寄付の受付は終了しました。
合計で1,197,569円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

【緊急支援】令和5年7月九州北部・中国地方豪雨災害
(日本レスキュー協会)

寄付受付開始日:2023/07/11

  • 領収書なし
[【緊急支援】令和5年7月九州北部・中国地方豪雨災害 (日本レスキュー協会)]の画像
2023年7月10日 佐賀県唐津市の様子

認定NPO法人日本レスキュー協会

プロジェクト概要

更新日:2023/08/10

九州北部・中国地方の豪雨災害に関する支援活動にご協力をお願いいたします

2023年7月10日(月)九州地方に停滞している前線による大雨の影響で、九州地方各地で土砂崩れや河川の氾濫などの災害が発生しています。

2023年7月10日午前に佐賀県唐津市で発生した土砂災害を受け、日本レスキュー協会では情報収集を開始、現地救助隊からの要請を受け、隊員3名と災害救助犬2頭が佐賀県唐津市に向けて出動いたしました。

あわせて、ペットを飼っている世帯への支援やニーズ調査などを行うため、被災ペット支援チームがペット用品などの物資を積み込み、出動いたしました。
過去の被災地支援の経験から、災害時のペットに関するニーズは表面化しづらく、行政機関などにおいても対応が難しい場合があることを踏まえ、被災された飼い主さんとペットへの支援活動を行います。

2023年7月10日 出発準備(本部伊丹市)
2023年7月10日 佐賀県唐津市到着

また、セラピードッグの派遣も視野に入れています。
大きな災害を経験された方に、セラピードッグたちとのふれあいを通して、少しでも穏やかな時間を過ごしていただくために、準備を進めています。

今後、前線の停滞による被害拡大の可能性もあり、どこで災害が起きてもおかしくはありません。
被災地での活動に、ご支援をよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

本プロジェクトで集まったご寄付は、今回の豪雨災害で被害を受けた地域での支援活動に使用させていただきます。

●災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等)
●支援物資の提供にかかる費用(水、ペットフード、衛生用品、ケージ類、その他ペット用品、冷却グッズ等)
●現地の情報収集やネットワーク構築・活用にかかる費用(通信費、交通費、人件費等)
●ペット支援にかかる費用(物資輸送費、滞在費、保護等にかかる費用、医療費、消耗品費、人件費等)
●被災した犬たちの一時預かりにかかる費用(預かり等にかかる費用、医療費、消耗品等)や被災地で活動する動物関連関係先への物資支援費用
●災害後のセラピードッグ慰問活動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費、人件費等)
●派遣する人員の感染症対策に係る費用(PCR検査代、検査キット、マスク、消毒液など感染対策グッズ)

※ご協力いただいたご寄付のうち15%を管理運営費として使用させていただきますことをあらかじめご了承ください。

※なお、ご寄付の余剰分につきましては、次の災害支援活動のために使用させていただくとともに、当協会の定常プロジェクトへ活用させていただきますこと、あらかじめご了承ください。

活動情報

更新日:2023/08/10

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年8月10日更新)

2023年7月11日以降、大雨による被害があった佐賀県・福岡県で、ペットと飼い主さんへの支援活動を継続しております。

福岡県久留米市内では、避難所や地域のコミュニティセンターへペット用物資を設置しています。浸水や土砂によって、自宅のペット用品が汚れたりなくなってしまったケースのほか、車が使えなかったり、道が通れなかったりするため、買い物がままならないというケースもあります。被害が大きかった地域周辺ではペットを飼っているお宅が多く、今後も継続してペット用物資の需要がありそうです。

福岡県久留米市ペット支援の様子(2023年7月25日)

また、個別対応するケースもあります。1件のお宅でお話をお伺いすると、体調がすぐれないけれど犬がいるために通院が難しい、という方がおられ、福岡県獣医師会で実施されているペットの無料一時預かりの支援を紹介しました。また、すでに支援に入っていた技術系ボランティアの方との連携で、住民さんの今後のケアやサポートのために包括支援センターの方にも訪問いただくことができました。

福岡県久留米市ペット支援宅にての様子(2023年7月25日)

単にペットの物資をお渡しするだけでなく、お話しをお聞きする中で別の支援が必要と感じることがあります。ネットワークを活かして専門の方につなぐことで、幅広い支援を展開することができます。発災から3週間がたとうとしています。連日の猛暑で人にもペットも厳しい状況で、福岡県獣医師会からもペットの熱中症に関する注意が呼びかけられています。

