「ヘラシギ」が姿を消す前に
絶滅が危惧される渡り鳥を守ろう

寄付受付開始日:2017/01/19

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[「ヘラシギ」が姿を消す前に 絶滅が危惧される渡り鳥を守ろう]の画像
写真提供:(c)BCST

一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京

プロジェクト概要

更新日:2020/07/15

ヘラシギは、シベリア東部で繁殖し、ミャンマー、バングラデシュなど東南アジアで越冬する干潟の鳥です。繁殖地と越冬地の往復で1万5千キロ以上を飛行します。

ヘラシギはこの10年で世界の個体数が80%も減ってしまいました。今後5~10年以内に絶滅する危険性が極めて高いとさえ言われています。
こうした減少の主な理由は、生息地である干潟の破壊や密猟です。長距離を移動するヘラシギにとって、中継地点として利用する日本の干潟を守ることは大変重要です。

バードライフはヘラシギ保護のために、第一弾として、Yahoo!ネット募金を通じて集められた資金をミャンマー、モッタマ湾のヘラシギの保護や調査活動に活用しました。次はタイでの活動を支援いたします。

越冬のため飛来する渡り鳥(c)BCST
シベリア東部で繁殖し、ミャンマー、バングラデシュなどで越冬。往復1万5千キロ以上を飛行する

タイ、パーク・タレーのヘラシギ保護活動

タイの内湾に位置するパーク・タレーは干潟を利用した天然の塩田づくりが行われてきました。ここに多くの渡り鳥が越冬にやってきます。
バードライフのタイのパートナー団体であるBCST(タイ野鳥の会)は以前からシギ・チドリの調査や生息環境の整備を続けてきました。

2019年9月、BCSTは放棄された塩田8haを保護区として鳥たちの楽園にするために購入しました。今後ヘラシギの数や生態を調べ、バードウォッチャーのためのハイド(待機場所)づくりをしてバードツーリズムで地域の活性化をはかります。

BCSTが鳥たちのために購入した塩田(c)BCST

しかし、最初にしなければならないのが購入した土地が波で浸食されないように4キロにわたり竹のフェンスを設置し、マングローブを植林することです。皆様からの募金はフェンスやマングローブ植林に活用させていただきます。

どうぞご支援をお願いします。

マングローブ植林のための竹のフェンス(c)BCST

寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、下記の活動を継続・拡大していくために、使用します。
・重要な中継地となる湿地の保全
・保護区の設立
・生態調査支援費用など

活動報告

更新日:2026/08/31

【活動報告】タイ内湾におけるヘラシギの保全(2026年8月31日更新)

過去3年間、タイ鳥類保全協会(Bird Conservation Society of Thailand:BCST)は地域社会や塩田農家のネットワークと緊密に連携し、塩田がヘラシギをはじめとする渡り性シギ・チドリ類の保全により適した形で管理されるよう取り組んできました。

2024年からは、BCSTのチームが地域住民と協力し、これらの塩田でのバードウォッチング観光を促進しています。これにより、地元の自然ガイドに新たな収入源をもたらすことも期待されています。

2025年には、BCSTが使われなくなっていた建物を改修・改装し、パーク・タレー自然保護区の湿地解説センターとして整備しました。また地方自治体と協力して展示物やポスターを設置し、この地域に生息するヘラシギやその他の渡り性シギ・チドリ類について紹介しています。

伝統的な塩づくりと渡り性シギ・チドリを紹介するために改修されたパーク・タレーのビジターセンター (C)BCST
(C)BCST

現在BCSTは、地域住民の生計を補充するため、新たな継続的取り組みとして、塩を使った新たな商品を製作・企画・選定・販売する活動にも取り組んでいます。地元で生産された塩に付加価値を加え、塩を原料とした商品を作る方法を地域住民に指導してきました。

パーク・タレーの塩田で塩を原料とした商品の開発研修に参加する地域住民 (C)BCST
(C)BCST

2021年以降、BCSTは「ショアバード・アンバサダー(Shorebird Ambassador)」プログラムを実施しています。このプログラムは、若者を対象としたメディア研修を通じてシギ・チドリ類への理解を深め、その後、タイにおける渡り鳥の保全に対する関心を高めるための情報発信を行うことを目的としています。

「シェアード・アンバサダー・プログラム」の一環としてパーク・タレー自然保護区を訪れた高校生たち (C)BCST
(C)BCST
(C)BCST

活動報告(2020年7月15日更新)

ミャンマーのモッタマ湾は東南アジア最大のシギ・チドリ類の越冬地で、毎年9万羽以上が飛来します。
2010年代当初、BANCA(バードライフのミャンマーにおけるパートナー団体)が、200羽以上のヘラシギがモッタマ湾で越冬していることを発見しました。これはヘラシギの半数以上に相当する数で、大発見でした。

以後今日まで、BANCAはヘラシギの飛来数の調査や生息環境の調査を地元住民が主導できるよう、研修を兼ねた1週間のワークショップを開いています。Yahoo!ネット募金はその一部に活用させていただきました。

ヘラシギは世界的な絶滅危惧種です。今後はミャンマーの隣国タイでの保護活動に焦点をあててまいります。

(C)BANCA

引き続き支援を求めています

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プロジェクトオーナー

一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京

バードライフ・インターナショナルは、1922年に英国で発足した国際環境NGOで、世界120カ国で絶滅危惧種の保全、熱帯雨林や海洋の保全、気候変動対策など、さまざまな環境保全活動を推進しています。学術的なデータに基づいて、各国の政府や企業、市民などに働きかけながら保護対策に取り組んでいます。

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