【災害救助犬の育成】被災地や山岳で行方不明者を捜す災害救助犬を育成し、助かる命を守りたい。

寄付受付開始日:2020/08/11

  • 領収書なし
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令和2年九州南部豪雨災害にて捜索活動を行う災害救助犬「太陽」

認定NPO法人日本レスキュー協会

プロジェクト概要

更新日:2024/08/16

どんなに救助技術や医療が発展しても、見つからなければ助からない。被災者家族が願う「会いたい」に応えるために、災害救助犬が有効に活動出来る社会を作りたい。ご協力をお願いいたします。

日本レスキュー協会は、阪神淡路大震災での教訓から災害救助犬の育成をはじめました。災害救助犬は、海外では救助チームの一部として運用されていることが多く有効性が証明されていますが、日本では認知度が低く、救助体制に救助犬が導入されていません。

令和2年九州南部豪雨災害 捜索現場へ向かう隊員と救助犬「太陽」

私たちが過去10年以内に出動した12回の内、7つの被災地ですぐに要請を受けられなかったり、連携が出来なかったり、厳しい現状がありました。また救助隊との訓練アンケートでは、多くの救助隊が「有効性がよくわかった」と回答している一方で、「連携に戸惑った」と回答していることも分かり、平時からの訓練に加え、運用の標準化が重要だと感じています。

令和2年九州南部豪雨災害 公的救助機関と調整し、連携を取る

こうした課題を解決していくために、救助犬の育成だけでなく、公的救助機関との連携訓練や他の救助犬団体との連携訓練、セミナー開催など災害救助犬の標準化に関する事業、行政との災害時の出動協定の締結、また活動を未来に繋げていくため救助犬指導者の育成や普及活動にも取り組んでいます。

タフな精神力と身体能力が必要な災害救助犬。育成には約3年を必要とする。

こうした活動を通して、犬やハンドラーに対する理解と信頼を向上させ、平時からの救助隊との連携が可能になること、そして、救助隊と救助犬が協働する新しい救助制度を兵庫県内で構築させ、そのモデルを全国へ広め、防災に強い国づくりを目指しています。

今、私たちに出来る事を行うために、皆様のお力を貸してください。

「犬とともに社会に貢献する」日本レスキュー協会

寄付金の使いみち

お預かりしたご寄付は、さらなる救助犬事業の拡充(救助犬の頭数の増加や、セミナーの開講、合同訓練の開催など)や、今後災害が起きた際の活動資金として大切に使用させていただきます。
・災害救助犬出動派遣費用(輸送費、滞在費、消耗品費など)
・災害救助犬育成費用(フード代、医療費、訓練備品購入費、交通費、人件費など)
・普及活動事業費(交通費、消耗品費、人件費など)

"#阪神淡路大震災から27年"
#assistancedog
"#emergencyrelief"

活動情報

更新日:2024/08/16

これまでの活動実績

■出動
有事の際、国内外さまざまな被災地や山岳捜索に救助犬と隊員を派遣しています。
(令和6年石川県能登半島地震、令和5年佐賀県唐津市土砂災害、奈良県熊野古道行方不明者捜索、令和4年山形県鶴岡市土砂災害、令和3年熱海市土石流災害、令和2年九州南部豪雨災害、令和元年九州北部豪雨災害、平成30年7月豪雨災害、平成29年九州北部豪雨災害、熊本地震、ネパール大地震、2014年広島豪雨災害、他29カ所)

平成30年7月豪雨災害にて捜索活動を行う災害救助犬「ホープ」

【令和6年石川県能登半島地震】2024年1月1日~1月10日、1月26日
2024年1月1日に発災した地震を受け、救助犬2頭、隊員5名が出動しました。渋滞や通行止めにより思うように進めず、2024年1月2日15時36分、ようやく珠洲市役所に到着。消防や警察、自衛隊の公的救助隊と連携しながら活動を開始しました。

また、2024年1月3日には全国各地から救助犬団体が集結。災害救助犬の運用には、公的な調整機関はありません。そのため、過去の災害では集まった各々の救助犬団体が被災自治体に詰め寄り、情報の一本化ができずに現場で混乱を招いてしまうことがありました。私たちは、こうしたことを防ぐために救助隊の指揮下に入り、救助隊と救助犬団体をつなぐ調整員を配置しました。