2023年8月3日、全国から集めていただいたペット世帯のための支援物資が佐賀県支部MORE WANに届きました。
ご協力いただいた皆様ありがとうございます。コミュニティセンターや避難所などに、集まった物資を設置させていただいています。

協力により佐賀県に集まったペット支援物資(2023年7月31日)
福岡県久留米市ペット支援物資輸送の様子(2023年7月25日)

現地で活動している団体さんなどから情報をいただきながら、ペットの世帯の方へ聞き取りを行っています。ご自宅のお片付けが進んでいると、預けていたりしてペットがおうちにいない場合があります。お話を聞いていたら「実はペットを飼っている」ということがわかるケースがあったり、また、飼い主さんからは「ペットの支援があることを知らなかった」という声も多くお聞きします。ペットの支援に関する情報の“届きにくさ”を実感します。

ひとりでも多くの方に知っていただけるよう、市役所の罹災証明受付窓口にチラシを置いていただいたり、災害ボランティアセンターや実際に現地に入られている団体の方にチラシをお渡ししたりしています。

福岡県内にてペット支援チラシ配布(2023年7月25日)

さまざまな機関と連携し協力していただきながら、必要としている方に支援をお届けできるよう、活動を継続してまいります。

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月24日更新)

福岡県久留米市田主丸で活動中の団体さんから情報をもらい、ワンちゃんのところに物資をお届けいたしました。一時は首まで土砂に埋まってしまったというワンちゃん。近隣の避難所はペットと一緒に入れないため、農作業用の休憩所(冷暖房完備)でお父さんと過ごしているそうです。
持って行ったおやつをおいしそうに食べてくれました。

福岡県久留米市の様子(2023年7月21日)
福岡県久留米市の様子(2023年7月21日)

また、避難所にもペット用物資とチラシを設置させていただいております。ペットを飼われているお宅はたくさんあり、これから長期になってくるとお住まいや預け先などの課題が出てきます。できる限り多くの方に支援をお届けできるよう、引き続きサポートを続けます。

福岡県久留米市の様子(2023年7月21日)

この日、福岡県獣医師会にも訪問し、今後の支援活動に関する連携体制を確認させていただきました。
被災地域のペットたちが、とり残されないように。
たくさんの機関と連携し、力を合わせて幅広い支援を展開できるように引き続き活動を継続してまいります。

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月21日更新)

福岡県久留米市田主丸地区にて、現地活動中の団体さんの紹介で、地域のコミュニティセンターなどにペットの支援について情報を提供させていただきました。

福岡県久留米市内のコミュニティセンター訪問(2023年7月18日)

そのうち一件のコミュニティセンターへ、必要とされる方が取りに来られるよう、ペット用の物品を設置させていただきました。

福岡県久留米市内のコミュニティセンターへ物資提供(写真提供:災害NGO結 2023年7月19日)
福岡県久留米市内のコミュニティセンター物資設置の様子(写真提供:災害NGO結 2023年7月19日)

また、活動中の団体の方に支援チラシをお渡しし、住民さんに「ペットの支援があるよ」とご案内いただけるよう依頼したり、関係団体とさまざまな情報共有を行いながら活動しています。

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月19日更新)

佐賀県唐津市での救助活動は残りの行方不明者が北九州市の海岸沿いで発見され、救助犬の活動は終了いたしました。引き続きペット支援チームは大雨による被害があった佐賀県・福岡県で、ペットと飼い主さんへの支援活動を継続しております。

佐賀県・福岡県被災地にて支援チラシ配布(2023年7月15日)
佐賀県唐津市支援チラシ配布の様子(2023年7月15日)

佐賀県唐津市・佐賀市、福岡県久留米市で、ペットを飼われているお宅に訪問し、ペット用品の提供を行いました。
訪問した猫ちゃんのお宅では、お届けしたクッションで猫ちゃんが早速くつろいでくれていることを、飼い主さんが教えてくださいました。

佐賀県唐津市公民館ペット物資設置(2023年7月15日)

また、福岡県久留米市では、活動中の団体の方からつないでいただき、ワンちゃんがいるお宅へドッグフードやペットシーツなどをお届けしました。浸水により車が使えなくなってしまったために買い物に行けないそうで、とても助かると仰っていただきました。

