東北被災3県支援ネットワーク作りと
ICTを活用したメンタルヘルス支援

寄付受付開始日:2017/01/16

  • 領収書なし
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認定NPO法人心の架け橋いわて

プロジェクト概要

更新日:2024/12/12

認定NPO法人心の架け橋いわては、東日本大震災被災地への長期メンタルヘルスケアに、宮城の「からころステーション」、福島の「なごみ」と協働して取り組みます。

「心の架け橋いわて」の「架け橋」という言葉は、「太平洋の架け橋」になろうとした新渡戸稲造の精神"Union is Power"に由来しています。

「心の架け橋いわて」は、震災前から精神医療資源の乏しかった岩手県沿岸地域で、精神科医師、精神看護専門看護師、臨床心理士、精神保健福祉士などメンタルヘルス領域の多職種のメンバーでチームを組織し、2011年11月から現在に至るまで、大槌町とその周辺地域で心と体の健康に関するさまざまな支援活動を行っています。

私たち「こころがけ」の主な活動は、地域の公民館や集会所などで実施するサロン活動、住民の方からの相談対応、地域の支援者から相談への対応です。新型コロナウイルス感染の流行以降は、ICTを活用した個別支援や啓発事業にも力を入れています。

行政機関や地域医療機関、教育機関、医学会、民間企業など、多くの支援団体との「架け橋」になることで、東日本大震災被災地に暮らす方々の心の復興・再生の一助になりたいと考えています。
私たちの長期支援活動の成果や課題は、宮城県の「からころステーション」、福島県の「なごみ」と共有しています。ともに解決策を考えることで、支援の質の向上に取り組んでいます。

おもな活動は、地域の公民館や集会所などで実施するサロン活動や住民の方からの相談対応、地域の支援者から相談への対応です。
また、移動制限によりサロン活動を制限せざるを得ない中でも、心と体の健康に関する情報をお届けするため、健康啓発動画を作成し、町内の施設や集まりなどで流していただいています。

以下、活動紹介動画をご覧ください。

心の架け橋いわて(こころがけ)活動紹介

私たちの活動の成果や課題は、同じ被災地である、宮城の「からころステーション」、福島の「なごみ」と共有し、ともに解決策を考えることで、支援の質の向上に取り組んでいます。行政機関や地域医療機関、教育機関、医学会、民間企業など、多くの支援団体との「架け橋になる」ことで、大槌町、そしてそこに暮らす方々の再生と復興をさせていきたいと考えています。

寄付金の使いみち

東日本大震災被災地におけるメンタルヘルス支援活動費に使わせていただきます。具体的な使い道は下記の通りです。

・全国から被災地(主として岩手県大槌町)に参集する多職種メンタルヘルス専門家の交通宿泊費

・予防的メンタルヘルス啓発教育サロンの運営費

・支援者間の情報共有や遠隔テレビ会議のための通信費

・福島県「なごみ」、宮城県「からころステーション」との協働シンポジウムや研修会開催費用(会場費、講師謝金、資料印刷費など)、3団体メンバーの相互交流費用(交通費、通信費など)

・オンライン支援に活用する機器・通信費など

また、いただいた寄付の一部を団体の運営費用にあてさせていただきます。(2021年2月12日追記)

 "#311企画これからもできること"
”#311いまわたしができること地域を応援”
”#311いまわたしができること防災災害復旧支援”
#311寄付はチカラになる

活動情報

更新日:2024/12/12

メンタルヘルス支援活動の実績

・2011年から、住民参加型のサロン(音楽、軽運動、染め物、物作り、料理、ICT入門、ヨガなどと健康講話との組み合わせ)を開催し、高齢者の居場所作りや世代間交流の場としても地域に貢献しています。

・2015年、国連防災世界会議パブリックフォーラムに採択。シンポジウム「大規模災害被災地への長期メンタルヘルス支援」を多拠点同時開催(サテライト会場:盛岡、東京、大槌)しました。

・2020年、震災から10年の活動を記録した資料集を作成しました。
こころがけアーカイブ資料掲載のお知らせ

・2018年、世界文化精神医学会でこころがけ、なごみ、カラコロステーション3団体が共同報告しました(ニューヨーク)。

・2021年、「こころがけ公式YouTubeチャンネル」を開設し、心と体の健康に関する動画の提供を開始しました。

・2020年、高齢者の方を中心にオンラインでの支援を受けられるよう 愛のマゴの手(i-MgNT)プロジェクトを開始しました。
i-MgNT(愛のマゴの手)プロジェクト参加者の募集について