調整員は珠洲消防署内に常駐し、いつでも派遣要請を調整できるようにしました。その日に活動できる救助犬団体と頭数を把握し、救助隊から要請があった際は、自団体だけでなく各団体へつなぎました。9日間で延べ15の救助隊から要請があり、8団体、108人、75頭を調整。多くの方の協力により混乱が生じることなく活動することができました。また2024年1月26日には、輪島市より再出動要請があり、土砂災害現場を捜索しました。

令和6年能登半島地震 災害救助犬「陸」捜索の様子

【令和5年佐賀県唐津市土砂災害】2023年7月9日~7月12日
2023年7月9日(日)、福岡県、大分県、佐賀県にかかる線状降水帯により各地で大雨となりました。この大雨を受け2023年7月10日(月)、佐賀県唐津市で2名を巻き込む土砂災害が発生し、日本レスキュー協会は災害救助犬2頭(「太陽」「陸」)、隊員3名を現地へ派遣いたしました。

災害救助犬の活動で初めに大きな壁となることは、被災した自治体に救助犬が受け入れられるかどうか、という点です。過去の災害では、救助犬が必要な現場であったにもかかわらず、理解を得られず歯がゆい思いも経験いたしました。しかし今回被災した佐賀県とは、行政・消防・県警・CSOなどこれまで培ってきた多くのつながりがあります。被災地で救助犬を理解してもらえる環境が整っていました。

迅速な要請、スムーズな現場調整、連携。私たちが目標としてきた形に随分近い状況だったと思います。平時からの訓練、顔の見える関係性の構築がいかに重要であるか、という点が実証されたと感じています。小さくて見えにくいですが、私たちの活動は確実に前に進んでいます。

現地では、唐津消防の指揮下に入り、4日間活動しました。また、九州の救助犬関係者とのつながりと理解があったことにより、私たちが到着する前に被災地に駆けつけ、より迅速に救助犬を派遣することができました。においの隙間がほとんどない土砂災害では、犬たちの捜索も難航します。ですが、犬たちの素晴らしい嗅覚を信じて、わずかな反応がないか捜索に従事しました。

発災3日目以降は、行方不明者の家屋周辺だけでなく、土石流に巻き込まれ川に流された可能性を視野に、捜索範囲を拡大し河川敷沿いも捜索しました。2023年7月12日、海沿いで発見されたと連絡があり、活動を終了いたしました。

令和5年佐賀県唐津市土砂災害 災害救助犬「太陽」捜索の様子

【令和4年山形県鶴岡市土砂災害】2022年12月31日~2023年1月2日
2022年12月31日(土)午前0時55分ごろ、山形県鶴岡市にて土砂崩れが発生しました。集落の斜面が幅100メートル以上、高さ20~30メートルの範囲で崩れたことにより、住宅や空き家など約10棟が土砂に巻き込まれ、2名が行方不明。私たちは、山形県および鶴岡市に救助犬の必要性を打診しました。14時19分、鶴岡市から救助犬の要請が入り、隊員3名救助犬2頭(「太陽」「陸」)が出動。また現場までは約7時間かかることから、青森の北東北救助犬チームと調整し、合同チームとして現場入りしました。

2023年1月1日(日)午前3時すぎ、鶴岡市消防本部に到着し、情報を共有していただきました。その後消防車両の先導により被災現場に赴き、現地指揮所にて調整。すぐに救助犬を投入してほしいと要請を受け、活動を開始しました。

現場は局所的ではあるものの、大量の土砂が流れ込み、家屋の跡形はありませんでした。重機によって掘り進めていく中で、優先順位をつけるために救助犬が運用されました。「太陽」による捜索後、北東北救助犬チームの3頭が捜索。4頭の捜索結果をまとめて救助隊へ伝達し、その情報をもとに救助隊が掘り進め、しばらくして再び救助犬を投入、反応カ所を中心に掘り進める、その繰り返しが行われました。翌日、行方不明者が発見され、活動を終了しました。

