• 東日本大震災の直後、被災地の福島からやってきたのが、ラブラドルレトリバのアリスでした。犬を家族として迎え入れる際に「保護犬」という選択肢が当たり前になる社会を目指して! Photo by Kazumi Kurigami

  • 概要
  • 活動情報 2018年10月24日 更新

より多くの人に保護犬・保護猫の存在、フォスターの必要性を知ってほしい! 

こんにちは。クリステル・ヴィ・アンサンブル代表理事滝川クリステルです。私の転機といえる出来事は2005年に起こりました。

当時、私がキャスターを務めていた報道センターでのこと。山積みの資料のなか、ふと、一冊の雑誌の表紙が目に飛び込んできたのです。6匹ほどの犬たちを散歩させている、満面の笑みの女性。胸騒ぎのようなものを覚えたのを今でも覚えています。
手にとり記事を読むと、どの犬も保健所からレスキューされて命がつながった子たちでした。

その女性は小さなシェルターのオーナー。
「シェルターって?」「なぜレスキューされたの?」
その時の私の頭の中は、「?」でいっぱいでした。
でも、女性の笑顔や犬たちの幸せそうな姿の裏側にある現状を知りたい、そして伝えたい。その一心で、ニュースで取り上げられないだろうかと試行錯誤することに。

そこから私の活動のすべてが始まったのです――。

「ペットの殺処分」。そのあまりの多さに驚きました。
1年間に全国で128,241頭、1日あたり約351頭(2014年度:環境省)。
調べを進めるうちに、たくさんの問題が浮き彫りに。
私にできることは、ただひとつ。

「多くの人が目に見えていなかったことを、誰もが目にするニュースで伝えよう」

そこから取材を重ね、番組スタッフを説得し、私が番組を卒業する直前に3夜連続でその痛ましい現状を報道するに至ったのでした。
殺処分の映像を流したのは、テレビでは初のこと。志をともにする番組スタッフが、意を決してくれたおかげです。
私たちが心に据えていたのは、今までタブーとされていた現実を伝えることの意義。

殺処分する際に犬たちが入れられる箱を「ドリームボックス」と呼びます。
ですが、その名に反して、犬たちは夢なんて見ることはありません。
二酸化炭素によりおよそ10分もの間、もがき苦しんで死んでいくのです。
毎日、物のようにどんどんと販売され、その半数が毎日、目に見えないところで処分されているというこの現状。

批判は覚悟の上でした。とはいえ、いったい視聴者の皆さんは何を感じてくれるのか不安でもありました。
その直後、想像を超える多くの方からメールが殺到したのです。
「知らなかった現実を見せてくれてありがとう。感謝しています」
8割の方が賛成、2割の方が反対の声という結果。
それは予想とは真逆の反応でした。

テレビに出ることの力強さをあらためて思い知りました。
その瞬間から、私が表舞台に立つ意味を感じ、自分というフィルターを通して「伝えていきたい」テーマが見つかったのです。
そして、私の本格的なライフワークがスタートしました。

2014年に財団を設立し、2020年までにアニマル・ウェルフェアにのっとった犬猫殺処分ゼロと生物多様性保全を目指し活動しています。

私たちは【アニマル・ウェルフェアにのっとった犬猫殺処分ゼロ】を目指して、フォスター(飼い主のいない犬や猫を自宅で一時的に預かるボランティア)の育成を行う「Foster Academy(フォスター・アカデミー)」や、より多くの方に保護犬・保護猫の存在を知っていただき新しい家族に迎え入れていただくための啓発活動「Panel for Life(パネル・フォー・ライフ)」や「WELCOME PET CAMPAIGN(ウエルカム・ペット・キャンペーン)」を行っています。

■アニマル・ウェルフェアとは

アニマル・ウェルフェアとは、人間の管理下にある動物が、基本的なニーズを満たして生きる環境を整えること。
その基準として国際的に認められているのが、イギリスで提唱された「5つの自由(The Five Freedoms)」です。
1. 飢え・渇きからの自由
2. 不快からの自由
3. 痛み・負傷・病気からの自由
4. 本来の行動がとれる自由
5. 恐怖・抑圧からの自由

