• 概要
  • 活動情報 2016年3月04日 更新

学校に行けない子どもたちにも居場所を!

あなたは知っていますか?
震災から5年たった今でも学校に通えない子どもたちがいることを。

震災当時小1だった女の子。
PTSDの影響で5年たった今でも学校に通えないままでいます。
同じ年頃の子どもの中で成長する大切な時期を丸ごと失ったまま、仮設住宅で5年が過ぎました。本来なら小学校6年生です。

新聞の発表では震災後、被災地の不登校は2.5倍。
あるお母さんの話によると本当は5倍。
1クラスに5人も不登校の子どもがいるそうです。

私たちはそういった子どもたちを見捨てたくありません。

こういった子どもたちには、『心を癒やせる空間』と『心を癒やす体験活動』が必要です。

心のケアが必要な子どもの為に、アート活動や音楽で心を癒すことから。

マザーリンクではそういった子どもたちが心のケアを受けながら学べるフリースクール『おひさまの家』を創ることにしました。

しかし、私たちが支援をしている地域では、建物のほとんどが津波で流され、そういった建物は残っていません。
工事車両が行き交い、震災前のように子どもの足で歩いて安全に遊びに行ける場所もなくなり、友達同士が家を行き来することもできないまま、子どもの居場所がないんです。学校に行けない子どもは狭い仮設住宅に閉じこもるしかなく、精神的にもますます追い詰められていきます。私たちは学校に行けない子どもたちのために、仮設住宅でも学校でもない心を癒やせる空間を創りたいのです。

そこで立ち上げ資金を募るために、Yahoo!ネット募金にチャレンジすることにしました。

今回は仮の場所でスタートするための資金となりますが、建設資金なども必要となるので、引き続き今後も多くの方々からのご支援が必要です。
この募金を私たち大人が、そういった子どもたちを救うための第一歩としたいと思います。

心のケアが必要な子どもの為に、アート活動や音楽で心を癒すことから。

そしてこの『僕らの学校を創ろう! プロジェクト』は、
皆でペンキを塗ったり、リフォームをしたりというように、
子どもたちや支援者の方々と学校を造ったり、
皆が先生になったり、
建設資金を出し合ったり、
……というように、文字通り、皆で創る学校をイメージしています。

この課題は私たちが支援している地域だけの課題ではありません。被災地全体で、学校に行けずに心のケアを必要とする子どもたちが大勢います。この募金を通して、お金を集めるというだけでなく、多くの方にこの課題を知っていただき、支援の輪を広げられたら幸いです。

生き残った大切な命を一人も見捨てないために。

『僕らの学校を創ろう! プロジェクト』経緯と進捗

【被災した母子家庭の支援で知った、学校に行けないままの子どもたちのこと】
マザーリンクでは、仮設住宅に入居する『ひとり親家庭』と『里親家庭』約200世帯に対し、個別訪問で支援を続けてきました。
その中で、不登校の子どもが多いことに気がつきました。しかし、『不登校の問題』は私たちが関与する課題とは意識してきませんでした。それを意識するようになったのは、本数カ月前、昨年秋のことでした。私たちが200世帯を把握していても、それは全てではありません。今でも一世帯でも多く支援をしようと、世帯調査をしながら仮設住宅や公営住宅を回っています。

雪の日の仮設住宅の様子。

そして、昨年秋に初めて出会った母子家庭がありました。そのお母さんは私たちが訪問したことで、ほっとしたらしく「やっと見つけてもらえて良かった。テレビで見て、支援してもらえるかもと思っていた。」と、その後は何を言っているのはわからないくらいに泣きじゃくり始めました。聞くと、「震災時小学校一年生だった娘さんが、震災直後お母さんから離れられなくなり、丸5年間も学校に行っていない。仕事もできずにどうしたら良いか分からない。誰も頼る人がいない。」と言うのです。本来ならば小学校6年生。同じ年頃の子どもの中で育つべき大切な時期を丸ごと5年も失っています。そして、その女の子だけでなく、震災直後からこれまでの間、ずっと学校に通えないままの子どもたちが大勢いることが分かりました。
その地域にはそういった子どもたちが通える場所がありません。精神的にもますます追い詰められていきます。「それなら私たちが子たちが心のケアを受けながら学習できる学校を創ろう。」私たちはそう決めました。

16年前までお寿司屋さんだった建物。皆でリフォームしたり、ペンキ塗ったりする予定。

【奇跡的な出会いからお借りすることになった物件】
そして物件探しが始まります。しかし、被害が甚大だった陸前高田では不動産屋に行っても賃貸物件は一件もなく、物件探しは困窮を極めました。
そんな中、ある人から「以前お寿司屋さんだったところがもう営業していないから空いてるかも。」という情報をいただきました。電話をすると女性が出て、「もう、倉庫みたいにして使っているし、貸す予定はないから。……でも、見たいなら見るだけ見ますか?」とおっしゃいました。元店舗だった古い建物を、見せていただき、「私たちがどんな活動をしているのかだけ、お話しさせていただいても良いですか?」と私たちの活動についてお話しさせていただきました。
聞くと、その家主さんは16年前にご主人を失くし、女手一つでお子さんを育てた、母子家庭のお母さんでした。こうして、私たちは「きちんとした物件が見つかるまで」という条件付きなものの、フリースクールを始める為に、その店舗をお借り出来ることになったのです。本当に奇跡的な出会いです。

建物の中。まだ何もありません。

【皆で創る学校を創ろう!】
今後、私たちは次の物件が見つかるまでという期限付きではありますが、この「元お寿司屋さん」でフリースクールをスタートします。今はまだ空っぽの空間です。子どもたちがくつろげるようペンキを塗ったり、皆で食事ができるようシステムキッチンを入れたりと、リフォームが必要になります。 しかし、それも含めて、子どもたちや、多くの支援者の方々と、「一緒に学校を創ろう」と考えています。

・ウェブサイト http://www.motherlink-japan.org/
・Projectサイト http://www.motherlink-japan.org/charitydinner/school.html
・Facebook https://www.facebook.com/motherlink.japan/
・Twitter https://twitter.com/motherlinkjapan

寄付金の使いみち

震災後PTSDで学校に行けなくなった子どもたちが、心のケアを受けながら学べるフリースクール「おひさまの家」の立ち上げ資金に活用させていただきます。仮の場所ですが、子どもたちの居場所として使うには、キッチンを付けたり、ペンキを塗ったり、棚を付けたりといったリフォームや、備品なども必要になります。