【緊急支援】石川県能登地方地震（日本レスキュー協会）

石川県能登地方地震に関する活動報告

日本レスキュー協会動物福祉事業は、2023年5月7日午前より石川県珠洲市にて被災したペットの支援およびニーズ調査の活動を開始しました。

珠洲市内は断続的に雨が降り続き、2023年5月6日には大雨警報とともに土砂災害警戒地域への避難指示が発令されました。
20カ所の避難所が開設され、一時は約80名の方が避難されていたとのことです。

避難所へ訪問し、避難者の方の状況等を聞き取りする中で、2023年5月5日の地震発災直後に、ペットを連れた家族が車中泊をされていたとの情報もありました。その後翌日には自宅に戻られたということでした。

災害時には、飼い主さんとペットの命を守るため、ペットとの同行避難が推奨されています。しかし、飼い主さんが「ペットを連れて避難所へ行ってはいけない」と思っていることが多く、「車中泊」「危険な自宅にとどまる」「ペットを家に置いたまま避難する」といったケースが多くあります。

これらの選択は、飼い主さんとペットの健康や命に危険が及ぶ可能性があります。ペットとともに避難所で待機できれば、飼い主さんとペットの安全を守ることができます。

私たちは珠洲市内の各地の避難所を回り、ペット用品をはじめとする物資や避難所内の環境設定のためのノウハウなど、ペットとの避難に関するサポートの準備があることをお伝えするとともに、行政機関や災害支援団体の関係者と情報を共有しました。

活動中の2023年5月7日17時現在も珠洲市内では強い雨が降り続いており、夜間を避難所で過ごす方も多いようです。
飼い主さんとペットが安全を守り、災害を乗り切れるよう、私たちにできることを継続してまいります。

引き続き、被災地での支援活動への応援をよろしくお願いいたします。