• 概要
  • 活動情報 2017年1月24日 更新

3.11の記憶を未来へつなぐフィールドミュージアム『ばばば防災博物館』事業で新しいまちびらきを応援したい

2011年に東日本を襲った大震災。
復興を目指す地域のひとつ、岩手県大船渡市では新たな街づくりが進んでいます。中でも、被害が最も大きかった大船渡駅周辺。ゼロから出発したこの地区が、この春から本格的に“まちびらき”を始めます。

「私達の生きた経験を感じてほしい。」

この思いを50年後、100年後の未来へ伝えるためにNPO法人 防災・市民メディア推進協議会では、津波の数多くの記録や情報をまとめ、誰もが受け取りやすい/興味を持ちやすいカタチヘコンテンツ化することを目指しています。

「フィールドミュージアム」事業 (ばばば防災博物館)
まちびらきにあたり、まちづくり会社や防災を発信する大学・市民メディア組織と連携(*)し、従来あるような箱型のミュージアムではなく、まちなかで地域の人と触れ合いながら震災の体験を共有する“生きた博物館”を目指します。これまで”被災地”として知られてきた三陸沿岸を、震災の記憶を資源とした防災発信拠点の町として、研修や観光の誘致を推進していきます。

(*)連携団体
大船渡市
秘書広聴課、大船渡駅周辺整備室。
東北大学
  災害科学国際研究所 情報管理・社会連携部門 災害アーカイブ研究分野。主にアーカイブスの編纂に関わる。
株)キャッセン大船渡
市の出資で創設されたまちづくり会社。主に新しくまちびらきをする商店街の運営管理、他組織との協力体制構築に関わる。
みんなのしるし合同会社
アーカイブを活用したミュージカル制作公演、大船渡市のCM制作、地域芸能を核とした国際芸術祭の演出等、コンテンツ制作、広報業務を行う大船渡市に事務所を構える合同会社。本プロジェクトでは、同社の映像作家やクリエーターが共同し、コンテンツ制作、アーカイブ利活用演出編集、広報を行なう。
一社)三陸国際交流協会
地域に根ざしたまつりを軸とした国際交流事業、地域内外での防災ワークショップの運営を行なう大船渡市内の非営利組織。本プロジェクトでは、主に防災ワークショップ運営、事務局サポートを行う。
復興地図センター
防災科学技術研究所、有)システム・ラボ、3.11まるごとアーカイブスが協力し運営するアーカイブセンター。被災前後の被災や文化を永続的に記録し収集整理している。それらの記録の利活用や技術サポートの協力を行う。

Yahoo!基金は、本募金のプロジェクトを支援しています。

本募金は、Yahoo!基金2016年度助成プログラムの一環※1で開始されました。
※1 Yahoo!基金2016年度助成プログラムのテーマは「知らせる、つなげる」。Yahoo!基金は、本募金を通じて「活動団体が取り組む社会課題を広くお伝えし、その活動の支援者を増やすこと」を応援しています。

「FMねまらいん」は東日本大震災後閉局した臨時災害FM局を継ぐかたちでコミュニティFMラジオ局とし、被災東北3県の中で一番初めに開局されました。

「FMねまらいん」は岩手県大船渡市で、平成25年4月5日に開局したコミュニティFMラジオ局です。

「ねまらいん」=「ねまらい」

この「ねまらいん」というのは、この地方の方言である「気仙語」で「ねまらい」からきており、「ちょっと座って休んでいきなさい」という意味です。
これは市民に公募し、130通の応募の中から選ばれました。震災以降、頑張り続けてきた大船渡の人たちに少し心を休めてもらい、市民に寄り添った存在になれることを目指しています。

大船渡湾を望む高台にスタジオがあり、現在5名のメインパーソナリティーが所属し活動しています。

パーソナリティーは、臨時災害FM局を経験したスタッフがメインとなり、地元の女性たちが勤めています。その他にも、地元の方(個人やグループ)やボランティアの方々など、それぞれのオリジナル番組を担当し、放送しています。

スタジオの風景

被災当時、市内は長時間の停電となりテレビを見ることもできず、電話も局社が被災したために、数ヶ月も使えない状況となりました。そんな時に唯一情報を得ることができたのはラジオでしたが、流れてくる情報は県内全域に関する情報しかありませんでした。

「今、一番必要な情報をラジオから市民に届けたい!」

その思いが、当団体を発足した一番の思いです。

臨時災害FM局を引き継いだこともあり、災害時の情報発信に特に力を入れており、市民への防災・減災(被災者救助・予防)について、必要な機関との連携を結び、何とか自分たちが経験したこの苦労を無駄にしないためにも、市民が安心・安全な暮らしが出来るよう、地域に根差したラジオ局として日々活動しています。

実際に地域へ出向き、市民の方々との交流を交えた取材や番組制作をしています。
昨年度のワークショップの様子

市民のコミュニティの場としての役割も担うため、公開生放送番組や子どもたちとのワークショップも開催しております。

昨年は、地域の子どもたちへラジオ局で働くというお仕事体験を通じて、言葉を伝える大切さなどをワークショップで学んでいただきました。
夏休みを利用し、大船渡市だけでなく近隣の陸前高田市、気仙郡住田町の子どもたちへも告知し、39名の応募者がありました。地元の子どもたちの元気な声を地元メディアである当局で発信することが、地域の活力アップにつながる最大の効果だと思います。

今事業でも、さまざまな団体・企業とつながり、未来の大船渡がより輝けるような、笑顔の復興につながるお手伝いをさせていただきたいと思います。

寄付金の使いみち

・ワークショップ開催費:被災者及び地域の方により広く参画してもらうためのワークショップを開催
たとえば…
-被災の体験を生かした非常食の開発ワークショップ
-被災者の証言をまちあるきコンテンツに開発ワークショップ
-被災の体験をベースにした物語の演劇ワークショップ
-中高生が被災者の取材をしてコンテンツにするワークショップ
-体験まちあるきを市民が先導するワークショップ

・コンテンツ制作費:
防災要素、観光要素を併せ持つ上記のようなコンテンツ制作。