先の大戦における戦没者遺骨収集へご支援ください

寄付受付開始日:2015/06/19

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[先の大戦における戦没者遺骨収集へご支援ください]の画像
沖縄自主派遣での団員集合写真(令和2年2月)

特定非営利活動法人JYMA 日本青年遺骨収集団

プロジェクト概要

更新日:2020/10/20

戦後処理、未だ終わらず

先の大戦における海外での戦没者は240万人にものぼり、これまでにおよそ127万人分の遺骨が日本へと帰還していますが、およそ半数の遺骨が今もなお外地に取り残されています。

これまで戦友の方やご遺族をはじめ、われわれの活動にご理解をいただけた方々に支えられ活動を続けてきましたが、戦後75年以上が経たいま支援者数は大きく減り、活動継続が危ぶまれています。残された戦没者遺骨の収容を交戦国だったアメリカ並みに実施するには、年間日本国民一人当たり30円が必要で、心ある皆様のご支援が不可欠です。

「JYMA日本青年遺骨収集団」は、昭和42年に前身となる「学生慰霊団」が発足し、昭和46年には「日本青年遺骨収集団」へと改称、現在に至るまで「慰霊」と「伝承」を合言葉に、学生主体による戦没者慰霊・遺骨収集に取り組んでいます。

活動開始前と終了時には現場で必ず拝礼
"慰霊と伝承"を掲げる当団では、先輩からはもちろんのこと、遺族の方からもご指導を受ける

政府・厚生労働省主催(日本戦没者遺骨収集推進協会が実施)の遺骨収集派遣に人員を派遣しているほか、当法人独自の自主調査派遣も行っており、これまで460回以上にわたり2,100名以上の青年有志を送りだし、16万人分以上の遺骨帰還に携わりました。

集団埋葬地の特定には戦時中の写真を用いることもあり、奥の稜線(りょうせん)が写真のそれと一致している(マリアナ諸島サイパン島、平成23年)

加えて近年では、遺骨収集には地元住民の理解と協力が不可欠であるため、太平洋の島々における高校生ホームステイプログラムをはじめとする国際交流にも注力しているほか、慰霊碑巡拝・保全活動としての「戦史検定」も実施しています。また国内外の甚大災害発生時には、復旧支援活動も随時実施しています。

現地協力者の協力なしには活動し得ない(マリアナ諸島テニアン島、令和元年6月)

このような活動を展開してきましたが、われわれを支援してくださっている方々は年々減り続けています。
しかしながら、最後の「戦後処理」はいまだに終わりを迎えていません。
政府による遺骨収集を補完すべく、われわれも学生主体の民間団体として「慰霊」と「伝承」を胸に、可能な限りの遺骨収集を継続していく所存です。
当法人の活動にぜひともご支援のほど、お願い申しあげます。

長年の活動により、文部科学大臣賞を受賞(平成27年3月)
平成26年度沖縄自主派遣 映像資料(参考)

寄付金の使いみち

皆様からのご篤志は主に以下の通りに活用させていただきます。

◆海外・国内(沖縄県)にて未だ放置されたままの遺骨の調査経費
◆かつての戦地における国際協力・現地友好親善に係る活動経費
◆国内における災害など発生時のボランティア要員の派遣費用
◆国内における広報活動費

※なお、諸活動に関する最新のご報告はFacebookページにて随時ご報告させていただきますので、ご確認くださいませ。
公式Facebook

活動情報

更新日:2020/10/20

これまでの活動状況

【遺骨収集事業】
◆総派遣回数:465回(計7,727日間)
◆総派遣団員数:2,104名
◆送還遺骨柱数:165,767柱
◆派遣先実績:沖縄、マリアナ諸島、ミャンマー、パラオ諸島、ソロモン諸島、パプアニューギニア、インド、旧ソ連各地etc.
※令和2年3月末日時点
※詳細はこちらのページもご覧ください

地表のみならず、壕内(ごうない)での活動も多い(令和2年2月、沖縄県)
調査の際には断崖絶壁を踏査することもしばしばある

【戦史検定・慰霊碑修繕事業】
平成22年度(2010年度)より10回実施している戦史検定事業での慰霊碑修繕の一例です。
◆グアム島・ジーゴ地区慰霊碑修繕
◆ソロモン諸島ガダルカナル島・慰霊碑修繕
◆フィリピン・セブ島慰霊碑修復
※令和2年3月末日時点
※詳細はこちらのページもご覧ください

グアム島ジーゴの慰霊碑にて、汚れを落としペンキを塗り直す様子

【国際協力事業】
国際協力事業に関する実施状況の一例です。
◆北マリアナ諸島高校生交換プログラム(平成25年度)
◆大谷高校修学旅行・グアム平和プログラムのアテンド(平成27年度)
◆グアム平和交流プログラム(平成27年度・平成28年度)
◆テニアンハイスクール生徒訪日プログラムのアテンド(平成29年度)
※令和2年3月末日時点

平和交換プログラムの留学生を国会議事堂へと案内した(平成28年3月)

【災害復旧支援事業】
災害復旧支援事業に関する実施状況の一例です。
◆西日本豪雨での災害支援活動(平成30年7月)
◆台風26号で被災した北マリアナ諸島への支援活動(平成31年1月)
◆台風19号で被災した長野県への支援活動(令和元年10月)
※令和2年3月末日時点

長野県での災害支援ボランティアにおける土砂出しの様子(令和元年10月)

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プロジェクトオーナー

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特定非営利活動法人JYMA 日本青年遺骨収集団

JYMA日本青年遺骨収集団は、1967(昭和42)年にかつての戦地での戦没者慰霊を目的とした「学生慰霊団」として創団。慰霊で訪れた先々で散乱した数多くの戦没者の亡骸を目の当たりにしたことから、1971(昭和46)年には主たる目的を戦没者遺骨収集へと変更、同時に「日本青年遺骨収集団」と改称、現在まで学生を主とした青年が戦没者遺骨収集に取り組む。
2002(平成14)年には戦没者慰霊・遺骨収集に特化したNPO法人(特定非営利活動法人)として全国で初めて認定、2017(平成29)年には創団50周年を迎えた。
設立以来、日本政府実施(厚生労働省主催)の遺骨収集派遣へ団員を派遣・協力している。

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