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合計で69,906,695円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

令和6年石川能登地震 災害救助犬派遣(日本レスキュー協会)

寄付受付開始日:2024/01/01

  • 領収書なし
[令和6年石川能登地震 災害救助犬派遣(日本レスキュー協会)]の画像
認定特定非営利活動法人 日本レスキュー協会

認定NPO法人日本レスキュー協会

プロジェクト概要

更新日:2024/02/15

能登半島地震 災害救助犬派遣・ペット支援への派遣

2024年1月1日 石川県地方での震度7の情報を受け、日本レスキュー協会は、災害救助犬の行方不明者捜索の可能性も視野に入れ、情報収集を開始しました。
災害救助犬の捜索活動については、出動態勢の準備を行いつつ、情報収集を継続。過去の被災地支援の経験から、今後余震や津波、二次災害被害が起きてもおかしくはありません。

被災地での活動に何卒、ご支援をよろしくお願いいたします。

石川県地震への出動準備
石川県地震への出動準備

寄付金の使いみち

本プロジェクトで集まった資金は、今回の地震で被害を受けた地域での支援活動に使用させていただきますことをあらかじめご了承ください。
また、ご寄付の余剰分につきましては、次の災害への備えに使用させていただくとともに、当協会の定常プロジェクトへ活用させていただきますこと、あらかじめご了承ください。

●災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等
●支援物資の提供にかかる費用(水、ペットフード、衛生用品、ケージ類、そ の他ペット用品、冷却グッズ等)
●現地の情報収集やネットワーク構築・活用にかかる費用(通信費、交通費、人件費等)
●ペット支援にかかる費用(物資輸送費、滞在費、保護等にかかる費用、医療費、消耗品費、人件費等)
●被災した犬たちの一時預かりにかかる費用(預かり等にかかる費用、医療費、消耗品等)や被災地で活動する動物関連関係先への物資支援費用
●災害後のセラピードッグ慰問活動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等)
●派遣する人員の感染症対策に係る費用(PCR検査代、検査キット、マスク、消毒液など感染対策グッズ)

※ご協力いただいたご寄付のうち15%を管理運営費として活用させていただきます。

活動情報

更新日:2024/02/15

【令和6年能登半島地震】災害救助犬・被災ペット支援活動報告(2024年2月15日更新)

石川県能登半島地方で発生した地震により被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

【災害救助犬】
■2024年1月26日
石川県より救助犬の派遣要請があり、隊員3名救助犬2頭が再出動しました。現場は、輪島市市の瀬地区。広範囲に土砂が流入し、1名の方が行方不明となり、ご家族は今も発見されることを心待ちにされています。

日数が経過し犬たちによる捜索はかなり厳しい条件下ですが、わずかでも反応が得られ捜索範囲を絞れることを信じて活動しました。
現場では、重機や救助隊による手作業で捜索が継続されています。

2024年1月26日輪島市での捜索活動の様子
2024年1月26日輪島市での捜索活動の様子
2024年1月26日輪島市での捜索活動の様子

【被災ペット支援活動】
■2024年1月28日
石川県珠洲市の飯田公民館がペット同伴可能な避難所として開設されました。各地でペットと避難所に入れないために、車中泊や避難所の玄関先、危険な自宅で過ごされている方がおられることがわかっています。

2024年1月26日(金)に避難所担当の行政機関・連携団体のピースワンコ・ジャパンさん・日本レスキュー協会とで行った協議で「あさって、開設しましょう!」と決まってから、急ピッチの開設準備。一緒に飼い主さんたちをサポートするピースワンコの皆さん、七尾で物資を集め届けてくれた仲間の皆さん、たくさんの物資をバケツリレー方式で運んでくれた自衛隊の皆さん、たくさんの人たちの力で準備を進めました。

開設当日、物資の運び込みと仕分けをしながら、避難者の方の入居も同時進行で進めていきました。「ずっと避難所の玄関の寒いところで寝ていたので、久しぶりに暖かい部屋でゆっくり寝られました」と避難者の方から言っていただき、決定してから一日でも早く開設できてよかった! とじわじわ実感。ワンコたちもリラックスした姿を見せてくれました。

