寄付受付開始日:2014/07/28
更新日:2023/10/02
タイマイは、とがったクチバシが特徴のウミガメです。甲羅がべっ甲材として高値で取引されたため、20世紀に世界中から8割も乱獲され、絶滅寸前となりました。さらに、アジア最大の繁殖地として重要な地域であるインドネシア・ジャワ海では、2019年現在でもほぼ全ての卵が食用としてお金になるため乱獲され続けています。
認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)では、盗掘されないように卵を保護する活動を、地元の元卵採取人を雇用する形で1998年から実施・継続しています。
現在の問題は、活動地域外で地域的絶滅の兆しがある場所が徐々に現れていることと(1970年頃からつづく卵の乱獲による)、ELNAの活動がなくなると、活動地での保護は継続されなくなってしまうということです。
この問題をクリアするため、ELNAでは活動地での保全を継続しつつ、活動地外への介入や地元監視員などの人材育成にも目を向けたり、世界のウミガメ保全にも関わるウミガメの生態解明など多角的に取り組んでいます。
しかし、これらの活動には元となる資金が必要です。もちろん団体内でも資金調達に努力していますが、継続した活動には資金がつきにくく、一般の皆様からの(細くとも)長い支援が何よりも必要なのが現状です。この募金では実質的な「タイマイ卵保護活動の継続」資金を募集しています。
タイマイを絶滅から救うため、皆様のご賛同とご支援を、どうかよろしくお願いいたします。
【保護実績】
2018年までの約20年で保護した卵の数は、約344万個(3,440,313 個)です。本来ヒトに取られて生まれてこないはずだった1,546,567匹 の子ガメを海に帰すことができました。
おかげで5カ所の活動地では、いずれも産卵数が増加してきており、一番長い活動地では当初の8倍に数が回復し、ジャワ海最大規模の産卵地に成長しました。
○○○ 更に詳細を知りたい方は下記もご覧ください ○○○
■「海の熱帯雨林」サンゴ礁域に棲む
タイマイは生物多様性や生産性が高く「海の熱帯雨林」と呼ばれるサンゴ礁地域を好んで生息するウミガメです。主にカイメンを食べる珍しい生き物としてサンゴ礁域の生態系にとって重要な役割を担っています。
■日本の伝統産業を支えたタイマイ
奈良時代に日本に伝わり、日本の伝統文化となった“べっ甲工芸品”。その原材料になるのがタイマイの甲羅です。
現在べっ甲材の輸入は禁止されていますが、ワシントン条約(CITES)の締結と日本の批准の前年の2年間に、世界中から13万頭分以上のべっ甲材を、日本の商社が大量輸入したことにより、タイマイは絶滅に追い込まれてしまったという経緯があります。インドネシアはべっ甲材の世界最大の輸出国でした。これにより、タイマイの生息数は80%以上減少しました。
※詳細はコチラ
■ELNA保全へのこだわり
私たちの保全活動を一言で表すと「“海ほんらいの力”をサポートする活動」です。
生物に直接手を加えるのではなく、生物に影響を与えている人為的要因を取り除くことが重要と考えます。また、活動を継続的に行うためにも地域の人々住民と共に調査保全活動を展開しています。
■領収書の発行について
・2021年4月9日(金)11時半以降の新規ご寄付分より、領収書の発行が可能です。
・1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
・手続き完了後の発行や再発行はできません。
・領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人エバーラスティング・ネイチャー・Yahoo!ネット募金係
電話:045-432-2358
メールアドレス:info@elna.or.jp
皆さまからのご支援は、以下のように活用させていただきます。現在、ジャワ海の5つの島でタイマイの保全活動を行っています。
○卵の保護
・卵を盗掘から保護するための監視員の雇用代。産卵巣を監視するために、かつて卵の密漁の仕事をしていた人を雇っています。監視だけでなく、日々の産卵調査も記録してもらいます。
・卵の保護権利を得るための費用(島の賃借料や卵買い上げ代金)
○多くの子ガメを海に
・調査や保全運営のための渡航費や人件費、資材費
※活動地は全て人里離れた離島です。
※未来の為に、現地調査スタッフへの調査指導・育成をおこないます。
更新日:2023/10/02
【タイマイ卵保護活動実績】
〇活動地の拡大(各島の保護開始年)
1998年 セガマ・ブサール島
1999年 プスムット島
2000年 モンペラン島
2007年 キマール島再開(99年に4カ月間活動したが海賊に占拠され休止)
2009年 プナンブン島
〇保護巣数の増加
1998年 126巣
2007年 881巣
2009年 1,136巣
2018年 3,659巣
〇海に帰せた子ガメ数(確認できた数のみ)
1998年 6,836頭
2007年 56,007頭
2009年 41,415頭
2017年 181,115頭
【その他の活動】
・活動地外のタイマイ生息調査(インドネシア40地域509海岸を踏査)
・国際自然保護連合(IUCN)レッドリストへデータ・コメント提供
・International Sea Turtle Symposium等での公表
・活動地に産卵するアオウミガメ卵の保護
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エバーラスティング・ネイチャーは、アジア地域の海洋生物およびそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年に設立された認定NPO法人です。現在はウミガメ保全を中心に、関東・小笠原・インドネシアを主な拠点として活動しています。種を絶滅させないことを絶対条件に、生物だけでなく生物と関わりのある人間の営みをも持続できる世界を目指しています。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
特定非営利活動法人エバーラスティング・ネイチャーのプライバシーポリシーは、
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なお、Yahoo!ネット募金に関し、LINEヤフー株式会社より提供を受けた個人情報については、次の目的の範囲においてのみ利用します。
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以上
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