• 概要
  • 活動情報 2018年5月24日 更新

野生復帰を待つ鳥たちが助けを必要としています

ブラジルは、生物多様性でもホットスポット(生物多様性がとくに豊かな地域)であり、鳥類の種類は1,800種以上と世界で最も鳥が多い国の一つといわれています。

しかし現在、170種が絶滅の危機に瀕(ひん)しています。森林破壊による生息地の消失のほか、ペットにするための違法な密猟が大きな問題となっており、オウムやコンゴウインコなど、年間約35,000羽もの鳥が密猟されています。
バードライフは、ブラジルのパートナー団体セイブ・ブラジルとともに、違法に捕獲された鳥たちを救済するプログラム「フライト・プラン」を立ち上げ、保護活動を行っています。現地に設立した救済センターでは、密猟などで傷ついた鳥を手当し、野生復帰のためのトレーニングを行ったあと、生息地の森へと放鳥しています。また、鳥の種ごとに適した生息地を調査する活動も行っています。

救済センターの様子

現地の救済センターには、ルリコンゴウインコ、キエリボウシインコ、オニオオハシなどの絶滅が危惧される種をはじめ、たくさんの鳥たちがもう一度自然の中で生きられる日を待っています。継続的な活動を行うため、皆様のご協力をお願いいたします。

野生復帰後の追跡調査のため、発信機をつけて放鳥された鳥たち

【活動報告】

バードライフのブラジルのパートナー団体であるSave Brasilは、2017年~18年にかけてリハビリセンターで手当てを終えた115羽の鳥たちを野生に戻しました。また、新しい放鳥地として3地域を確保し、生息地を広げることができました。

その他にも、ガイドラインの作成、中学生を対象とした環境イベントの企画や自然保護政策への提言などを行いました。以下はその詳細です。

■放鳥活動
(1)2017年8月にSítio Bom Jardimで30羽を放鳥しました。追跡調査で、木の実を食べ始めたり、同じ種と一緒に行動するなど、新しい環境に順応する様子が見られました。
(2)2018年2月にサンパウロ近郊のIbiúnaでリハビリを経た85羽を放鳥しました。20名のスタッフが放鳥イベントに参加し、追跡調査の指導を受けました。

■ガイドラインの作成
サン・パウロ州環境局と協同で、放鳥とモニタリングに関するガイドラインを発表しました。放鳥した鳥たちに影響を与えないよう配慮するための情報を盛り込んでいます。

今後も鳥たちが新しい環境に適応しているかどうかを調べながら、新たな放鳥候補地を探していきます。

引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、下記の活動を継続・拡大していくために、使用します。6万円で1羽の鳥を救済することができます。

・捕獲した鳥の手当
・野生で生きる訓練
・生存できる森の調査
・森まで運び放鳥
・放鳥後のモニタリング