災害発生時に要配慮者を支える物資支援プラットフォーム「Heart Stock」

寄付受付開始日:2024/03/15

  • 領収書あり
[災害発生時に要配慮者を支える物資支援プラットフォーム「Heart Stock」]の画像
熊本地震にて現地での物資支援の様子(2016年4月)

(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート

プロジェクト概要

更新日:2024/03/15

「Heart Stock」とは?
災害発生時に、高齢者や乳幼児などの要配慮者に必要物資を届けるためのプラットフォームです。

新型コロナウイルス感染症が日本国内で拡大した2020年、医療機関では感染防止用のガウンやマスクなどが不足し、医師や看護師は安全な治療活動すら難しい状況となりました。その教訓から学び、将来の新たな感染症や災害に備えて迅速な物資の募集・提供スキームを作りたいと考えていた私たちジャパンハートが、総合コンサルティング企業のアクセンチュアの協力を得て構築したシステムが「Heart Stock」です。

「Heart Stock」は、物資を送りたい企業などの支援者と、物資が必要な医療機関を迅速につなげるためのシステムです。医療物資をはじめとするさまざまな物品を提供したいと考える企業・団体などの支援者が提供物資の種類や提供数を登録し、病院や介護施設などの医療機関が掲載された物資から必要なものの提供を依頼し受け取ります。
物資と医療施設のマッチングに必要な作業の大部分をシステムにゆだねることで、より迅速に、幅広い種類の物資の供給が可能となりました。

これまで、東日本大震災や熊本地震、新型コロナウイルス感染症のクラスター発生施設支援などへの医療チーム派遣を通じて私たちが認識していたのは、「災害時には、数は少なくても、要介護者や乳幼児などの『特殊なニーズ』を持つ被災者がいる」ということです。そこで、こうした特殊なニーズにこたえられる物資の備蓄準備を開始。富山県、佐賀県、岡山県の3カ所に要介護者向けの物資をそれぞれ備蓄していました。

「Heart Stock」が能登半島地震にて果たした役割
私たちが備蓄した物資は、これまでにも2022年の静岡県清水市における断水などを受けて調理ができなくなった高齢者施設などに提供されてきました。今回、さらにその真価を発揮したのが、2024年1月の能登半島地震への支援で、発災翌日から要介護者への支援物資を提供することができました。

たまたま被災地域の一部だった富山県射水市に備蓄があったことから、発災翌日の2024年1月2日には同市に備蓄されていた物資を隣接自治体である富山県氷見市に提供。同時に、岡山県に備蓄していた物資の輸送を開始し、射水市や石川県内の被災地にも提供しました。

能登半島は、全国はもちろん、石川県の平均と比べても高齢者の割合が高く、高齢者向け支援物資のニーズは高い状態です。このほかにも、企業の協力を得て、おなかの調子を整える乳酸菌飲料の提供なども実現し、被災者の皆様の健康維持に貢献することができました。

令和6年能登半島地震における避難所での支援活動の様子
令和6年能登半島地震 看護師の避難所での活動写真

「Heart Stock」が今後の災害で果たす役割
今後も、「Heart Stock」は災害時の支援活動に不可欠な役割を果たすと私たちは考えています。有事に迅速な対応ができるよう、平時の企業などからの支援物資のマッチングに加えて、全国各地の企業の皆様の協力の下、要介護者・乳幼児向け物資の拡大を進めています。

今回は、たまたま被災地の近くに備蓄があったことにより、翌日の物資提供が実現しました。今後、より多くの地域で備蓄を実現できれば、日本のどこで災害が発生したときでも、迅速に必要な物資を被災地に提供することができるようになります。

とはいえ、備蓄される物資の一部には、安全のために使用期限・消費期限が定められているものがあります。備蓄場所・備蓄物資の数量を充実させるとともに、定期的な備蓄物資の更新も行っていく必要があります。

令和6年能登半島地震 避難所の校舎前でのスタッフ写真

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皆様からいただいたご寄付は、災害時の物資支援を支える以下の費用に大切に使わせていただきます。

・在庫管理ソフトの使用料:「Heart Stock」プラットフォームの運用に必要な在庫管理ソフトの維持・使用料
・必須物資の補充費:介護食や衛生用品など、仕様・消費期限の観点から定期的な補充が必要な物資の購入費用
・物資拠点への郵送費:ストックされた物資を災害発生地域の拠点へ迅速に送付するための郵送費用

今後起こりうる災害に備え、「Heart Stock」プラットフォームを通じた迅速かつ効果的な支援活動を継続するために、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

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プロジェクトオーナー

(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート

ジャパンハートは、2004年に設立された日本発祥の国際医療ボランティア団体です。「医療の届かないところに医療を届ける」を活動理念に、途上国で子どもの診療・手術などを無償提供、大規模災害発生時の医療チーム派遣を実施。日本国内では僻地・離島への医療者派遣や小児がんの子どもの外出支援を行っています。
2020年からは、新型コロナウイルス感染症対策として全国75カ所以上のクラスター現場に医療チーム250名以上を派遣。全国700以上の医療・福祉機関へマスク200万枚などの物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導なども継続しています。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。

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