寄付受付開始日:2020/05/01
更新日:2020/10/27
虐待や親の精神疾患などを理由に、親による養育が難しいと判断され、児童養護施設、里親家庭などで暮らす子どもは全国45,000人。
そこで生活できるのは原則18歳まで。高校卒業と同時に、ひとり暮らしを始めます。
施設を出た後、不安定な雇用環境にいる人は多く、実家というセーフティーネットを持っていないため、経済的にも精神的にも追い詰められやすい状況にあります。
「大変な状況になっても、いざという時に帰れる場所がなく、気兼ねなく相談できる親は不在。」
「まわりの同い年は実家に頼ったり援助を受けていて差を感じる。」
「コロナで誰もが大変そうにしていて、自分なんかがSOSを出してもどうせ助けてもらえない。」
弊団体が実施した「新型コロナ禍における生活実態アンケート」からは、実家や親という逃げ込める場所や頼れる存在がない中で、不安や孤独感を抱えながら生活を続けている施設退所者の様子が浮き彫りになりました。
就労者の勤務状況については「自宅待機で仕事をしていない」が35%と最も高く、メンタル面では過半数の人が「落ち込んでいる」 という結果でした。
調査した結果、若者たちがブリッジフォースマイルに求めている支援として、
・物品、食品の郵送
・現金給付、貸付
・オンライン個別相談/飲み会・食事会
ということが分かりました。
そこで、全国から支援を募り、児童養護施設退所者や里親家庭出身者へ届けます。
1.家賃補助
・家賃に充ててもらえるよう現金給付します。必要に応じて可能な限り継続します。
・住居を失う可能性のある緊急性の高い若者を優先します。
2.食料品補助
・炊飯器や調理器具がない人もいるので、レトルト食品やシリアルなど、誰にでも喜ばれるものを中心に届けます。
3.オンライン相談・交流会
・生活相談が増えると予想されるため、希望者への個別相談を強化していきたいと考えています。
・ボランティア500人にも協力いただけるようなイベントを企画していきます。
4.今後の若者たちのニーズの変化や長期化を前提とした支援を検討していきます
・スタッフ宛に届く、窮迫した状況や不安の声からも、今後さらに必要な支援が増えることが予想されます。
緊急支援プロジェクトへのご参加、ご協力をよろしくお願いします。
<募金受付期間延長のお知らせ>
2回目のニーズ調査アンケートを実施し、コロナ禍長期化に伴う新たな支援策として以下4つを加え、開始しているため募金受付期間を延長いたします。
全国の社会的養護経験者への1.正社員就職、2.金銭管理スキル習得、3.学生向け就職活動、4.子育て応援 (10月27日更新)
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている、ブリッジフォースマイルが支援している児童養護施設等退所者、里親出身者へ支援を届けます。一番支援ニーズの高い現金給付を優先度高く行っていきます。
・家賃補助としての現金振込
・食料品の購入費、配送費
・オンライン相談・交流会の運営費
・新たなニーズに伴う施策にかかる費用
必要となる費用に、大切に活用させていただきます。
#新型コロナウイルス緊急支援
#新型コロナウイルス支援_子ども
更新日:2020/10/27
[自立を支える伴走支援]
児童養護施設退所者へは、ボランティアとペアを組む「自立ナビゲーション」を通じて1年間、見守り面談を行っています。
今年度は90組、ボランティアと施設等退所者のマンツーマンペアが組まれています。
現在は対面を避けて電話やオンラインでの連絡に切り替え、引き続き自立の伴走をしています。
他にも、「みんなに会いたい」「話し相手が欲しい」という声があり、支援スタッフを中心にオンライン交流会を試行しています。初回は10人の若者が参加してくれました。今後、ボランティアメンバーにも協力いただけるようなイベントを企画していきます。
[食料品の郵送]
運営している居場所「よこはまPort For」「さが・こんね」では、来所者へ食料品や衣料品をおわたししていましたが、スポンサー企業・団体から支援いただいているお米(3kg)の郵送希望者を募ったところ、1時間強で10名から要望があり、2週間で計18人に届けています。
希望者は増えており、今後も随時発送を予定しております。
[実態調査緊急アンケート]
退所者たちがどのような状況にあるのかを調べ、必要とされる支援を届けたいと考え、緊急アンケートを行いました。
こちら(PDF)で公開しております。
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
私たちは15年前から、親を頼れない子どもたちを社会全体で支えるための“架け橋”として、中学生の職場体験や、施設や里親家庭を出た若者のシェアハウス運営など、必要だと思われる支援を一つずつ立ち上げてきました。いま、年間で1,600人の中高生、若者たちを支援しています。
◆2019年度実績
・一人暮らし準備セミナー(高3生)申込者数:260人(前年比:178%)
・生活必需品仲介:約750万円相当
・登録ボランティア数:537人
◆2011-2017年度実績
・大学等への進学支援カナエールを実施、計1億4千万円の給付型奨学金を提供
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。