寄付受付開始日:2018/05/10
更新日:2023/02/28
日本人は、はるか昔から、森ととても親しく生活してきました。ところが、生活ががらりと変わり、人々が森から離れて行ってしまったことで、多くの森が荒れてしまいました。だから私共は、たくさんの人たちの興味と足が森に戻る、集まる仕組みを考えました。それがプレゼントツリーです。
プレゼントツリーの「プレゼント」には、大切な人へのプレゼント、と言う意味と、その地域の森へのプレゼント、ひいては地球へのプレゼント、という意味が込められています。
「贈り物に樹を植えよう!」と呼びかけて、都市部の人たちが、全国に広がる放置された森や、災害に遭った森など、樹を植える必要のある場所に、自分や大切な人のために樹を植えて、地元とともにその後10年間育てていくというプロジェクトです。自分の樹がその地に存在することによって、その地域に足を運ぶようになり、足を運べば交流が生まれます。この交流によって、森だけでなく、地域も元気にしていきます。
これまでに、国内外41カ所に約34万本を植樹し、多くの方々にご支援いただくまでになりました。
本年、弊団体の森づくりを通した地域振興が評価され、林野庁の「森林×脱炭素チャレンジ2022」にて林野庁長官賞を受賞いたしました。
コロナの時代、森林は、ソーシャルディスタンスを確保し易い開けた空間として、また、里山は、人と野生とのバッファーゾーンとして、改めて注目が集まっています。そして、度重なる巨大台風や豪雨にも、プレゼントツリーの森、すなわち「天然林に近い形」はとても強いことが証明されつつあり、各被災地からお誘いを戴いている昨今です。
私たちは今、プレゼントツリーの森づくりを通して、人と人とのつながり、人と自然や生態系との距離感、人間活動と地球とのバランスについて、改めて見つめ直す機会を得ています。これらの森を護り、次世代に引き継ぐことの意義は、ますます高まるばかりです。
2007年に植樹した熊本県球磨村のプレゼントツリーの森は、毎年、地震や豪雨、巨大台風など、たくさんの災害に見舞われましたが、周辺の人工林が崩れる中、立派な森に育っています。
このプレゼントツリーの仕組みが最も生かされているのが、被災地支援のための森づくりです。防災緑地の整備や天然生林への転換などを行い、その後長期にわたる被災地と寄付者との交流を通じた復興を目指しています。
東日本大震災の被災地では、岩手県宮古市をはじめ、現在は、福島県双葉郡広野町、宮城県大崎市、そして熊本地震と豪雨の被災地である熊本県山都町においても、にぎわいを取り戻すための森づくり活動を実施中です。
引き続き「息長い復興支援活動」をめざし、被災各地のにぎわいづくりを積極的に推し進めますので、多くの方々のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
福島県の浜通り地方に位置する広野町。
震災で津波災害にあった沿岸部に防災緑地が造られました。その一画に地域在来の広葉樹5種を植え、地域振興の拠点となるにぎわいの森をつくりました。
この森を通して町ににぎわいをとり戻し、広野町のさらなる復興と新しい双葉地域の創造に向けて、プレゼントツリーでは毎年ボランティアバスを走らせて首都圏の人たちを現地にお連れしています。
福島県浜通りに位置する双葉郡広野町では、現在、約900人の子どもたちが元気に就園・就学するまでに復興が進んでおり、2021年3月11日に、この子どもたちをはじめ地元の方々が広野防災緑地に集まり、さらなる復興を誓いました。
東日本大震災犠牲者の方の供養と記憶の後世への継承、そして次のステップでもある「新しい10年」に向けて、地元の子どもたちと一緒に、「復興10周年を心に刻む祈りのスカイランタン」を打ち上げました。
当日は現地NPOたちとの協働の下、みんなで育てた広野産オーガニックコットンから作ったランプシェードでプレゼントツリーの森をライトアップ。コットンを育てること、森を見守ること、通い続けること、福島からの新しい未来づくりが始まります。
・個人の旅行ではいけないような行程でいろいろな場所を訪れる事ができ、現地の方々のお話しを伺えたこと。