ここでは、避難していない方にもペット用の物資を取りに来ていただけます。また、一晩だけでも足をのばして休んでもらえるように、屋内テントを準備しています。

2024年1月28日珠洲市飯田公民館の様子
2024年1月28日珠洲市飯田公民館の様子

今後、飼い主さんたちの自主的な運営を、NPOが全面的にサポートしていきます。また輪島市役所・門前支所において、この一カ月間のわれわれの活動報告と、ペット飼養世帯の状況などお伝えいたしました。その上で、現在もペット連れで車中泊を続けられている方たちに、安全に避難していただける方法を模索しております。

行政職員の方も皆様被災されているなか、住民の方のために非常に尽力されています。われわれは、行政機関や他の民間団体とも連携し、被災地の復旧復興に取り組んで参ります。

【令和6年能登半島地震】被災ペット支援活動報告(2024年2月2日更新)

■2024年1月11日~27日珠洲市内活動報告
<2024年1月11日~21日>
在宅避難や車中泊避難が多く、避難所運営スタッフさんや、町民の方からの情報を元にペットを連れて避難されている方を訪ね、必要な物や困り事・心配事はないか等の聞き取りを行いました。お話を聞かせてもらっている中で、ペットと一緒に避難することが難しく車中泊避難を余儀なくされる方、日中は避難所で過ごし夜はペット一緒に車中泊される方など、例え不便でも大切な家族と共に過ごすことを優先されていました。

犬や猫たちも災害を受け健康面や心が不安定になったり、震災後、少しの物音で怖がってしまったりしています。1匹でも多くの大切な家族が安心して過ごせるようペットそして、飼い主さんに寄り添い活動を継続してまいります。

2024年1月11日珠洲市の様子
2024年1月12日珠洲市の様子
2024年1月15日珠洲市の様子

「ペットを飼っている世帯は3割」と言われる現代。本当にたくさんの方がペットと一緒に過酷な環境での避難生活を続けておられます。石川県による二次避難の取り組みが始まっていますが、二次避難先の宿泊施設や住宅のうち、ペットと一緒に滞在できる施設が少ないのが現状です。

「二次避難したいけど、この子と一緒に行けるのか不安」という声も聞かれました。順次、ペット可の施設を増やす取り組みも進められているそうで、これから少しずつ状況は変わってくると予想されます。

日本レスキュー協会は、元日の発災当初からの災害救助犬の捜索活動、被災ペット世帯への支援活動、そして今後実施を見込んでいるセラピードッグの慰問活動など、中長期的に支援を実施していく計画を立てています。

この活動の中で、今まさに大きく動きがある「被災ペット世帯支援」に関して、ペットの世帯が避難所に入れず車中泊や在宅避難を継続しているという現状の課題をお伝えしました。また環境省の「ペットの災害対策ガイドライン」や地域防災計画にも示されている通り、ペットを飼っている人も避難所に入れるよう、スペース確保などの取り組みは必須です。これは避難所にとどまらず、仮設住宅が建設されて以降もペット飼養世帯に対するサポートは継続していかなければなりません。

2024年1月16日珠洲市の様子
2024年1月20日珠洲市の様子

<2024年1月22日>
立憲民主党の能登半島地震対策本部による災害支援団体へのヒアリングが開催されました。現地で活動中の5団体から活動報告や課題の共有がされ、このうちの1団体として日本レスキュー協会が被災地支援活動についてお話ししました。今後、日本レスキュー協会ではペットにまつわる課題の抽出と解決のためのアプローチを進め、行政機関、社協、連携団体などと情報を共有しながら、必要な取り組みを全力で進めていきます。

2024年1月22日能登半島地震対策本部との打ち合わせ1
2024年1月22日能登半島地震対策本部との打ち合わせ2

<2024年1月27日>
珠洲市飯田公民館では、明日(2024年1月28日)からペット専用同伴避難所の運用が開始されます! 日本レスキュー協会は、発災後から被災地に張り付き、開設までの支援を続けて参りました。本日はその開設準備。明日は2組の避難者が来られます。引き続き、行政や他団体とも連携し、支援をつなげていきたいと思います。