東日本大震災被災地再生のための次世代担い手応援プロジェクト2022

2024年度の活動進捗(しんちょく)状況は以下の通りです。
1.概況
こころがけは、震災直後から長期メンタルヘルス支援を志向し、支援活動は13年目を迎えています。そして復興の過程で、復興への課題とそれに伴うメンタルヘルスへの需要は変容しています。
とりわけ深刻な課題は「老化と風化」です。東北被災県における人口減少と加速化する高齢化に伴う孤立・孤独問題、介護負担増などは能登半島地震の被災地域とも重なります。
老化は支援者側の課題でもあり、支援者の世代交代時機が到来しています。また就労・就学人口の流出に、Covid-19流行に伴う帰省制限が加わり、地域文化の伝承中断や震災記憶の風化が進んでいます。この様な状況を鑑み、活動の2本柱は、高齢者のセルフケア支援と次世代復興担い手育成支援としています。

2.愛のマゴの手(i-MgNT)
愛のマゴの手は、被災地高齢者を主たる対象として、大学生による遠隔オンライン支援により身体・心理・社会的フレイル(虚弱化)の予防、孤独対策としての居場所作り、自立的なICT活用支援を行うことを目的としています。そして両世代間の交流は風化抑止にも寄与します。ここ数年、大学や民間企業で類似の試みを散見しますが、継続性、有償ボランティアとしての学生採用、メンタルヘルス専門家・大学教員による学生への後方支援、独自の導入マニュアルを用いた標準化等、他の追随を許さぬ先駆性があります。2020年の導入以来の支援総件数は1,065件(2024年9月現在)となりました。福島県、宮城県、他地域でも展開中です。

3.こころがけスマホ教室
国を挙げてのデジタル化に乗り遅れているデジタル難民は2,000万人とも言われています。ガラケーでは対応できないオンライン手続きも増える一方です。スマホ教室は、遠隔オンライン個別支援である愛のマゴの手の応用版として、対面グループ支援として大槌、盛岡等で開催しています。現地支援スタッフの仕切りのもと、全国各地の大学生が遠隔講師として登場します。

4.東北みらい創りフォーラム
2023年に続き、2024年10月に盛岡で開催したハイブリッド型多世代間交流会「東北みらい創りフォーラム IInd Generation 2024」は、愛のマゴの手に参加する大学生および高齢者が共に集う場となりました。今回の共通議論テーマは「気候変動に伴う食糧問題」にいたしました。今回から「恵みらい賞」を創設し、参加大学生からの感想文を募集しています。

5.こころがけ音楽サロン
住民参加型サロンの中で、音楽サロンは常に人気ナンバーワンです。2024年は、従来の演奏者の皆さんに、熊谷あすみさん、西岡舞さんというプロの歌い手さんが新たに加わりました。孤独対策、居場所作りという目的に加えて、サロン後の健康講話にも力を入れています。

6.カラコロステーション、なごみとの共同シンポジウム
2024年10月24日に盛岡で開催された第32回日本精神科救急学会学術総会において、被災3県長期支援団体による共同シンポジウム「被災地支援のノウハウとは? −東日本から能登半島、そしてその先へ」を企画しました。こころがけの活動は、日本精神科救急学会の被災地メンタルヘルス支援活動の一環でもあり、岩手県から日本精神科救急学会が感謝状を頂きました。

7.海外邦人支援懇話会
2024年2月7日に、東京にて海外邦人支援懇話会を主催し、能登半島震災支援のための募金活動を行いました。こころがけは、JAMSNET東京(海外邦人支援を目的とするNPO法人。現在はJAMSNET日本)から派生した被災地メンタルヘルス支援のための法人であり、定款には国際協力をうたっています。

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プロジェクトオーナー

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認定NPO法人心の架け橋いわて

2011年震災直後の5月、ニューヨークに拠点を持つJapanese Medical Support Network (JAMSNET)のメンバーと、主としてその帰国者から構成されるJAMSNET東京のメンバーがテレビ会議を行い、9.11多発テロ事件の教訓から東日本大震災被災地における長期メンタルヘルス支援プロジェクトを立ち上げました。

同年11月には、メンタルヘルス専門家やICT関係者のボランティアから構成される任意団体「心の架け橋いわて(こころがけ)」を結成し、日本精神科救急学会による専門家人材確保、ニューヨークのJapan Societyおよび米国日本人医師会による財政支援(3年間で約5,000万円)、岩手県こころのケアセンターなどとの協働によるモザイク型支援が始まり、2012年4月にNPO法人に認証されました。その後も復興庁や岩手県などの支援により日本全国から参集したメンタルヘルス専門家が被災地支援活動を継続。2015年には岩手県で9番目の認定NPO法人に昇格しました。

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