「Foster Academy」は、フォスターをはじめとする動物ボランティアを増やすための学びの場です。
フォスターとは保護された犬や猫を自宅で一時的に預かるボランティアのこと。保護犬・保護猫が新しい家族に出会うまでの間、心身のケアを行いながら一緒に過ごす大切な役割を担います。犬猫の殺処分をなくすための活動では、フォスターが絶対的に不足しています。私たちは複数の動物保護団体と連携し、この学びの場を開催しています。
「Panel for Life(パネル・フォー・ライフ)」は、等身大の犬猫パネルをさまざまな場所に設置することにより、より多くの方に保護犬・保護猫の存在を知っていただき、新しい家族に迎え入れる機会を提案しています。犬猫パネルにはQRコードがついており、スマートフォンで読み取ると、専用ホームページにリンクし、保護犬猫の情報が閲覧できる仕組みとなっています。
本企画に賛同し、パネルを設置いただける参加企業、機関・団体、参加者をお待ちしております! パネルを設置いただける方は当財団までご連絡ください。
2018年5月22日に「Panel for Life」プロジェクト発表会を開催しました。左からローラさん、滝川代表理事、別所哲也さん。お二人はPanel for Lifeサポーターとしてご参加くださいました。

メールマガジン配信をご希望の方

当財団のメールマガジン配信をご希望の方は、下記アドレスに件名・本文は入力せずにそのままメールを送信してください。
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info@christelfoundation.org

2020年までにアニマル・ウェルフェアにのっとった犬猫殺処分ゼロを目指します

日本全国での犬猫の殺処分数は、当財団を設立した2014年度は1年間で10万頭を上回っていましたが、2016年度には約半数の約5万6千頭にまで減少しています。しかし依然として、一日当たり約153頭もの犬と猫が殺処分されています。(環境省調べ)

殺処分されている犬猫のうち、猫がその8割以上、そのうち6割以上の29,654頭がまだ離乳していない幼齢猫です。

私たちは猫が置かれた環境を改善することが必要であると考え、獣医師としての知見を日頃からくださる公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)様にご協力いただき、各地の地方自治体や団体の皆様と連携しながら不幸な子猫を幸せな成猫にする「猫との幸せな共生プロジェクト」に取り組んでいます。

2017年度は飼い主のいない子猫を動物病院やキトンシッターボランティアさんが愛情をこめて育てた後、新しい飼い主様へと命をつなぐ「子猫リレー事業」を行う公益社団法人大阪市獣医師会様へ、100万円を寄付しました。

2018年度は猫の殺処分数を低減させるには、自治体に猫が持ち込まれない環境作りが不可欠であり、その主体となる地方自治体の取り組みを支援することが確実かつ公平であると考え、下記6つの自治体に合計600万円をふるさと納税しました。

・北海道札幌市「さっぽろほごねこプロジェクト」
・群馬県「ぐんまの動物愛護推進」
・神奈川県川崎市「動物愛護センターの動物への支援」
・愛知県名古屋市「目指せ殺処分ゼロ! 犬猫サポート寄付金」
・兵庫県神戸市「ふるさと納税で猫を幸せに」
・福岡県福岡市「動物愛護事業」

群馬県反町敦副知事から、ふるさと納税感謝状を受け取る滝川代表理事
群馬県動物愛護センターに収容され新しい飼い主さんを待っていた猫と滝川代表理事

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寄付金の使いみち

皆様からのご寄付は、2020年までにアニマル・ウェルフェアにのっとった犬猫の殺処分ゼロを目指すために「動物保護活動支援」、「フォスターの育成」や「啓発活動」に使わせていただきます。
活動の詳細は、随時ホームページにてご報告させていただきます。

Christel Vie Ensembleホームページ