寄付受付開始日:2016/10/17
更新日:2024/05/09
当基金は阪神・淡路大震災で体感した支え合い、助け合いのすばらしさを大切にしながら、地域に根ざし、次世代を担う若者と手を携えながら、草の根の活動を広げることをモットーにし、市民活動を支援しています。
神戸地域を愛する市民・企業市民からのご寄付を、公開審査会の開催を通じて市民活動団体に助成しています。この23年間で、222団体に約7,700万円以上の助成や表彰をいたしました。
普通のご寄付以外に、以下のような多彩な寄付メニューがあります。
地震に備えた耐震補強でご寄付いただける仕組み
レストランで食事をして寄付
チャリティウォークイベント(あいウォーク)ご報告
また、神戸市へのふるさと納税を使って当基金にご寄付いただくことも可能です。
神戸市ふるさと納税を活用したNPO等の活動支援
■領収書の発行について
2023年5月10日(水)10時以降の新規ご寄付分より、領収書の発行が可能です。
しみん基金・KOBEは、2015年10月に神戸市の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当法人へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。
1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※お手続きの際に、「領収書を希望する」のチェックボックスにチェックを入れてください。お手続きが完了した後での発行希望(再発行含む)へのご対応ができませんのでご注意ください。
※当法人からの領収書発行時期:当法人への入金完了を確認後発行いたします。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当法人への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
※Vポイントによるご寄付の場合は、領収書発行の対象外ですのでご留意ください。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
認定NPO法人 しみん基金・KOBE
電話:078-230-9774
お問い合わせフォーム
みなさまからのご寄付は、当基金公開審査会を通じて決定した阪神淡路大震災被災地地域での市民活動団体への助成金として使われます。
助成金は、当基金が毎年10月に公開の審査会を実施し、外部審査員による公開投票を経て、決定した団体に助成しています。
翌年12月には、報告会を開催し、1年間の助成期間の活動報告をします。
活動情報の詳細は以下をご確認ください。
公式ホームページ 助成事業の実績
助成団体の活動紹介 Archive
神戸市民活動応援ネット「つなごう神戸」
"117earthquake"
更新日:2024/05/09
2023年8月25日に特定非営利活動法人 全国夜間中学ネットさんの学習支援塾「エデュケア」に取材に行かせて頂きました。
こちらでは、さまざまな原因で学校の授業から取り残されてしまった子供たちに週三回、無料で学習塾を開講しています。
この日も、15名程度の生徒に対して、ボランティアの大学生が1時間半の間、生徒さん一人か二人に対して、大学生の方一人ついて教えていて、生徒さんもすごく集中されていました。
理事長である宮崎(右上の部首は立)さんとお話をする時間をいただきました。
対話の中で、宮崎さんは「どんな子供にも勉強したい、と言う気持ちはある。」とおっしゃっており、実際、勉強している子供たちは、非常に意欲的で、わからないことを自分から積極的に聞く姿をよく目にしました。
改めて、学びたい気持ちはあるけれど、学校や塾などではうまく学ぶことができなかった子供たちにとって、この場所は、学ぶことのできる第三の居場所なのだと、感じさせられました。
さらに宮崎さんは、教員一人を雇う年収で、エデュケアのような学習支援塾を一年間、運営することができる。今後、活動を長く続けるために事業化することが目標だとおっしゃっていました。今回取材に行った長田区では、工業高校に進学する子が多く、阪神地域では工業が盛んなことからも、子供たちと企業間の関係を深めて、工業系の企業から支援をいただき、より安定して学習支援塾を開講したい、とも考えておられるようでした。
大学生のボランティアの方にも、話を聞く機会があったのですが、「中学生の子供たちが、わからなかったことをわかるようになるのが嬉しい。」と、活動にやりがいを感じているようでした。
今後、より多くの方が教える側、学ぶ側として学習支援塾に参加することを期待したいです。
学習支援塾「エデュケア」・自主夜間中学「エデュケアスクール」ホームページ
しみん基金・KOBE事務局ブログ
神戸市長田区にある定住外国人子ども奨学金実行委員会が行う奨学生の作文指導を見学させていただきました。この団体は独自の奨学金制度を設立・運用して、兵庫県内の外国にルーツをもつ子どもたちの高校進学を支援しています。給付型の奨学金で、今年度も2022年4月に第15期生が決まりました。応募者は21人と例年よりも多い中、成績優秀でかつ将来を見据えた目標が明確だった高校1年生3人が選ばれ、卒業まで毎月奨学金が支給されます。