令和4年山形県鶴岡市土砂災害 災害救助犬「太陽」捜索の様子

【神戸市灘区天狗岩行方不明者捜索要請】2022年5月4日(捜索前に発見の連絡あり)
2022年5月4日早朝5時30分、神戸市消防局担当者より天狗岩付近での行方不明者案件に関する情報提供がありました。隊員4名、救助犬1頭(太陽)が態勢を整え、また、愛知の救助犬団体(HDSK-9)に協力を要請(隊員2名/救助犬1頭)。7時30分頃、正式に局より要請が入り、東灘消防署に向かいました。現地では、特別高度救助隊第二係と連携し、会議にて情報が共有されたのち、活動方針が決定されました。現場に移動しようとした時、行方不明者が自力で帰宅されたと一報が入り、解散となりました。

実際に捜索活動はありませんでしたが、要請から出動、情報の共有まで大変スムーズに進められ、平時からの関係性が生かされていると実感することができました。

【令和3年熱海市土石流災害】2021年7月3日~2021年8月24日
2021年7月3日に熱海市で発災した災害に対して、災害救助犬チームは、すぐさま情報収集および調整を開始。2021年7月3日18時、隊員5名、救助犬「太陽」は、他の救助犬団体とチームを作り、出動しました。

令和3年熱海市土砂災害出動

2021年7月4日(木)未明、熱海市役所(熱海市消防本部)に到着後、早朝の災害対策本部会議にて活動が決定。救助隊指揮下で活動しました。
現場は、数メートルほど堆積された土砂や跡形もないほど流された家屋、横転している車両など、土石流の恐ろしさを物語り、水分を多く含んでぬかるむ土砂は救助隊の体を飲み込み活動を阻んでいました。

広範囲にわたる被災現場は非常に厳しい状況で、手作業による救助活動は難航。厚く堆積した土砂の中から人のにおいを捜すことは、嗅覚が優れた犬たちにとっても厳しい状況でした。それでも犬たちは、わずかに漏れ出る行方不明者のにおいを捜し、そしてハンドラーは、犬たちが示す小さな反応を見逃さないよう読み取ります。複数回の捜索を通して、救助犬の活動は、日に日に信頼されるようになり、発災直後は導入に慎重だった救助隊も積極的に運用するようになりました。

連日のように消防・警察・自衛隊からの要請は続き、それに応えるために多くの救助犬団体が動きました。私たちは、現場に混乱を招かないように行政と救助犬団体をつなぐ調整窓口も務め、要請が途絶えるまで態勢を整えました。
要請があればすぐに対応できるように全国の救助犬団体から協力を得ながら、20日間で延べ50団体、143名、107頭を派遣し、4名の行方不明者の発見に貢献することができました。

【令和2年九州南部豪雨災害】
自衛隊、警察、消防の各救助機関から捜索要請を受け連携し活動。

【平成30年7月豪雨災害】
行政との連携窓口となり、救助犬団体を取りまとめながら、全国の救助犬団体との調整業務を担う。延べ129名、99頭を派遣し、初めて情報の一本化を実現しました。

■公的救助隊との連携訓練
2016年以降徐々に増加し、顔のみえる関係の構築を進めています。これにより大規模災害以外の山岳事案で要請でも運用が検討されるようになりました。

神戸市消防局との山岳合同訓練の様子

【2023年】
2023年1月13日 西宮市消防局 山岳連携訓練
2023年1月16日~17日 川西市消防本部 がれき連携訓練
2023年2月1日 西宮市消防局 山岳連携訓練
2023年3月1日 神戸市消防局 がれき連携訓練
2023年3月8日 西宮市消防局 山岳連携訓練
2023年4月12日 佐賀県警 土砂災害連携訓練
2023年6月6日~8日 陸上自衛隊第36普通科連隊 ロープ訓練
2023年9月22日 富田林市消防本部 座学講習
2023年10月4日~5日 川西市消防本部 高所搬送訓練
2023年11月14日 神戸市消防局 山岳連携訓練
2023年12月6日 富田林市消防本部 夜間山岳連携訓練
2023年12月19日~20日 交野市消防本部 座学講習

