概要

海を遊泳するタイマイ

アジア最大のタイマイ繁殖地であるインドネシア・ジャワ海では絶滅寸前のタイマイの卵がほぼ100%盗掘されています。認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)では、盗掘されないように卵を保護する活動を、1998年から産卵が多い場所を選んで実施しています。

98年~2013年の16年間で保護した卵の数は約150万個 (1,490,224 個)で、そのうち57%( 877,654 匹) の子ガメを自然ふ化させて、海に帰しています。しかし、これらの稚ガメが親にまで成長するのはごくわずかです。タイマイを守るためには、稚ガメをさらに増やし、それを阻害している卵の食害を減らす積極的な努力が必要です。

これらの活動には元となる資金が必要です。タイマイを地球上から消滅させないために、皆様のご賛同とご支援が必要です。よろしくお願いします。


○○○ 更に詳細を知りたい方は下記もご覧ください ○○○

■「海の熱帯雨林」サンゴ礁域に棲む
タイマイは生物多様性や生産性が高く「海の熱帯雨林」と呼ばれるサンゴ礁地域を好んで生息するウミガメです。主にカイメンを食べる珍しい生き物としてサンゴ礁域の生態系にとって重要な役割を担っています。

■日本の伝統産業を支えたタイマイ
奈良時代に日本に伝わり、日本の伝統文化となった“べっ甲工芸品”。その原材料になるのがタイマイの甲羅です。
現在べっ甲材の輸入は禁止されていますが、ワシントン条約(CITES)の締結と日本の批准の前年の2年間に、世界中から13万頭分以上のべっ甲材を、日本の商社が大量輸入したことにより、タイマイは絶滅に追い込まれてしまったという経緯があります。インドネシアはべっ甲材の世界最大の輸出国でした。これにより、タイマイの生息数は80%以上減少しました。
※詳細はコチラ

■ELNA保全へのこだわり
私たちの保全活動を一言で表すと「“海ほんらいの力”をサポートする活動」です。
生物に直接手を加えるのではなく、生物に影響を与えている人為的要因を取り除くことが重要と考えます。また、活動を継続的に行うためにも地域の人々住民と共に調査保全活動を展開しています。

寄付金の使いみち

ふ化して海へ旅立つタイマイの赤ちゃん
ふ化して海へ旅立つタイマイの赤ちゃん

皆さまからのご支援は、以下のように活用させていただきます。現在、ジャワ海の5つの島でタイマイの保全活動を行っています。

○卵の保護
・卵を盗掘から保護するための監視員の雇用代。産卵巣を監視するために、かつて卵の密漁の仕事をしていた人を雇っています。監視だけでなく、日々の産卵調査も記録してもらいます。
・卵の保護権利を得るための費用(島の賃借料や卵買い上げ代金)

○多くの子ガメを海に
・調査や保全運営のための渡航費や人件費、資材費
※巣穴から脱出した赤ちゃんガメの頭数確認と、卵がふ化しなかった原因を調べ、ふ化率を向上させ、赤ちゃんガメをふやしています。産卵にやってくる親亀も、わずかずつですが近年増加しています。このため、年3-4回現地を訪問して、滞在日数を増やす必要が出てきました。オオトカゲやネズミ、サルなどによる卵の食害問題もあります。具体的なその対策も必要です。
※活動地は全て人里離れた離島です。
※未来の為に、現地調査スタッフへの調査指導・育成をおこないます。