• 福島の子どもがパネルを作り、「希望の明かり」を灯します

  • 概要
  • 活動情報 2016年3月04日 更新

子どもたちが自ら作る「希望の明かり」で、福島の未来を照らしたい。

「いわきおてんとSUN企業組合」の「希望の明かり」プロジェクトは、東日本大震災で被災・避難などにより不便を強いられている子どもへの支援を目的に、2014年に開始した事業です。
福島では、原発事故によりエネルギーについての重要性が認識されるようになり、子どものうちからエネルギーについて学び、地域を支える人材につなぐ教育活動が学校を中心として始まりました。そんな中、自分たちで必要な電気を生み出す自然エネルギーの取り組みは、ものづくりを体験しながら学び、自ら活用する楽しさがあり、子どもたちに未来への希望を与える活動となっています。

子どもたちみんなで、太陽光パネルを作ります。

今回のプロジェクトは、子どもたちが協力し合いながら太陽光パネルを制作し、校庭などに明かりを灯す活動です。自ら制作し、明かりを灯すことににより、子どもたちはさらにエネルギーに対して身近に理解を深めます。さまざまな発電の仕組みや、太陽光発電を効率的に行うための知識を学ぶことができ、省エネの大切さも学べる講習会となっています。

子どもたちのパネルは、小学校で「灯り」をともします。

子どもたちと設置するシステムには、災害時に備えて携帯電話の充電も可能となります。制作するパネルは20年の耐久性があり、子どもたちが大人になっても地域を照らし続けます。

昨年、南相馬市で3回開催した、手作り太陽光パネル講習会の様子と設置した防犯灯。

また力を合わせて制作を行うことが協調性を育てることにつながり、避難した子どもたちと地域の子どもたちが仲良くなるきっかけにもなっています。福島の未来づくりに子どもたちが加わり、地域の課題解決につなげていくプロジェクトとなります。

クリスマスの灯かりを自分たちで作ろうと、ちょっと小さいパネルを作り、ランタンにしました。多くの子どもが大集合!

「いわきおてんとSUN企業組合」は、オーガニックコットン製品を作るプロジェクトも主力事業です。オーガニックコットンで生産者と消費者がつながるモノ作りを目指し、「ふくしま潮目-SIOME-」ブランドに生まれ変わりました。「潮目」には3つの意味があります。「親潮と黒潮がぶつかる、福島の豊かな海としての潮目」「コットンを通して、人と人がつながる、出会いとしての潮目」「今までの社会の在り方を考え直す、時代の転換期としての潮目」の3つです。今後も「本物のモノ作り」で福島に新しい産業を生み出します。

いわきの人々が自らエネルギーを作り出す「市民発電所」を開発しています。

こうしたプロジェクトを通じて、子どもたちが誇れる福島県へとつなげていきます。あなたの優しさを「希望の明かり」として子どもたちに届けていただければ幸いです。

これまでの、子どもたちが作る「希望の明かり」地域連携事業

震災時に発生した津波により、海岸部が真っ暗となり、避難所にも明かりがない時に、太陽光パネルと蓄電池を使って明かりを灯す活動を行ったのが活動のきっかけとなりました。真っ暗な場所に自然エネルギーが明かりを灯した時、そこに居た人たちからは歓喜の声が上がり、多くの人達が明かりの中に希望を感じることになりました。

福島県鮫川村でも開催。夜間通路が暗くて困っていた場所に明りを灯しました。二日間かけてエネルギーの仕組みについて一緒に勉強しました。

震災後、再生可能エネルギーが注目され、福島でも再生可能エネルギーによる地域復興を目指してさまざまな取り組みを行っています。子どもたちに対しても再生可能エネルギーを学ぶ施設や講習会を実施していますが、多くは単なる見学や聞くだけで終わる、一方通行的なものです。

昨年11月、会津若松市の小学校で開催した講習会。会津若松市は原発事故で全町避難が続く大熊町民を受け入れており、大切な家族や故郷を失った子どもたちも避難生活をしています。

もっと子どもたちが体験から実感を生み、活用できる方法はないかと考えて始めたのが、はんだごてを使って仕組みを学びながら共同で作り上げる「手作り太陽光パネル講習会」です。参加した子どもからは「楽しくて勉強にもなった」「まさか太陽光パネルを作れるとは思わなかった」「エネルギーの大切さを実感できた」などの手紙とともに、「またきてほしい」とのリクエストが相次ぎ、県内各地より開催依頼が多数寄せられるようになりました。

白河市の小学校で開催した講習会。

福島は原発事故により多くの課題を抱えることになりましたが、そんな中で子どもたちは地域の希望です。子どもたちが力を合わせて作る希望の明かりは、自然エネルギーでありたい。この活動は未来に向けて、地域を、そして福島が進む道を、明るく照らす活動になっていくと考えます。

クリスマスの明かりを自分たちで作ろうと、ちょっと小さいパネルを作り、ランタンにしました。多くの子どもが大集合!

寄付金の使いみち

福島の子どもたちと太陽光パネルを手作りし、パネルに蓄電池やLEDを繋いで小学校などに設置し、災害時でも消えない「希望の明かり」として地域を照らし続けるための費用に使います。
 具体的には、パネル部材費、充電機器、蓄電池、LED費、防犯灯として設置にかかる費用となります。本件250万円のプロジェクトでは、県内8カ所で、講習会を開催したうえで防犯灯の設置まで完了することができ、約150名の子どもたちに学習と体験の機会を与えることができます。

 制作過程で、発電の仕組みや省エネの大切さを学べます。また協調性を育むことにつながります。
 設置システムには、災害時にそなえて携帯電話の充電も可能とし、制作するパネルは20年の耐久性があり、子どもたちが大人になっても地域を照らし続けます。