神戸市消防局と山岳救助に関する連携訓練

【岡山市消防局】2022年7月13日
岡山市消防教育訓練センター内にて、この先の災害時にともに協働し合える関係作りとそれを生かす事を目的とした研修会に参加。
研修会では、お互いの自己紹介、災害時出動協定書および緊急時要請連絡先の確認、また今年度の訓練計画を共有し、日本レスキュー協会の活動事案などを紹介しました。

その後、閉所捜索救助救出訓練所で、災害救助犬『太陽』がどの様な流れで要救助者の位置を告知し救助隊員につなげる事ができるか、確認していただきました。

【佐賀広域消防局】2022年6月17日
佐賀広域消防局を訪問いたしました。これまで関係性はほとんどなく、今回初めての訪問となりました。顔合わせでは、副局長および警防課副課長、さらにはその場で消防署にもつないで頂き、課長および救助係長とご挨拶することができました。救助犬の活動について説明し、特に熱海土石流災害での活動事例は関心を寄せて頂きました。

これまで佐賀消防では、救助犬との連携がなかったものの、導入に関して前向きな様子であり、今後、訓練を通してより一層顔の知れた関係づくりを構築できると感じています。

【西宮市消防局】2022年1月14日
西宮市消防局と山岳地での捜索救助事案に関する訓練を行いました。
訓練では、地域の山を熟知した救助隊により捜索範囲を絞り、「太陽」と「金蔵(救犬ジャパン所属)」が数キロ離れた場所の行方不明者を迅速に発見。救助隊によるサポートがあってこそ成し得た結果でした。

捜索の様子を目の当たりにした救助隊は、「有事の際はすぐに要請したい」「しっかり見つけられてすごい」と話し、今回の訓練が充実したものになったことを実感しました。

【神戸市消防局特別高度救助隊】2021年12月2日
神戸市消防局特別高度救助隊と山岳救助活動を想定した、連携(捜索)訓練を行いました。
訓練では、広範囲かつ要救助者情報の乏しい状況という実働に近い想定のもと、GPSや救助隊によるドローン検索も活用しながら進められました。現場では犬の反応を救助隊に報告しながら範囲を狭め、分岐点では救助隊の指揮でチームを2分して検索。無事に滑落していた要救助者を発見することができました。

また、連携訓練のほかロープアクセス技術の習得に試み、救助隊による犬の輸送方法を模索しました。安全にかつ迅速に犬とハンドラーが目的地へ到達できるようにと、救助隊のプロフェッショナルな技術に触れ、より一層身が引き締まる思いでした。

■防災訓練
協定のある自治体の防災訓練に参加しています。

福井県防災訓練で活動する「太陽」

【2023年】福岡県、大阪府吹田市、兵庫県、京都府、奈良県、三重県
2023年8月26日 尼崎市防災訓練
2023年5月29日 福岡県総合防災訓練
2023年5月21日 東京消防庁・国立市・立川市・昭島市合同総合水防訓練
2023年1月9日 豊中市消防出初式
2022年12月5日 近畿府県合同防災訓練・緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練
2022年11月13日 福井県総合防災訓練
など

■協定
有事の際に救助犬の理解が得られるように行政との協定締結に努めています。
現在全国60の行政と災害救助犬の派遣に関する協定を締結、特に、阪神間の全ての7市および神戸・西宮・大阪市といった主要な消防局との協定は、認知度の高さを示し、ひいては防災力の向上に寄与しています。

活動を通して救助犬の理解を得ることが出来、協定締結につながった

(神戸市消防局、東京消防庁、徳島県、石川県、福井県、兵庫県、奈良県、香川県、兵庫県宝塚市、大阪府吹田市、三重県、大阪市消防局、大阪府池田市、京都府、兵庫県三田市、兵庫県芦屋市、兵庫県川西市、滋賀県、北海道、千葉県流山市、大阪府、鳥取県、宮城県、岡山県瀬戸内市、広島県尾道市、兵庫県尼崎市、山口県防府市、岡山県岡山市、島根県江津市、岩手県、大阪府茨木市、岡山県総社市、大阪府豊中市、大阪府八尾市、大阪府柏原市、大阪府藤井寺市、岡山県浅口市、兵庫県加東市、山梨県南アルプス市、大阪府摂津市、兵庫県西宮市、兵庫県伊丹市、大阪府富田林市、兵庫県城陽市、広島県広島市、山梨県甲府市、広島県福山市、大阪府河内長野市、和歌山県橋本市、大阪府太子町、岡山県玉野市、西宮市消防局、和歌山県、福岡県、大阪府交野市消防本部、佐賀県、福岡県みやま市、大阪府堺市、大阪府獣医師会、三重県獣医師会、福岡県獣医師会)

