虐待、ネグレクト、貧困、親との死別・離別など、困難を経験した若者たちの成長を応援(ビヨンドトゥモロー)

寄付受付開始日:2017/07/14

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困難を乗り越えた若者の進学を応援しています

公益財団法人教育支援グローバル基金

プロジェクト概要

更新日:2025/02/20

未来を拓く子どもたちへ、あなたの温かいご支援を

受験や進学、新しい環境への挑戦が始まるシーズン。
親を頼れない、経済的に厳しいなどの逆境の中で暮らし、「自分にはできないかもしれない」と不安を抱えている——それでも、夢を持ち続けたいと願う子どもたちがいます。

私たち公益財団法人教育支援グローバル基金は、「ビヨンドトゥモロー」というプロジェクトにおいて、親との死別・離別、児童養護施設や生活保護世帯での暮らしなどを経験した高校生・大学生などに対して、奨学金支給と人材育成プログラム提供を通じて、彼らが未来を切り拓くための支援を行っています。

◆奨学金事業
『エンデバー』
大学・短大・専門学校への進学を希望する児童養護施設などの社会的養護の施設および里親・単親家庭に暮らす高校生に、受験費用最大10万円(返済不要)を支給します。

『ジャパン未来スカラーシッププログラム』
大学・短大・専門学校に進学する大学生のうち、親との死別・離別を経験または、児童養護施設・里親家庭・生活保護受給世帯に暮らす学生に、入学初年度50万円(返済不要)を支給します。

◆人材育成事業
ビヨンドトゥモローの人材育成プログラムは、特定の能力を育成することを目的とするものではなく、困難を経験した若者たちがその経験を糧に成長し、他者の心の痛みに想いをはせる「共感力」をもって行動できる人材として、社会の各所で花を咲かせるまでの過程を応援しています。

困難を経験した自分たちだからこそ、社会のために何ができるかをディスカッションします。
社会の第一線で活躍するメンターを交えて提言を作成していきます。

【ビヨンドトゥモローの価値観】
◆短期的な弱者救済を目的とせず、時代や地域を越えて多様な価値観が共生する社会の実現を志す
◆挫折や失敗を含む多様な生きざまを尊重
◆困難な経験は共感力をはぐくむ上での糧であり、逆境にある若者は弱い存在ではない
◆社会の各領域のステークホルダーの知見を結集

【体験共有】
「体験共有」「マイ・ストーリー」というセッションを通して、学生たちが親との死別・離別、児童養護施設や里親家庭に暮らすことになった経緯など、なかなか人に話すことのできない自身の経験を、安心して話せる環境を提供しています。自分の過去を仲間に話し、互いを受け入れ、自分の心が軽くなり、仲間との信頼関係を築いたという経験が、彼らがその後、人生を切り開く上での財産となっていきます。

ビヨンドトゥモローが対象とする学生にも、過去に虐待を受けた学生が少なくありません。

【リーダーズサミット】
2011年の活動当初から続くビヨンドトゥモロー最大規模のプログラム。選考で選ばれた未来のリーダーが全国から東京に集まります。自分の役割を見いだすために「社会課題の解決に向け自分に何ができるか」を提言にまとめ、最終日に発表します。

ビヨンドトゥモローの活動には、日本全国の若者が参加しています。
さまざまな境遇の仲間が集まり、それまで話せなかったことを共有できるかけがえのない場が生まれます。

寄付金の使いみち

皆様からのご寄付は、ビヨンドトゥモローの活動(奨学金プログラム・人材育成プログラム)および活動のための管理費用に活用させていただきます。

家庭や本人の事情により進学を許されない若者が、進学して高等教育を受けることで、社会に力を添える存在になるならば、その進学は個人の夢ではなく、社会の夢といえます。「米百俵の精神」で、社会全体が個々人の成長をサポートし、そういった個々人が社会に次々と羽ばたき、よりよい社会が実現されるべく、ビヨンドトゥモローは活動していきます。

さまざまな困難は、決して負の出来事ではなく、人生の糧となるはずです。「逆境は優れたリーダーを創る」を体現する若者たちが羽ばたく姿を応援いただけたら幸いです。

"#StopChildAbuse"

活動情報

更新日:2025/01/22

ビヨンドトゥモロー 最新活動情報

<ご協賛企業によるオンラインプログラムを開催しました!>
2024年12月、ビヨンドトゥモローにご協賛いただいている企業様より、2つのオンラインプログラムを実施していただきました。

[アコム株式会社さま:金融教育講座]
1.資産形成の必要性、2.お金を貯める・増やす方法、3.消費者トラブルの事例とその対処法についてお話をいただきました。
また、ライフイベントでの資金計画や、奨学金を利用する際の注意点など、学生にとって身近で実践的な内容も併せて紹介していただきました。

アコム株式会社の皆様と参加学生

後半は、グループに分かれてディスカッションを実施。「周囲の金融トラブルの経験」「お金に対する不安」など、普段は話しづらいテーマについて意見交換しました。これを通じて、参加者同士が金融知識や対策を共有し合える関係を築くきっかけとなりました。

[キンコーズ・ジャパン株式会社さま:デザイン講座]
「伝わるパワポ」作成において重要な文字サイズ・フォントの種類、写真の配置や効果的な編集、色の使い方などを実際の操作画面も共有していただきながら、実践的な知識を教えていただきました。
また、「トーン&マナー」など、学生が今後必要な情報にも触れる貴重な機会となりました。

キンコーズ株式会社の皆様と参加学生

レクチャーのあとは、2~3人のグループに分かれ、オンライン上でパワーポイントを作成するワークショップに取り組みました。

ビヨンドトゥモローは、参加学生が社会に出た後に必要となる実践的な知識やスキルも学べる機会を提供することで、幅広い支援を目指しています。

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プロジェクトオーナー

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公益財団法人教育支援グローバル基金

公益財団法人教育支援グローバル基金は、共感力ある次世代のグローバル・シティズン(地球市民)の輩出をめざす「ビヨンドトゥモロー」の運営を行っている非営利の財団法人です。
「逆境は優れたリーダーを創る」を理念に、次世代を担う資質を持ちながらも、親との死別・離別を経験したり、児童養護施設に暮らすなどの困難を経験した若者を対象に、奨学金支給および人材育成プログラムを開催し、広い視点、深い共感力をもって社会のことを考えることのできる人材輩出をめざしています。

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