・ランタン打ち上げ、初めて経験できてよかったです。一人一人の祈りがランタンに載せられて本当に空に飛んでいるようでした。
・震災から10年という節目に福島に来て実際に見て感じて学ぶことができて良かったです。現地の方と一緒に活動し交流でき、より生の声を聴けたことが印象的でした。
・積み重ねた活動の成果で地元の方々と連携している。
・10年前のあの日に思いをはせて皆さんと心が1つになったこと。スタッフの皆さんやリピーターの方たちの熱い復興の思いを感じ取れた。
・浜通りを回り、これまで原発被災に意識が向きがちだったけれど地震そのものの被害や津波の被害にも改めて気づくことができました。10年の節目に福島に訪れることができて感慨深いです。ありがとうございました。
・双葉8町村の事情、特に県内エリアの格差の話は他県からわからない話でした。バスの車窓からフェンス越しの生の姿が見れました。
・直接地元の声を聴くことができたのでとても身近に感じることができてよかった。もちろんスカイランタンやランプシェード作りも。この企画に携わる皆さんがとても魅力的な方々で楽しかったです。
過去のイベントの様子は、ブログからもご覧いただけます。
日本の有機農業の発祥の地といわれる熊本県山都町は、九州の真ん中に位置することから「九州のへそ」とも呼ばれています。
有機農業を核とした、地球と人と命との有機的なつながりと、美しい景観とを次世代へ継承し、将来にわたって豊かな自然を守ろうとする持続可能な町の取組は、国から【自治体SDGsモデル事業】に選定されています。
一方、町の総面積の約7割を占める森林は、所有者の高齢化が進み、継続的な管理が困難になっています。自然災害が多発する山都町で、荒廃林や伐採跡地が増えることは大変危険であり、「緑の砂防ダム」の整備が急がれるとともに、有機の里を支え続けてきた豊かな生態系の源である森林の維持・回復は必須です。
そこで、「Present Tree in くまもと山都」では、スギの皆伐跡地に、地元植生の広葉樹を植えることで、人々を災害から守り、生き物たちが再び戻ってこられる生態系豊かな森となるよう育てていきます。
山都町が脈々と受け継いできた美しい環境が、100年後まで存続し続けるため、苗木の里親と町民との交流イベントを継続的に開催することより、植樹や育樹の作業を通して、町民と都市部市民との交流人口の増大と山都町の振興にも寄与していきたいと願っています。
・すばらしい取り組みに感動しています。自然を守ることはとても地道であり、そういうアクションをおこしてくださってくれる方がいるからこそ、守られていると感じました!! すばらしいツアーを本当に本当にありがとうございました!!
・今回は、とても貴重な体験をさせて頂きありがとうございます。今後も、自分にできることや環境、日本の問題など幅広く興味をもち、勉強させていただきます。
・阿蘇の自然は本当に広大ですばらしくて感動しました。一方、若者の人口が減って、この自然を守っていけるのか? と考えると行動をおこさなければと思った。
・SDGsを学ぶなかで、木が大量に伐採されているという話をきいてはいたのですが、ここまで目に見えてハゲ山が多いことにおどろきました。また農林業に関わる人が減少しているという話も印象に残りました。今あるキレイな森をまもるために、この現状を自分たちの活動を通して発信したり、今回のようなイベントに積極的に参加しようと思いました。
・日本の森林の状況を知ることができた。口では再生や復興といっていても実際の作業や管理も簡単ではなく、時間もかかることなのだと、実体験をもって現地の方の話をきくことで、深く知ることができた。
過去のイベントの様子は、ブログからもご覧いただけます。
2014年、大震災からの復興を目指してスタートした「Present Tree in みやぎ大崎」は第三弾の協定を締結、新しい植栽地は、鬼首地区の鬼切部城跡に隣接しています。
この地は、平安時代中期に前九年の役が勃発した場所としても知られる鬼切部城跡ですが、現在は、人の手が入らない耕作地が広がっています。
「Present Tree in みやぎ大崎」では、江合川上流域に広がる人手不足の耕作地を元の姿に戻すため、鳴子温泉の伝統工芸「鳴子こけし」の材料になるミズキをはじめとする地元植生の広葉樹を植えていきます。