2024年1月27日珠洲市飯田公民館でのペット専用同伴避難所運用

【令和6年能登半島地震】災害救助犬/活動報告2(2024年1月22日更新)

石川県能登半島地方で発生した地震により被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

■2024年1月6日~2024年1月8日の3日間
七尾市にある18カ所の避難所を回り、フードやケージの提供のほか、ペットの環境設定のご提案などを行いました。ペットと一緒に過ごすことができる避難所で出会った犬たちは、周りの方がお散歩やごはんのお世話をしてくれるなど、避難所の中で癒やしの存在としてかわいがられていました。

2024年1月6日~2024年1月8日ペット支援活動七尾市の様子

お困りごとを聞いて回ると「ケージを置いてきてしまった。ずっと抱っこしていなければならずゆっくり眠れない」「地震から食欲が落ちてしまいごはんを食べてくれない」という方が多く、それぞれケージとレトルトフードをお渡ししました。他の方々と同じ空間でペットと共に過ごしている方や、ペットは不可のため車中泊を余儀なくされる方、日中は避難所で過ごし夜はペットが待つ自宅に戻られる方、またその逆などさまざまですが、たとえ不便でも、皆さん大事な家族であるペットと共に過ごす事を優先されています。

2024年1月6日~2024年1月8日ペット支援活動七尾市の様子

犬や猫たちも災害により心が不安定になっています。一匹でも多くの大事な「家族」が安心して過ごせるようこの活動を継続していきます。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。珠洲市では、今もまだ孤立状態の地域が多くあります。

私たちでは到達できない場所ももちろんありますが、時間をかければ行ける場所には訪問して、飼い主さんのお話をお聞きしています。
「ペットを飼っている世帯は3割」と言われる現代。本当にたくさんの方がペットと一緒に過酷な環境での避難生活を続けておられます。
石川県による二次避難の取り組みが始まっていますが、二次避難先の宿泊施設や住宅のうち、ペットと一緒に滞在できる施設が少ないのが現状です。

「二次避難したいけど、この子と一緒に行けるのか不安」という声も聞かれました。順次、ペット可の施設を増やす取り組みも進められているそうで、これから少しずつ状況は変わってくると予想されます。
1匹でも多くの大切な家族が安心して過ごせるよう、ペットたちと飼い主さんに寄り添う活動を継続してまいります。

2024年1月6日~2024年1月8日ペット支援活動七尾市の様子

■2024年1月10日
京都府隊から要請があり珠洲市鵜飼地区の倒壊建物を捜索しました。
まず建物周辺のがれきを検索。また家屋内の捜索では、家屋の倒壊リスクが非常に高いことが示されたため、救助隊によって一部補強作業を施した後、ドッグサーチとなりました。

2024年1月10日珠洲市の様子

サーチでは、残念ながら大きな反応はなかったものの、全く反応がなかった場所とそうではない場所が確認された為、その情報をお伝えし現場を離脱しました。15分後消防署に戻ると、発見されました、との連絡。救助犬による反応が救助活動の一つの情報となり、迅速な発見につなげることができました。安否不明者のご家族は今も一刻も早く会えることを願っています。少しでもそのお気持ちに応えることが、救助犬の役割の一つでもあると考えています。

2024年1月10日珠洲市の様子

日本レスキュー協会は、珠洲市内での現場の状況と犬や隊員のコンディションを考慮し、本日の活動をもって珠洲市を離脱することといたしました。
明日、輪島市での状況を調査した後、本部へ帰還します。
今後は、災害救助犬チームは珠洲市や輪島市から捜索要請があれば再出動できる体制を本部で整えていきます。
なお、被災ペット支援は継続して活動しております。

2024年1月10日珠洲市の様子

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寄付総額
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寄付人数
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プロジェクトオーナー

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認定NPO法人日本レスキュー協会

認定NPO法人日本レスキュー協会は、1995年に発災した阪神淡路大震災を契機に発足しました。震災によって行方不明になられた方を捜索する災害救助犬と心のケアを行うセラピードッグの育成と派遣、捨てられた犬達の保護をし、新しい家族を見つける動物福祉活動を行っています。こういった活動を通して、人と犬が真に共生できる社会を目指しています。

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