宮城県大崎市の世界農業遺産「持続可能な水田農業を支える『大崎耕土』の伝統的水管理システム」を支える水源涵養(かんよう)の森づくり

Present Treeは2005年1月にスタートした、森林再生と地域振興を同時に実現する取り組みです。植栽地は国内外27カ所、植えた樹の本数は約16万7千本(2018年4月末現在)で、主に首都圏の個人や法人からのご支援をいただいています。大崎市での活動は2014年7月にスタートしました。
各地でのプロジェクトを開始するにあたっては、土地所有者・地元行政・地元森林整備施業者・当団体の4者間で、10年間の森林整備協定を締結し、植樹後の保育管理体制を担保しています。

2014年7月に大崎市役所にて執り行った4者間の森林整備協定書締結式

大崎市の2カ所目の植栽地は、山形と秋田の県境に最も近い鳴子温泉鬼首(おにこうべ)地区にあり、その一部は栗駒国定公園に指定されています。鬼首はかつて馬産が盛んな地域で多くの名馬を輩出しており、その昔、伊達藩の隠し牧場があったといわれています。
周囲を1,000m級の山に囲れた広大な原野には、昭和になるまで数百頭もの馬が放牧されていたそうです。その後は、牛の放牧へと変わり、畜産が盛んな土地となりました。

鬼首にある放牧場

鬼首の放牧場は、2011年の福島第一原発事故の影響で放牧牛受入れ休止を余儀なくされました。2014年から順次受入れが再開されましたが、原発事故以降、畜産から撤退する農家もあり、牧草の需要は減少しました。そのような背景から、2016年12月、市が管理し牧草を供給していた元採草地の一画で「Present Tree in みやぎ大崎」2カ所目の活動がスタートしました。市の「もともと広葉樹林であったこの地を、自然の森に戻したい」という思いに共感したからです。

植栽地の様子(植栽前の状況)
首都圏住民と地元住民の交流も目的とした植樹イベントの様子

この地での活動は、世界農業遺産・大崎耕土を支える豊かな水を育む水源涵養の森づくりです。地元植生の広葉樹4種の苗木がこの地に根をはり、やがて立派な森になって、江合川(えあいがわ)の水源となり下流の大崎耕土(宮城県有数の米どころでもあります)に恵みをもたらします。

日本が誇るこの世界農業遺産を未来に残す「生きた遺産」であり続けられるよう、皆さまのご協力をお願い申しあげます。

寄付金の使いみち

支援額が4,000円に達するごとに、広葉樹の苗木1本を宮城県大崎市鳴子温泉鬼首の採草地跡に植え、ナンバープレートを付けて10年間大切に保育管理します。
年度末に累計金額に応じた本数分の「植林証明書」を発行します。
■植栽地「Present Tree in みやぎ大崎」について