• 概要
  • 活動情報 2018年12月07日 更新

東日本大震災を経験した福島の子ども達、そして西日本豪雨で被災した岡山・広島の子ども達へ「最高の夏休みの思い出」を届けます! 

初めまして、NPO法人チャリティーサンタです。
私たちは、2013年から福島の子ども達に、保養と外遊びの体験を提供する夏休みのキャンプツアーを実施しています。
(2018年は岡山・広島・山梨の3カ所で実施※それぞれ1週間弱)

毎年このツアーでは、参加した子ども達から「最高の夏休みだった!」という声が寄せられ、親御さんからは「子ども達が本当に楽しそうに思い出を語ってくれるので、こちらも幸せな気持ちになります」と、仰っていただけている活動です。

しかしながら、準備を進めていた矢先、開催地である広島と岡山を平成30年西日本豪雨が襲いました。

スタッフによる自宅周囲の提供写真。7月7日(岡山県小田郡矢掛町)
スタッフ友人(被災当事者/岡山県倉敷市真備)による提供写真。自宅内の様子。

本当に楽しい夏休みに入る直前のできごとでした。

開催が危ぶまれる状態でしたが、開催地の美作市上山(岡山)、大崎上島(広島)には大きな被害はなく、安全面も確認できたので予定通り開催することになりました。

豪雨後の開催場所の様子。特に大きな被害はありませんでした。【美作市上山(岡山)】
豪雨後の開催場所の様子。特に大きな被害はありませんでした。【大崎上島(広島)】

受け容れがたい現実に大人も必死ですが、子ども達も大人と同じように悲しみに耐え、遊ぶことも我慢してがんばっている状況。
せめて夏休みの数日間は、災害によるストレスから子ども達の心とからだを解放し、のびのびと子どもらしく遊べる機会を作ってあげたい。
そんな思いから急遽(きゅうきょ)、このツアーでは東日本大震災を経験した福島県の子ども達の受け入れに加え、岡山と広島で被災した子ども達を無料招待することにしました。

東日本大震災の影響から外遊びに不安を持った経験がある子ども達(福島)、水害の影響で安心・安全な居場所や時間が不足している子ども達(岡山・広島)。
それぞれ少しずつ状況は異なりますが、突然起きた自然災害によって「子どもらしい時間」を過ごす権利が奪われています。

「災害に思い出までも奪わせない!」

私たちはその思いを胸に、子ども達に「最高の夏休み」を届けます。

子ども達は遊びの中で心を癒やしていく

大きな災害に直面した時、子ども達はそれとは気づかずに大きなストレスを抱え、生活の中でもさまざまな制限がかかるようになります。

2018年7月現在、岡山・広島の被災した一部地域については浸水による掃除や消毒などが時間がかかる状態です。
また、地域によっては土の汚れがひどく、土埃(つちぼこり)が激しいことから、子どもが外で遊ぶ環境に適さない場所も。
これから大人たちが復興や片付けに忙しくなると、子ども達の居場所がなくなることも考えられます。

しかし、子ども達は被災前の日常生活で行っていた遊びなどを通して、子どもらしくいられる時間を取り戻すことで、被災による影響から自分の心を癒やし、災害を受け容れ、徐々に立ち直っていくことができます。

私たちはこのツアーで、子ども達がツアースタッフの大人と全力で遊びながら「忘れられない体験」や「心に残る思い出」を積み重ね、その体験が子ども達の笑顔と、その先の親御さんの笑顔につながっていくことを学びました。
さらに先日、福島より、かつてツアーに参加した1人から今回の災害を心配する声が届きました。

やんちゃに遊んでいた少年が、こちらを思いやり気遣ってくれる優しい青年に育ってくれているのだ、と、確かな成長を感じられた瞬間でした。

本プロジェクトへいただいたご寄付は、ツアーの運営費用として使わせていただきます。
みなさまからのご支援をよろしくお願いいたします。

被災した子ども達へ「最高の夏休みの思い出」を届けたい!活動報告

2018年の夏は東日本大震災や西日本豪雨で被災した子ども達(合計31名)に、夏休みの思い出を届けるプロジェクトを実施しました。
子ども達にとってその学年の大切な夏休み。


この夏、豪雨災害で被災をした子どもにとってはまだ直後ということもあり、まだ心の整理がつきにくいであろう時期ではありましたが、かつて東北で被災した子ども達と交流するなかで、楽しく過ごすことができているようでした。


災害の影響の中で体験しづらい外遊びを行ったり

(広島)海遊びの様子。福島ではまだ海遊びはしづらく、子ども達にとって貴重な機会となりました。


目標を立てて達成したり

(山梨)登山の様子。自分たちで目標をたて、挑戦を行いました。

誰かのために何かをしてみたり

(岡山)地域のお祭り体験。お客さんとしてだけでなく、お祭りのお手伝いとしても参加しました。

さまざまな人たちとの交流の中で新しい発見をしたり

(広島)福島と広島の子どもたちの友情も深まりました。
(岡山)地域の方たちとの交流が子ども達の心を育ててくれました。

地域交流や自然体験を通じて、子ども達の「生きる力」に少しでも寄り添うことができるように準備を重ね、そして皆様の寄付によって実施をすることができました。
心から御礼申し上げます。

▼参加したご家庭から届いた声▼

「震災直後は外で思い切り遊ばせる選択肢はなく、やっと最近は外で遊ぶ事にも抵抗がなく気付けば2人とも高学年と中学年。
いまだに近所の公園やいろいろな施設に設置されている放射線量計の数値を気にしながらの生活が多少ありますが、自然の中でたくさんの経験をさせてあげたい気持ちで今回参加を希望しました。
正直、もっと早く保養ツアーに参加させればと親ながら後悔しています。
夏休み中に岡山以外、4つの保養ツアーに2人とも参加しどれも楽しかったと言ってくれてます。今後もこの様なツアー計画を心より願っております。」

「豪雨災害後、まだ不安もあります。
みそ汁やカレーを作ったり、ごはんを洗って炊いたり、お祭りをしたり、とにかくすべてが楽しかったと話しています。
泊まる場所、おいしいご飯、楽しいスタッフ、はじめましてのお友だち、すべてに感謝です。今回のキャンプでは大変お世話になりました。いい思い出になりました。」

▼2018年度開催概要▼

岡山:8月8日(水)~13日(月)11名
広島:8月17日(金)~22日(水)10名
山梨:8月12日(日)~15日(水)10名

寄付金の使いみち

ツアーの運営費用に使わせていただきます。

・子ども達の移動費、宿泊費、食費、ワークショップなどのコンテンツで使用する経費など
・子どもが安心安全に参加するための引率ボランティアスタッフの移動費、宿泊費など

※毎年継続的に実施するため、余剰金が出た場合は翌年の運営費用に充てさせていただきます。