• ヘラシギの雛 写真提供:Pavel Tomkovich

  • 概要
  • 活動情報 2018年4月25日 更新

ヘラシギは、シベリア東部で繁殖し、ミャンマー、バングラデシュなど東南アジアで越冬する干潟の鳥です。繁殖地と越冬地の往復で1万5千キロ以上を飛行します。
ヘラシギはこの10年で世界の個体数が80%も減ってしまいました。今後5~10年以内に絶滅する危険性が極めて高いとさえ言われています。こうした減少の主な理由は、生息地である干潟の破壊や密猟です。長距離を移動するヘラシギにとって、中継地点として利用する日本の干潟を守ることは大変重要です。

ヘラシギ 体長は15cm、スプーンのようなくちばしを持つ
シベリア東部で繁殖し、ミャンマー、バングラデシュなどで越冬。往復1万5千キロ以上を飛行する

バードライフは、いくつかの国際的な自然保護団体と協力して保全活動を行っており、現在のところなんとかヘラシギの個体数は維持されています。しかしヘラシギの個体数はわずか200つがい程度で、依然として非常に厳しい状況にあります。今後の活動の規模拡大とヘラシギの未来を守るために皆様のご支援をお願いします。

活動団体のロゴ

【活動報告】

タイのパーク・タレーでは荒廃した塩田を整備しています。海水を浅く張り、水位の管理などを行ったことで、水鳥の飛来数が62羽から1,000羽に増加しました。

また、プロジェクトの影響や変化を確認するため、昨年12月16日に4地点で飛来した鳥の数を調査しました。結果、合計で33種、18,000羽を確認し、絶滅危惧種IA類のヘラシギが7羽、IB類のカラフトアオアシシギは179羽みられました。

今後は湿地の保全とともに、バードウオッチングサイトとして環境整備を進めます。
引き続き、皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。

荒廃した塩田の環境整備

寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、下記の活動を継続・拡大していくために、使用します。
・重要な中継地となる湿地の保全
・密猟対策
・人工衛星を用いた繁殖地、渡りのルート、越冬地のデータ収集
・人工飼育