寄付の受付は終了しました。
合計で87,177円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

子どもたちの命を守る津波防災学習マップをつくりたい。

寄付受付開始日:2017/01/16

  • 領収書なし
[子どもたちの命を守る津波防災学習マップをつくりたい。]の画像
津波常襲地大船渡では40年から50年周期で津波は来る。どんな津波が来ても子どもたちを守りたい。大船渡津波伝承館

大船渡津波伝承館

プロジェクト概要

更新日:2019/09/20

【Yahoo!ネット募金からのお知らせ】

本プロジェクトは、現在、活動状況の確認中のため、一時的に寄付の受付を停止しています。活動状況の確認が取れ次第、寄付受付の再開の有無を検討します。(2019年9月20日)


東日本大震災では多くの幼い子どもたちが命を落としました。津波から命を守る知恵を集めた津波防災学習マップを作り、子どもたちの命を津波から守りたい。

東日本大震災では2万人に近い尊い命が犠牲になりました。しかし、災害を理解し、自然と“正しく”かかわることで、犠牲となった方の70%以上が助かった可能性が高いことがその後の調査でわかりました。

岩手県大船渡市は、明治三陸大津波(1896)、昭和三陸大津波(1933)、チリ地震津波(1960)、そして2011年の東日本大震災と、40年から50年周期で大津波に襲われる世界的な津波常襲地です。

2011年3月11日大津波が大船渡を襲う

しかし、東日本大震災においては、陸前高田市(人口23,300人)や釜石市(人口39,574人)など隣接市町村が1000人を超える人的被害であるのに対し、大船渡市(人口40,747人)の死者・行方不明者は412名でした。*『岩手県東日本大震災の記録』参照

これは東日本大震災において、大船渡が地域に伝わる津波の知恵を生かし、被害を減災できたのではないかと私たちは仮説を立てています。

一方、412名もの命が犠牲になってしまったのはなぜでしょうか? 何を間違ったため尊い命を失うことになったのでしょうか? これは大船渡が直面する大きな課題です。

何が正しく減災につながったのか。何を間違えて尊い命や大切な財産を失ってしまったのか。そして災害が発生した時に生死のわける要因は何だったのか。その答えは私たちにもわかりません。

しかし、第一に実際に起きた事実を知り、過去の歴史を学び、この命題を深く追究することは、大船渡だけでなく、災害大国日本で生きる私たちや未来の子どもたちの命をを災害から守ることにつながるのではないかと考え、私たちは子どもたちの命を守るための津波学習防災マップを作成するプロジェクトを立ち上げました。

マップ表面には、大船渡市の津波の歴史や津波のメカニズム、津波からどのように逃げたらよいかが解説されています。

マップ裏面には、大船渡市内に点在する津波関連の石碑、復興伝承杭などが写真とともに解説され、子どもたちはマップを片手に実際に地域を歩きながら、津波が押し寄せて来た時、どこが危険でどこが安全か学習することができます。

復興伝承杭とは大船渡市内に20本ほどある70cm程度の杭で、津波で流された旧大船渡駅前や実際に津波から逃げた時に被災者が避難した加茂神社(高台)など津波学習ポイントに立てられています。(参考:復興伝承杭

杭のQRコードをスマホで読み込むと、津波に襲われる前、襲来直後、その後の街の復興の様子を写真や動画で見ることができます。
加茂神社 伝承杭

大船渡での津波学習防災マッププロジェクトを進めることで、将来的には、日本全国で頻発する地震、台風、水害、火山などの自然災害を、その地域の災害特性に合わせて災害学習マップとQRコード付きの杭の内容を改変し、子どもたちが自分の住む地域の災害を学び、自然との“正しい”関わり方を学び、命を守るプロジェクトにしていきたいです。

ご寄付だけでなく、ぜひ一緒にプロジェクトを進めましょう。
よろしくお願いします。

Yahoo!基金は、本募金のプロジェクトを支援しています。

本募金は、Yahoo!基金2016年度助成プログラムの一環※1で開始されました。
※1 Yahoo!基金2016年度助成プログラムのテーマは「知らせる、つなげる」。Yahoo!基金は、本募金を通じて「活動団体が取り組む社会課題を広くお伝えし、その活動の支援者を増やすこと」を応援しています。

寄付金の使いみち

1)大船渡津波学習マップを作成します。

2)マップを5,000部印刷します。

3)大船渡市内の子どもたち(小学校12校、中学校8校、高校2校)に寄付します。



●活動報告

http://www.ofunato-tsunami-museum.org/

活動情報

更新日:2019/09/20

2015年度活動実績

1.語り部活動
津波伝承館(岩手県大船渡市)への来訪者および都内など出張伝承により、約5000人に東日本大震災津波被災経験および教訓をお伝えしました。

海外からいらっしゃった被災地学習ツアーの中で津波被災の経験を話しました。

2.防災・減災コンテストの実施
岩手県・宮城県の団体および両県で支援活動などの実績のある団体を対象に防災・減災コンテストを開催します。

2017年1月30日(月)締切
2017年2月25日(土)コンテスト(プレゼン)
詳しくはホームページまで。
ぜひご応募ください。

3.防災紙芝居の実演
奇跡の集落と言われる大船渡市内にある吉浜集落の実話を基につくられた『吉浜のおゆき』など防災紙芝居の貸し出しや実演を行っています。

防災紙芝居『吉浜のおゆき』の実演

4.震災学習まち歩き・大船渡未来ウォークラリーの実施
東日本大震災で大津波に襲われた大船渡の街を語り部と共にまち歩きを行います。震災当日、どのように被災者が逃げたのかだけでなく、大船渡市がどのように復興しつつあるかも歩きながら体感します。

プラザホテル(大船渡駅前)の支配人に津波の経験を話して頂いています。

5.防災教育ワークショップの開催
DIG(地図を災害図上訓練ワークショップ)、HUG(避難所運営ゲーム)、クロスロード(災害時に起こるジレンマを体験し災害に備えるワークショップ)など防災教育ツールを用いたワークショップの開催とワークショップを開催するファシリテーター養成講座を開いています。

防災ワークショップ教材:大船渡(津波)版クロスロードを制作し、陸前高田市の方を交えて実践しました。

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寄付総額
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寄付人数
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プロジェクトオーナー

大船渡津波伝承館
大船渡津波伝承館は、2012年に東日本大震災の地震発生時から大船渡が津波に襲われる一部始終を撮影した映像を用いた語り部活動を行うために設立された一般社団法人です。現在は語り部活動の他、震災学習ウォークラリー、防災紙芝居、防災教育ワークショップ、防災・減災コンテストなど活動を拡げ、多くの人に津波被災の教訓や災害から命を守る情報を伝える活動も行っています。岩手県大船渡市にある大船渡津波伝承館に拠点をおく他、伝承館の活動に共感した東京の学生や社会人、研究者などと共に活動を進めています。現在は防災・減災コンテストの応募団体を募集しておりますので是非ご応募ください。
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領収書発行について

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