寄付受付開始日:2022/09/14
更新日:2022/09/14
パキスタンは、2022年6月以降のモンスーンの影響で記録的な大雨と洪水に見舞われており、国土の1/3が浸水、3,300万もの人々が被害を受けています。家や道路、橋などのインフラ、生活の糧である農作物や家畜が壊滅的な打撃を受けました。人々は家や村を追われ、明らかになりつつある被害状況は日に日に拡大しています。
国境なき子どもたち(KnK)は、2005年よりパキスタン北西部にあるハイバル・パフトゥーンハー(KP)州の山間部において教育支援を継続し、現在は女子教育の向上に注力しています。2005年北部大地震の後は、倒壊した学校の再建や学習センターの運営、そして2010年から2011年に発生した水害では、被災した79校の学校再開を支援しました。
洪⽔は教育分野に深刻な影響を及ぼしています。校舎が洪水で押し流されて倒壊したり、学校が完全に水没するなど、少なくとも1万8千校が被害を受けました。校舎の損壊を免れた学校も避難所として使⽤されるなど学校教育は中断され、約350万人もの子どもが教育へのアクセスを断たれるなど学習の機会を奪われています。
(2022年9月9日現在)
今回の緊急事態に対し、KnKは2022年9月9日から被害の甚大なシンド州やバロチスタン州、ハイバル・パフトゥーンハー(KP)州に入り、調査を開始しました。村一帯が水に浸り、高台にかろうじて残る道路沿いに座り込む人々や子どもたちの姿を目にし、スタッフは日々言葉を失いながらも村人や子どもたちから話を聞き、調査を続けています。
途方に暮れる程の被害、そして通学の中断や居場所の喪失は、⼦どもたちの⼼的なストレスにもつながります。洪水以前から脆弱(ぜいじゃく)な環境にある⼦どもの成長をストップさせないためにも、子どもたちに学習の場や安全、日常を取り戻すことが今まさに不可欠です。
みなさまのご協力をぜひお願いいたします。
洪水の影響を受けたパキスタンの子どもたちへの支援に活用させていただきます。
【想定している支援活動】
・仮設学習センターの設置と運営
・教材・学用品の提供
・教育支援に先立ち、貧困層の子どもとその家族に対し、食糧やテント、生活必需品を配布
調査や関係諸機関との調整を今後も継続し、現場の状況やニーズに基づいて活動内容を決定してまいります。
※当該活動に必要な資金を上回るご協力をいただいた場合は、定常的に実施している子どもたちへの支援活動に活用させていただきます。
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国境なき子どもたち(KnK)は、1997年に日本で設立された国際協力NGOです。「国境を越えてすべての子どもに教育と友情を」というビジョンのもと、現在はアジアや中東地域など計7カ国(地域)において、困難な状況にある子どもたちの教育支援を行っています。
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