■育成
現在9頭の犬をトレーニングしています。子犬の頃からパートナーを組み、約3年かけて一人前に育てます。訓練は、当施設だけでなくさまざまな場所で訓練を行い、練度を高めています。(2021年度:合同訓練7回)

捜索訓練中の「たの」

【2024年】
兵庫県広域防災センター(2024年2月2日)、愛知県犬山市・長久手市(2024年4月24日~25日)長野県八ヶ岳国際救助犬育成センター(2024年7月17日~19日)

長野県にて訓練を行いました。(訓練犬「侑(ゆう)」)

【2023年】
兵庫県広域防災センター(2023年2月7日)、兵庫県広域防災センター(2023年3月29日)、長野県八ヶ岳国際救助犬育成センター(2023年7月20日~22日)、岐阜県高山市(2023年10月30日~11月1日)

岐阜県にて山岳捜索訓練を行いました。(訓練犬「湊(そう)」)

【長野県】2022年8月17日~19日
長野県八ヶ岳国際救助犬育成センターへ合宿に行ってきました。大阪や佐賀、神奈川、千葉の救助犬関係者が集い、さまざまなトレーニングを学びました。
「太陽」は、より実践的な訓練に励みながら練度を高め、「陸」は、慣れない環境に緊張しながらも一つずつ乗り越えて自信をつけていきました。「あゆむ」は、持ち前の身体能力を発揮し、3日間でみるみるうちに成長を遂げ、コツコツと頑張るタイプの「たの」は、上手に鼻を使いながら、捜すことを諦めない強さが出てきました。

全頭、捜索が大好きな様子が見てわかり、その喜びを犬たちと共有できたことは、ハンドラーにとって何より嬉しいことでした。

【岐阜県】2021年11月21日~23日
岐阜県高山市にて山岳捜索訓練を行いました。訓練では、他の救助犬団体(大阪、奈良、愛知、千葉、富山)と合同で実施し、有事に備えた意見交換や連携に努めました。

訓練犬の「あゆむ」は、持ち前の身体能力を生かし集中力が途切れることなく捜索できるようになり、「たの」は、においの取り方が上手になり、サポートがなくても行方不明者のもとにたどり着けるようになりました。「カミ―ノ」は、捜索意欲が高まり広範囲の捜索ができるようになり、山岳が得意な「陸」は本格的な訓練に挑戦し、少しずつ頼もしいパートナーになってきました。「ゆいと」「太陽」も順調にステップアップしています。

■講座、セミナー開催
救助犬の認知度を高め、普及させるため、講座やセミナーを開催しています。
【救助犬サポーター養成講座】
・2021年度10回実施(15名受講)Instagramを使用。
【救助犬育成体験プログラム】
・2021年度3回実施(9名受講)

【FEMAセミナー】2015年11月23日~24日、2017年5月9日~10日
アメリカのカリフォルニア州よりFEMAに所属する災害対応指揮官(FEMAオペレーションチーフ)および現役災害捜索犬のスペシャリスト(California Task Force3 K-9ハンドラー)を講師に招き、FEMAが実施する捜索活動と災害捜索犬の活用などについてのセミナーを開催。約200名の救助隊とハンドラーが学ぶ。

アメリカFEMAから講師を招き、セミナーを開催。

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認定NPO法人日本レスキュー協会

NPO法人日本レスキュー協会は、1995年に発災した阪神淡路大震災を契機に発足しました。震災によって行方不明になられた方を捜索する災害救助犬と心のケアを行うセラピードッグの育成と派遣、捨てられた犬や猫の保護をし、新しい家族を見つける動物福祉活動を行っています。こういった活動を通して、人と犬が真に共生出来る社会を目指しています。

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