的孤立はどう関わっているのかなどについて、パネルディスカッション形式のセッションを行いました。
セッションの冒頭には、石川県立輪島高校が授業の一環で行う街おこしプロジェクト、通称「街プロ」について輪島高校の学生が発表をし、ゲストの皆様からのフィードバックをいただきました。
なお、こちらの様子については、NHK首都圏ニュースにて取り上げていただきました。
<参加学生の声>
・Aくん(北陸地域の高校2年生)
「自分は3日間のサミットで、多くの刺激を受けました。さまざまな視点や知識を共有することで、自分自身の視野が大きく広がっただけでなく、新しい挑戦への情熱が湧き上がりました。この貴重な経験は、これからの自分の成長に大きな力となると感じています。」
・Bさん(エンデバープログラム参加者・高校2年生)
「ビヨンドトゥモローの仲間とこれまでの経験や思いを共有し、自分の過去は恥ずかしいものじゃない、むしろその経験があるからこそ今の自分があるんだということに気付かされました。このサミットでは、すぐには乗り越えられなかった過去もだんだん乗り越えられている、そんな自分の変化に気づかせてもらえる機会となりました。」
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公益財団法人教育支援グローバル基金は、共感力ある次世代のグローバル・シティズン(地球市民)の輩出をめざす「ビヨンドトゥモロー」の運営を行っている非営利の財団法人です。
「逆境は優れたリーダーを創る」を理念に、次世代を担う資質を持ちながらも、親との死別・離別を経験したり、児童養護施設に暮らすなどの困難を経験した若者を対象に、奨学金支給および人材育成プログラムを開催し、広い視点、深い共感力をもって社会のことを考えることのできる人材輩出をめざしています。
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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