寄付受付開始日:2024/09/22
更新日:2024/11/27
2024年9月21日、石川県に大雨特別警報が発表されました。
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により被害を受けた地域で、仮設住宅の浸水など深刻な被害が発生しており、避難所も既に複数開設されている状況です。
現場では、再建したばかりの住宅・施設仮設住宅の深刻な浸水が見られ、街中では汚泥や倒木によって交通が妨げられています。
輪島市では再び断水が発生し、地理的に孤立している地域もあり、復旧までに時間を要する見込みです。
ジャパンハートでは、2024年9月21日の発災以降、10カ所以上の避難所を巡回し、環境確認や健康チェックを実施しました。今後も現地の支援ニーズを踏まえ、地域住民の方々や自治体職員の皆様に寄り添った支援を継続して参ります。
皆様のご支援、ご協力の程なにとぞよろしくお願い申し上げます。
【令和6年能登半島地震における緊急救援活動】
ジャパンハートは、発災直後から2024年4月20日までに、輪島市、珠洲市、能登町、七尾市の計8カ所の避難所・診療所に看護師常駐支援を行ったほか、輪島市門前地区では医師・看護師による15カ所以上の避難所巡回診療を実施。
フェーズが変わり多くの医療支援チームが2024年2月末には撤収していくなか、2024年4月20日まで医療を越えて安心を届けるため地域に寄り添う支援を継続しました。
また、2024年6月からは中長期支援として、仮設住宅における孤立を防ぐため「おしゃべり喫茶」と題したサロン企画を輪島市門前および能登町において継続的に実施しています。このような継続的な支援活動が、迅速な対応につながっています。
【ジャパンハートのこれまでの主な国内緊急救援活動】
▼2011年3月 東日本大震災緊急支援
2011年3月17日に被災地へ入り、全国から医師・看護師、一般ボランティアを募り、ジャパンハートとして国内初の緊急医療支援活動を行いました。派遣したボランティアの数は450名を超えています。
現地では、避難所の巡回診療、医療物資の運搬、被災者の心のケア、ボランティアの派遣等を実施しました。
また、地域開業医の方々をサポートするため、土日のみ営業するジャパンハート こども・内科クリニックを石巻に開院し、約3年間にわたり地域医療を支えました。
▼2016年4月 熊本地震緊急救援
熊本市南区の医療対策本部に入り、医療救護班として避難所の医療巡回支援を行いました。その一方で、「南阿蘇の老人介護施設に要介護避難者受け入れの要請が多数発生し、困窮している」という情報を受け、現地を視察。自分たちの力で脆弱な高齢者を守る福祉避難所を申請した施設の要望にこたえ、看護師チームを派遣しました。
▼2020年7月〜【令和2年7月豪雨】緊急支援
九州を中心に甚大な被害をもたらしている「令和2年7月豪雨」を受け、災害発生当初より医療支援活動を行いました。7月7日より医療者派遣及び物資支援を実施し、8月末までの期間に熊本県八代市及び人吉市の避難所計3か所で活動を行いました。
■領収書の発行について
ジャパンハートは、2011年11月に東京都の認定を受けた「認定NPO法人」です。そのため、当団体へのご寄付は税制上の優遇措置(寄付控除)の対象です。1回3,000円以上のクレジットカードによるご寄付で、領収書の発行を希望して寄付された方に、領収書を発行いたします。
※手続き完了後の発行や再発行はできません。
※当団体からの領収書発行時期: 都度発行(当団体への入金が完了した日から1~2カ月程度で発行いたします)。
※領収書の日付は、お客様の寄付手続き日ではなく、当団体への入金が完了した日(原則として寄付手続き日の翌月末日頃)です。
※Vポイントによるご寄付の場合は、領収書発行の対象外ですのでご留意ください。
詳しくはヘルプページをご参照ください。
領収書に関するお問い合わせは、下記までご連絡ください。
<お問い合わせ先>
特定非営利活動法人ジャパンハート支援者サービス担当
電話: 03-6240-1564(平日10-17時)
メールアドレス:shien@japanheart.org
皆様からいただいたご寄付は、能登半島大雨災害にかかる支援に大切に使わせていただきます。
・旅費交通費
全国から派遣される医療者の旅費交通費、およびカンボジアからの応援スタッフの国際航空券費用など
・医療物資や支援活動
被災された方へ、医療の観点から現地が必要とする支援を届けるために使用させていただきます
※本災害の被災地で医療の観点から現地が必要とする支援に十分な資金が集まり、もし余剰資金が発生した場合は、定常プロジェクトに活用させていただきます。
更新日:2024/11/27
ジャパンハートは、2024年11月7日から10日にかけて、6回目となるカフェ企画「おしゃべり喫茶」を能登町および輪島市で実施しました。
この「おしゃべり喫茶」とは、仮設住宅への入居が進む一方でコミュニティーの離散により独居高齢者などが周辺住民との交流機会を失い孤立してしまうケースが増加していることを受け、仮設住宅の入居者を中心に地域住民の方が自由に話せる場として開催したものです。
今回の参加者は、6地区で合計129名。
