「大きな声、大きな力」で日本の動物福祉の向上を

寄付受付開始日:2017/08/18

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「大きな声、大きな力」で日本の動物福祉の向上を。公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

プロジェクト概要

更新日:2023/11/29

守ろう、動物のいのち

こんにちは。
公益財団法人動物環境・福祉協会Eva代表理事の杉本彩です。

これまで当協会にご寄付いただきました皆さまには、心より感謝申し上げます。また活動を応援してくださる皆さまにおかれましても、誠にありがとうございます。
毎月継続してご支援いただくことで、日々の私たちの地道な活動につながります。私たちが常に前進していけるのも、みなさまからの温かいご支援があるからです。ぜひ継続ご寄付をよろしくお願いいたします。

こどもの頃から動物が大好きだった私は、近所で捨てられていた猫をたびたび拾ってきては、親に頼んで一緒に暮らしていました。

その後芸能界に入り、一匹の子猫の保護をきっかけに保護活動を始めたのですが、その後多くの動物問題に触れるにつれ個人の力だけでは難しいと限界を感じ、2014年「動物環境・福祉協会Eva」を立ち上げました。

個人で活動していた20代、不妊・去勢手術などの医療費のために近所のバイク工場をお借りして、自分の服や雑貨でガレージセールを開催

日本の動物問題について
Evaを立ち上げて2024年2月で丸10年がたちますが、動物を取り巻く問題は、私たちの目の前で見えていることだけでなく、より複雑かつ巧妙になってきています。

「殺処分ゼロ」という言葉は、今ではだいぶ認知され、犬猫の殺処分数は年々右肩下がりで減少しています。その理由としては、動物取扱業の不要犬・不要猫の引き取りや、無責任飼い主の持ち込みを、行政が拒否できるようになったことが理由の一つです。

では引き取りを拒否された犬猫はどうなっているでしょうか。実は行政の動物愛護センターに入らない多くの犬猫は、動物愛護団体のもとに移動しているだけで、根本的な問題が解決しているわけではないのです。

行政がカウントする殺処分の数は年々減ってはいるが、では行政のセンターに入らない動物の問題は?

また、その動物愛護団体にも大きな問題があります。適正な保護と飼養、譲渡活動を行っている善良な動物愛護団体はごくわずか。
昨今の、「保護犬・保護猫」ブームにのっかり、市場に出回れない疾患を持った幼齢個体や繁殖引退犬猫を、繁殖業者に行って仕入れ、まるで絶望の淵から救出したかのように公表し、里親を募集し寄付金を得ている団体もあります。そうした愛護ビジネスによる動物愛護団体の問題も非常に根深いものがあります。

目の前にいる不幸な動物を保護し、疾病があれば適切な医療と手厚い世話が必要なのは当然です。ですがそれをするなら、状態が悪くなるまで放置していた、もしくは酷使していた繁殖業者の飼養管理を改善させるか営業を止めさせなければ、不幸になる動物は後を絶たず単なる「業者支援」に他なりません。

それでは、なぜいつまでたっても不幸な犬猫は減らないのでしょうか。
その根本的な問題は、やはり仔犬・仔猫の大量生産を生み出す、
「繁殖業者 → ペットオークション → ペットショップ」といった日本の流通システムにあるといえます。
管理の悪い繁殖業者が無秩序に繁殖させた仔犬・仔猫が、ペットオークションに簡単に出品でき、競り落とされた仔犬・仔猫がペットショップに並べられるのです。

2021年夏に、当協会Evaへ寄せられた内部告発により、大規模繁殖業者の虐待事件が明るみになり社会を震撼(しんかん)させました。

およそ30年もの間営業していた繁殖業者は、劣悪な飼育環境下の2カ所の施設に約1,000頭もの犬を抱え、医療どころか餌や水も満足に与えず病気や脱水などで衰弱、死亡させていました。
しかも獣医師資格を持たないオーナーが、出産が近くなると自ら犬の四肢をビニールひもでケージに固定し、無麻酔で帝王切開し何頭も死亡させていたとのことで、通報内容を聞いた時は言葉を失いました。