一方で志願者の中には経済的困難を抱える子どもも多くいて、進学の希望をかなえるには選考基準の見直しや採用人数の増員など、課題も見えてきました。財源の確保も重要です。
団体の事務を担う神戸定住外国人支援センターの志岐良子さんのお話によると、外国にルーツを持つ子どもの高校進学率は以前よりは高くなってきましたが、兵庫県全体の数値と比べるとまだ下回っています。また現在は中途退学者の多さも問題になっています。退学の理由は複雑で、生徒それぞれで違います。
そのため奨学生にはきめ細かいフォローアップが欠かせません。個人面談と作文指導を年3回、各学期に1回ずつ行います。面談では生活の様子や学習成績、悩みなどを聞いて、高校生活が続けられるようにサポートします。作文は前もって与えられたテーマから選んで書いてきたものを、ボランティアの先生とマンツーマンで話し合いながら内容を深めていきます。選考試験時に表明した「なりたい自分」へのモチベーションを維持できるように、本人と団体が二人三脚で取り組んでいる姿が垣間見えました。
コロナ感染拡大の影響を受けて、財源の一つであるチャリティコンサートが2年間できませんでした。今年は2022年12月18日(日)神戸市長田区のピフレホールで『カンタービレ・コンサート』を開催します。バイオリンの演奏でクラシックからジブリ、演歌まで楽しめます。収益は全額奨学金に充てられます。みなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
その他活動報告は助成団体の活動紹介ArchiveまたはFacebookをご覧ください。
神戸を代表するミニシアター元町映画館と協力して活動していらっしゃるInterdisciplinary Art Project Kobe(IAPK)実行委員会の代表、韓成南さんにお話を伺いました。
IAPKでは10月24日から25日にかけて拡張現実(AR)で見るショートムービー制作ワークショップという活動が行われていました。参加者は10名、俳優さん、撮影経験者、初心者入り混じっての活動でした。コロナで外出することが少なくなる中、この機会にと参加してくださったそうです。
この活動で作られた映像は、10月25日から11月3日の間に元町商店街4丁目の各店舗前に展示された6つの写真をARの技術が使われたスマホの専用アプリで読み取ることで視聴できます。スマホのカメラで写した写真からそのままムービーが再生されるというものです。
その内容は二人の女性が商店街の各店舗を巡っていくというもので、6つの写真それぞれで異なるショートムービーを視聴することができました。この6つのショートムービーは連続した一つのストーリーになっており、『自分とは違う立場の人を想像する』事をテーマに制作されました。私も視聴しましたが少し不思議な雰囲気の映像で、心に引っ掛かるものがありました。
このようなARムービーを制作するワークショップ活動は二度目だったので、一度目の制作の時に協力してくださった商店街の方々が、引き続き協力してくださりスムーズに撮影できたそうです。
ワークショップ活動はこれからも継続していくようで、次の機会にはもっと本格的な撮影をしてみたいと韓さんは意気込んでおられました。韓さんはこのような活動を通じて、ARのような現代アートに興味のある人、映画に興味がある人などの垣根を取り払い、二つのジャンルをもっと多くの人が楽しみ、アートを日常の身近なものにしたいとおっしゃっていました。
そして、全国の人たちに元町や神戸、IAPKにもっと興味を持ってもらうため、活動の幅を徐々に増やしていくことがこれからの目標だとおっしゃっていました。
最後に、実際に私の目の前でスマホ片手にムービーを視聴する一般の人を見かけることがありました。この活動に興味を持って楽しんでいる人の姿を見て、もっと多くの人が楽しめるようにワークショップをこれからも続けていってほしいと思いました。
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「しみん基金・KOBE」は阪神淡路大震災をきっかけに設立したコミュニティー・ファンドで、被災地を中心に活動する草の根市民活動に対する支援を通じて、震災に学んだ「市民主役の市民社会形成」を目指しています。
その目的を達成するべく市民活動に助成を行い、またそのための募金活動、関連の講演会・イベントetc.を企画運営しています。助けあう社会、支えあう心が「しみん基金」の願いです。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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以上
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