回を重ねるごとに顔なじみの方も増え、「玄関にチラシを貼っていた、開催が待ち遠しかった」という常連さんや、「夫に頼んで車で連れてきてもらった」と地区をまたいで参加してくださる方もいらっしゃいました。
仮設住宅における孤立化を防ぎ、また気軽に健康相談ができる場として開始をした「おしゃべり喫茶」ですが、医療以外の部分での住民の方々のニーズを拾い上げる機会にもなっています。
例えば今回、通りすがりの若い女性から、「友人と気軽に集まれる場所がない。自宅では夫や子どもが傍にいるので話しづらいことも多い。相談ごとがなくても、友達とゆっくり話す場として参加しても良いのか?」といった声が聞かれ、ぜひ活用してくださいとお伝えしました。
会場は仮設住宅の集会所が中心ですが、ご自宅にお住まいの方で「道を歩いていても、人と会わなくなった。話す機会が少ないので有難い」と参加してくださる方も。
また、私たちが一方的に場づくりをするだけでなく、「机にゴミ箱があった方がいいから、チラシがあれば作れるよ」と、画用紙を折ってゴミ箱を作っていただいたり、「今日はあたたかいから、外でもいいかも」「ご近所に声をかけてこようか」と参加されている住民の方々からアイデアやサポートをいただくことも増えています。
少しずつこの企画が一方的な「支援」ではなく地域の方々と協働での催しになっていることを実感します。
大地震と豪雨を経て、これから大雪の冬を迎える能登半島。
ジャパンハートは引き続き、地域の方の声に耳を澄ませながら、活動を継続していきたいと考えています。
2024年10月11日で、この度の令和6年奥能登豪雨の緊急支援は終了しました。
約3週で、輪島市内11カ所の避難所巡回支援を実施し、約400名の方々に「心を救う医療」を届けることができました。
2024年1月の地震から少し光が見えてきた、そんな時に起こった今回の豪雨災害。
住民の方や、被災しながら能登を支え続けている支援者の皆様の負担を少しでも緩和していくような「支援者支援」を継続していきます。
【今後の能登半島支援】
ジャパンハートでは中長期支援として、仮設住宅や避難所、住民孤立を防ぐため「おしゃべり喫茶」と題したサロン企画を継続的に実施してまいります。
奥能登豪雨後に行った本企画では、豪雨で避難されている方が多く集まる場所で急きょ開催。
能登半島地震常駐支援後、おしゃべり喫茶を通じ中長期的に能登にて継続支援してきたことが、今回の奥能登豪雨での活動やその後の長期的な支援の柔軟さにつながりました。
おしゃべり喫茶では、喫茶に来てくださった方はもちろん、仮設住宅にいらっしゃる住民の方を訪問し、健康面や精神面など困ったことがないか医療者による聞き取りを行っています。
また、仮設住宅だけでなく避難所や仮設住宅に行かないという選択をされた方々、例えば、避難所にはもう戻りたくないという強い意志で厳しい環境で生活をされている方もいらっしゃいます。
そういったさまざまな背景の方がいらっしゃる中で、誰一人取り残さない、ひとり一人の心に寄り添う医療を提供してまいります。
時々に応じて、柔軟にその時に必要なこと、ものを届けていく支援を今後も継続してまいりますので引き続きご支援、応援の程何卒よろしくお願い申し上げます。
ジャパンハートは、発災当日の2024年9月21日に緊急医療チームを派遣し、その後調査を開始。
2024年9月23日からは輪島市と連携した活動を実施。
輪島市内では、断水および停電が発生し避難所が多数開設されていたため、調査チームに参加して避難所を訪問し、状況の調査を行いました。
発災からこれまでに10カ所以上の避難所を巡回し、環境確認や健康チェックを実施しています。
現場では、再建されたばかりの住宅・施設や、仮設住宅の深刻な浸水が見られ、街中では汚泥や倒木によって交通が妨げられています。
輪島市では再び断水の被害を受けた地域や、孤立している地域もあり、復旧までに時間を要する見込みです。
今後も現地の支援ニーズを踏まえ、地域住民の方々や自治体職員の皆様に寄り添った支援を継続して参ります。
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ジャパンハートは、2004年に設立された日本発祥の国際医療ボランティア団体です。「医療の届かないところに医療を届ける」を活動理念に、途上国で子どもの診療・手術などを無償提供、大規模災害発生時の医療チーム派遣を実施。日本国内では僻地・離島への医療者派遣や小児がんの子どもの外出支援を行っています。
2020年からは、新型コロナウイルス感染症対策として全国75カ所以上のクラスター現場に医療チーム250名以上を派遣。全国700以上の医療・福祉機関へマスク200万枚などの物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導なども継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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以上
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