そうして母犬から取り上げた当該施設の仔犬が、全国の有名ペットショップのブリーダー一覧に掲載されていたのです。

長野県松本市劣悪繁殖事業者を刑事告発

また、2023年には、私の地元京都でも、獣医師資格を持たない犬の繁殖業者による帝王切開事件が発覚しました。

京都ブリーダー無資格帝王切開事件

裁判では、双方とも、早く仔犬を取り出さないと母子共に危険だから救うためにやったのだと身勝手な言い訳しかしませんが、獣医師に診せる費用を削減したいだけ。仔犬・子猫による販売の利幅を上げるためで、そこに動物の福祉はありません。それはやはり幼齢動物が市場に出回り、知識がなくてもお金がなくてもローンを組んで簡単に買うことができる社会だから。場合によっては、一時の気持ちのはやりから衝動買いし、「こんなに世話が大変だと思わなかった」と飼育放棄にもつながるでしょう。

動物の命で簡単に利益を生み出し、味をしめてしまった悪質業者は「欲しがる人がいる限り供給する」と言います。私たちが仔犬・仔猫を欲しがることで、虐待環境下で繁殖させられる親犬・親猫の苦痛は終わらず延々に出産させられてしまうのです。

もうやめよう
この不条理な命の扱いにNOを突きつけ
負のスパイラルを断ち切ることができるのは私たち

毎年9月の動物愛護週間に作成している啓発ポスター。2023年版は「NO PETSHOP、生体展示販売反対」をテーマに作成。

どんなに悪質な事件が明るみになっても、それは氷山の一角で、劣悪飼養管理下の地獄で痛み苦しみに耐え、人知れず生き、人知れず命を落とす動物はあとを絶たず。
これを終わりにするのは、幼齢動物の流通・販売を終わりにするしかない。そんな断固たる精神でこの啓発ポスターを作りました。

「NO PETSHOP 生体販売反対」2023啓発ポスター・チラシ無償配布!

どうぶつたちの未来に向けて
大事なことは、私たちの疑問と判断です。
幼ない犬猫が、たった一匹でペットショップのショーケースに並ぶ姿に疑問を感じてください。

もしくはフクロウカフェなどの野生種を扱う「どうぶつカフェ」にいる動物の気持ちや、いろいろな種類の野生動物が、一堂に集められ当たり前のように特売会で売られていることについて疑問を感じてください。

2023年10月には、次期法改正に向け犬猫以外の野生動物や畜産動物、実験動物の問題もテーマにシンポジウムを開催。

2023年10月「改正動物愛護管理法を考えるシンポジウム」

どの動物にも、もともと生まれ育った環境があります。そこはあらゆる動物種にとって完璧な環境です。これまで長きにわたり置かれたその環境に順応しながら進化し、サバイバルを成功例にして繁殖もし、そこに定着してきたその場所がその動物にとって一番パーフェクトな環境なのです。

すぐには疑問を抱かないかも知れません。でも少しだけ違和感を感じたらそれは正しい感覚です。そこで関心を持ち「知ろう」と思うだけで、消費者として的確な判断とその先の行動につながります。

あなたのその疑問と判断が、それらを提供する企業の責任意識を変え、また疑問を感じずに購入していた意識を変え、ひいては流通そのものを変えていくことにつながります。

動物たちを苦しめたくない、守ってあげたい、多くの方がみな思うことでしょう。だからこそ私たちは、動物にとって良い法律、良い政策を決められる政治家を選んだり、陳情したり、また5年に一度改正される動物愛護管理法の議論にパブリックコメントを通じ加わったり、また、責任意識の高い企業の商品を選ぶことで動物たちの未来を変えることができるのです。

