アジアのお母さんと子どもの健康を守る地域づくり

寄付受付開始日:2014/04/08

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アジアの農村地の産前産後のお母さんや子供の健康を守るため、保健環境の改善に向けて取り組んでいます。

ピープルズ・ホープ・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2021/09/07

カンボジアやミャンマーでは、お母さんが妊娠中や出産・産後に亡くなるリスクが日本の30倍 以上、またミャンマーで赤ちゃんが1歳までに亡くなるリスクは日本の20倍にもなります。(※1)

赤ちゃんを抱えるお母さんたち(カンボジア)

これらの国は、過去の内戦や政治体制などさまざまな要因で、保健医療の環境や人材が十分に整っていません。特に農村部では自宅出産が多く、 難産や多量出血など不測の事態に対応できず、お母さん、そして生まれてくる赤ちゃんも命を落とす可能性が高まります。

ピープルズ・ホープ・ジャパンが目指しているのは、誰もが健やかに暮らせる地域づくり。そのために未来を担う母と子を中心とした保健サービスの充実に向けた活動を続けています。

(※1)世界子供白書 2019

老朽化した施設で産後検診を行う助産師(カンボジア)

たとえば、カンボジア。1970年代の長期的な内戦とポルポト政権により、カンボジアの医療制度は崩壊状態に陥りました。ポルポト政権が陥落した時、カンボジアに残された医師数はたったの40人だったといわれています。今もなお、カンボジア国内では、医療従事者や医療施設が不足しています。

カンボジアの農村部には、保健センターと言われる診療所がありますが、提供するサービスの質が低かったり、設備が整っていないこともあります。

妊婦の自宅を訪問し、産前産後に適切な保健知識を伝えるボランティア(カンボジア)

保健センターは公立の医療機関ではあるものの、医療スタッフの給料は安く、設備への費用も乏しいのが現実です。そのため、診療所に行っても、スタッフが不在だったり、サービスが悪かったりすることも多々あります。

すると地域住民は、診療所から足が遠のき、体調が悪くなっても放置したり、誤った方法で治そうとしたり、私立の病院で高額な治療費を払ったりすることになります。

子供に予防接種をする医療従事者

PHJは、まず診療所のサービスや運営の改善に向けて医療スタッフの能力強化をしながら、ボランティアを巻き込んで地域住民へ基礎的な健康に対する知識を提供する場を作っています。

こうした活動を進めることで、地域住民がより質の高い保健サービスにアクセスできる環境につながります。

寄付金の使いみち

PHJは、診療所のサービスや運営の改善に向けて医療スタッフの能力強化をしながら、ボランティアを巻き込んで地域住民へ基礎的な健康に対する知識を提供する場を作っています。

いただいたご寄付は医療人材の教育にかかる講師への費用やボランティアの育成や地域住民への保健衛生教育にかかる経費、医療施設や医療機器などの購入費用など、保健医療環境への整備といった現地活動費と、運営管理費に充てます。

活動レポート

活動情報

更新日:2021/09/07

活動地の変化や人々に寄り添い、ニーズに合った活動を進めています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が PHJ の事業国でも広がり、海外駐在員の安全確保や活動の継続が課題となりました。

そうしたなかで、カンボジア・ミャンマー両国の事業国で COVID-19 対策の緊急支援を複数回行うなど、未曽有の状況でも国際協力支援団体として、困難な状況に置かれている人々に寄り添い続けています。

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プロジェクトオーナー

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ピープルズ・ホープ・ジャパン

米国Project HOPEの日本支部として1997年設立。医療機器・技術支援から始まり、インドネシア、タイ、ベトナムなどでアジアの保健・医療分野の支援を行う。現在はカンボジアとミャンマーなどで農村地の人々の保健医療環境の改善に取り組んでいます。1999年に特定非営利活動法人の認証を受け、2001年には認定NPO法人第一号となりました。

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