寄付受付開始日:2019/09/17
更新日:2023/06/29
カンボジアには世界最大のツルであるオオヅル(全高165cm)が生息しています。
このツルの重要な生息地の一つが、約8,300ヘクタールにおよぶ広大な湿地、タケオ州のボエン・プレック・ラポウ湿地です。
この湿地では2011年に約300羽のオオヅルが観察されましたが、2018年には約100羽にまで減少しています。
主な原因は、湿地を違法にエビの養殖場や水田に転換すること、化学肥料によって水質が汚染されること、さらに住民が過剰な農業用水をくみ上げることから湿地の水が不足することで、オオヅルの食べ物となるカエルや昆虫が不足するためです。
このような違法な活動をいち早く発見し取り締まるために、レンジャーたちが24時間体勢で常駐し、パトロールしています。
このパトロールにはモーターボートを利用していますが、現在レンジャーステーションには速度の遅いモーターボートが1艘(そう)しかありません。広大な湿地全域を見回り、違法者を取り締まるには、高速モーターボートによるパトロールが必要です。
35万円で高速モーターボートを1艘購入できます。
高速モーターボートの燃料代や、現地の活動を進めるサポート費用も必要です。
日本と同じように古くから大切にされてきたカンボジアのツルを守るため、みなさまのご協力をお願いいたします。
湿地パトロールのためのモーターボートの購入、活動支援費用など
更新日:2023/06/29
皆様のご支援により、毎月パトロールを行うための発電機を備えたボートを購入することができました。カンボジアのパートナー団体「NatureLife Cambodia」が行った活動をご報告いたします。
現地レンジャーたちによって、2023年1月からの3カ月間で、合計110回、総距離3,371km、518時間のパトロールを実施しました。
湿地付近の運河沿いでは、網や電気棒を使った違法漁業を3件記録し、撤去指示を行いました。
また、レンジャーは、湿地内において私有地を主張する住民への退去(移動)交渉を実施しました。交渉の結果、12世帯中4世帯は退去に合意しましたが、残る世帯は合意に至らず、交渉を続けていきます。
この度はご支援ありがとうございました。
引き続きレンジャーたちによって、湿地を見守り、取り締まっていきます。
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バードライフ・インターナショナルは、1922年に英国で発足した国際環境NGOで、世界119カ国で絶滅危惧種の保全、熱帯雨林や海洋の保全、気候変動対策など、さまざまな環境保全活動を推進しています。学術的なデータに基づいて、各国の政府や企業、市民などに働きかけながら保護対策に取り組んでいます。
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