私たちの行動ひとつで、言葉を発しない動物の未来が変わります。動物を不幸にするのも幸せにするのも人間です。ぜひ動物と暮らす目的と意義についてみなで考え持続可能な社会を目指して行きましょう。

「NO PETSHOP」のTシャツを着て。イングランドやフランスに続け! ペット店での犬猫販売禁止へ!
杉本彩からみなさまへメッセージ

寄付金の使いみち

Evaは公益目的を達成するため次の事業を行います。

・シンポジウム、講演会、およびセミナーなどの開催
・こどもたちへのいのちの教育などプロジェクトの開催
・啓発ポスターやチラシ制作、動画制作の広報活動
・動物に関する法律および制度などに対する国および地方自治体などへの働きかけ
・動物虐待事件における告発費用
・その他公益目的を達成するために必要な事業

上記の公益目的事業および法人を運営するための管理費などに、皆様からいただいた寄付金を使用させていただきます。

"#猫の日"
#animalwelfare

活動情報

更新日:2023/11/29

Evaの活動

Evaは、日本の動物福祉の現状をより多くの皆さまに知っていただき、一頭でも多くの命が救われるために、プロジェクトの開催による啓発や全国各地での動物愛護講演活動を行っています。

全国各地で、動物虐待問題、地域猫、殺処分ゼロ等、さまざまなテーマで講演活動を行っています。

新型コロナ感染拡大を受け講演活動に制限があったことから、2020年から公式YouTube「Evaチャンネル」を開設し、多くの時事動物問題について発信しています。

またEvaは適正飼養・終生飼養という飼い主責任の啓発活動、そして子供たちへのいのちの教育「いのち輝くこどもMIRAIプロジェクト」を行い、全国各地の小学校や中学校へ赴き出前授業を行っています。

2023年は札幌の学校にお邪魔し、動物実験についてお話ししてきました。

動物に関する法律および制度等に対する国および地方自治体への働きかけなども行っています。

次期法改正に向け、国会議員の方々に現在どのような問題があり、どう改正していただきたいかご説明に上がってます。

現在2025年に向けて、動物愛護管理法改正の議論が始まっています。Evaは、超党派動物愛護法改正PTのアドバイザーを務めており、毎回可能な限り参加して意見を述べています。

テーマごとに議論される超党派動物愛護議員連盟では、現場の事例をお伝えしながら法制化が実現するよう全力を尽くします。

これまでの動物愛護法改正PTレポートはこちらから

今後も多岐にわたる動物問題について、国会議員や関係省庁のみならず、地方行政にもリアルな現状をお伝えし改善をお願いしていきます。

地方で動物問題が起きた時には、地方行政にも陳情に上がります。

良い法律や省令ができても運用されなければ意味がありません。現在Evaでは次期法改正に向けて、署名活動も行っています。ご賛同よろしくお願いいたします。

動物虐待に対し、行政、警察等、関係各所の適正かつ迅速な対応を求めます!

そして全国各地で後を絶たない動物虐待事件については、刑事告発を視野に入れ対応しています。
現在2027年を目標にし、動物虐待事件を対象とした専門機関とシェルターの開設を目指しています。

シェルター&アニマルポリス(仮称)基金

活動が広がれば、日本中で動物が置かれている環境や動物福祉の向上に向けた大きなムーブメントを作り出すことができます。ぜひ私たちEvaと一緒に前を向き、動物たちのために思いを一つにしましょう!

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

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公益財団法人動物環境・福祉協会Eva

杉本彩率いる公益財団法人動物環境・福祉協会Evaは、人と動物がともに幸せに暮らせる社会を目指し、プロジェクトの開催による動物愛護・動物福祉の向上に向けた啓発や、全国各地での適正飼養および日本の動物がおかれている現状についての講演活動、そして子供たちへのいのちの教育や動物虐待事件に対する刑事告発、動物に関する法律および制度等に対する国および地方自治体への働きかけなどについて精力的に活動しています。

この団体に関連するプロジェクトはこちら

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