福岡県久留米市物資提供(2023年7月17日)
福岡県久留米市内物資提供(2023年7月17日)

生活再建に向けて、少しでも住民さんの負担を減らせるように、ペットに関する支援活動を継続してまいります。必要としている方の元へ支援を届けられるよう、活動への応援をよろしくお願いいたします。

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月14日更新)

2023年7月13日、救助隊の活動の前に捜索開始しました。航空自衛隊の救助犬とともに2頭が捜索しております。

重機によりかなり土砂が撤去され、今まで網羅できていなかったところまで少しずつですが捜索できるようになってきました。しかし未だぬかるみがひどいところも多く、歩けない場所もあります。引き続き捜索活動を継続してまいります。

佐賀県唐津市救助活動の様子(2023年7月13日)
佐賀県唐津市救助活動の様子(2023年7月13日)
佐賀県唐津市救助活動の様子(2023年7月13日)

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月13日更新)

ペット支援チームは2023年7月12日、福岡県久留米市、大分県日田市で現地調査を行いました。久留米市では、ペットと入れる避難所が開設されており、調査時点ではペット連れの避難者はいなかったものの、一時は複数のペット連れの家族が避難されていたとの情報もありました。市の取り組みによって、多くの飼い主さんとペットたちが安全に避難できていたということがわかりました。

また、佐賀県、福岡県の情報共有会議に出席しました。各地域の被害の状況が共有されましたが、佐賀県、福岡県、大分県いずれの地域でもいまだ全容の把握に至っていないところが多く、今後調査が進められていく中で、必要とされている支援が見えてくるものと思われます。福岡、佐賀の各県では、被災件数は百数十件にのぼるとみられており、その中にはペットを飼っているお宅も確実に含まれています。

動物福祉事業では、災害により流出したり使えなくなったりしたペット用品などに関して、必要となる物資の提供を行うとともに、環境の変化によりペットが落ち着かないなどの困りごとに対しても、環境設定やしつけ・ケアのサポートを実施いたします。引き続き、連携している団体や機関と情報を共有しながら、活動を継続してまいります。

【緊急支援】2023年7月九州北部・中国地方豪雨災害の状況(2023年7月12日更新)

日本レスキュー協会は、大雨による災害の報道を受け、情報収集および調整を開始するとともに、救助犬2頭、隊員3名、ペット支援チーム2名が九州北部に向け出動いたしました。

捜索はかなり局所的であることから、川に流されている可能性をつぶすため、唐津消防および地元消防団が見回りを行い、がれきや土砂が堆積し、目視では判断できない場合、救助犬による捜索を行うことが決定します。川沿いを捜索していた消防団より報告があり、スマートフォンが発見されたため、捜索してほしいとの依頼がありました。現地確認および捜索を実施し、堆積物に顕著な反応はなかったですが、右岸および左岸両方にて川のにおいを気にしていたため、報告しています。継続して捜索活動を実施中です。

佐賀県唐津市救助活動の様子(2023年7月11日)
佐賀県唐津市救助活動の様子(2023年7月11日)

ペット支援チームは唐津市役所へ向かい避難所などの調査を実施しました。次に神埼市役所へ向かい現地被災状況の調査を実施し、市社協を訪問し状況を確認しました。現時点でのペット支援の依頼はないですが、引き続き佐賀県内と、福岡県久留米市に入る予定としています。

ペットと一緒に避難された方などに関する情報はありませんでしたが、一部の地域では、まだ被害の全容がわかっておらず、今後新たなニーズが生まれてくる可能性があります。特に、ペットにまつわる困りごとは表面化しづらく、支援が届きにくくなる場合があります。連携して活動している各団体や各機関と情報を共有しながら、必要な支援を必要なところに届けられるように、引き続き活動を継続してまいります。

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寄付総額
1,197,569
寄付人数
2,302

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  • Vポイント
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Yahoo!ウォレット
クレジットカードで100円から寄付できます。

プロジェクトオーナー

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認定NPO法人日本レスキュー協会

認定NPO法人日本レスキュー協会は、1995年に発災した阪神淡路大震災を契機に発足しました。震災によって行方不明になられた方を捜索する災害救助犬と心のケアを行うセラピードッグの育成と派遣、捨てられた犬たちの保護をし、新しい家族を見つける動物福祉活動を行っています。こういった活動を通して、人と犬が真に共生できる社会を目指しています。

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