この水源の森づくりは、上流域のみならず、その豊かな水で米づくりをする下流域の人々に恩恵をもたらします。
2022年7月の豪雨で、大崎市内の各地で道路などの冠水被害が相次ぎました。大崎市からは、「プレゼントツリーの森にたくさんの方を連れて来ていただくのが一番の応援です!」とのお言葉をいただき、今後も大崎市と定期的に開催する植樹イベントを通して周辺地域を元気にしていきます。
過去のイベントの様子は、ブログからもご覧いただけます。
プレゼントツリーのメンバーを対象に植樹・交流イベント、ワークショップなどを定期的に開催しています。ご案内メールを配信させていただきますので、この機会にぜひメンバー登録(無料)ください。
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皆様からお預かりした寄付金は「認定NPO法人」である環境リレーションズ研究所で適正に管理し、森づくりを通した地域振興や、台風などの災害による被災林の再生のために使わせていただきます。
今後も、募金の使途はネット募金ページ活動報告欄にてご報告いたします。
※環境リレーションズ研究所は東京都より認定を受けた「認定NPO法人」です。当団体へご寄付いただいた場合、個人・法人を問わず税の優遇措置が受けられます。
詳しくは「寄付金の税控除について」をご覧ください。
認定NPO法人環境リレーションズ研究所 事業報告
※「つながる募金(ソフトバンク)」で寄付をいただいた場合、上記の記載にかかわらず、当団体の活動全般への寄付となります。
"#2023.311"
"#311企画これからもできること"
"#311いまわたしができること地域を応援"
#311寄付はチカラになる
更新日:2023/02/28
国内:39カ所
北海道 雨竜郡、天塩郡、愛別市、中川町(2カ所)
岩手県 宮古市
新潟県 佐渡島(3カ所)
宮城県 大崎市(3カ所)
福島県 双葉郡広野町
千葉県 山武市
神奈川県 横須賀市
東京都 檜原村
山梨県 笛吹市(8カ所)、甲府市(2カ所)、甲斐市(2カ所)、北杜市
静岡県 熱海市
岐阜県 高山市(2カ所)、下呂市
熊本県 球磨郡球磨村、上益城郡山都町(2カ所)
宮崎県 川南町、高原町(2カ所)
国外:2カ所
インドネシア 東カリマンタン州
アフリカ ブルキナファソン
植栽が放棄されたところ、自然災害で森林が消失したところ、里山として保全していくべきところなど、さまざまな理由で森づくりが必要とされています。私たちは、各地域の植生にあった樹種を選んで混植し、10年かけて天然林に近い森林を再生していきます。
台風の被害にあった森を天然林に戻すため(北海道 雨竜)
野生のトキが営巣できる森をつくるため(新潟県佐渡島)
松くい虫被害林を地元植生の広葉樹林に戻すため(山梨県甲府市、笛吹市)
人工林の皆伐跡地を地元植生の広葉樹林に戻すため(熊本県球磨村、宮崎県 高原町、岐阜県飛騨高山)
廃業した放牧地を水源かん養林にするため(岩手県宮古市、宮城県大崎市)
津波被災跡の防災緑地の一画に里山林をつくり、コミュニティー再生に向け人々が集う拠点にするため(福島県広野町)
植栽放棄地の森林再生(熊本県球磨村)
上:植栽前(2007年)の様子、下:現在(2018年)の同一エリアの様子
植栽放棄地の森林再生(山梨県甲府市)
上:植栽前(2009年)と下:現在(2019年)の同一エリアの様子
マツクイムシ被害林の森林再生(山梨県甲府市)
上:植栽直前(2010年)の様子、下:現在(2020年)の山の様子
・森づくりを通した地域振興
被災地にあるプレゼントツリーを通じて、宮城県大崎市、福島県双葉郡広野町、熊本県山都町にて活用いたしました。
・被災林の再生
2019年の台風15号、台風19号、令和2年7月豪雨の被災林にて活用いたしました。
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認定NPO法人環境リレーションズ研究所が運営する「Present Tree」は、2005年1月にスタートした森林再生と地域振興をつなげるためのプロジェクトです。
少子高齢化の進む全国各地の開発跡地や皆伐放置林、被災林などに樹を植えて、首都圏の人たちがその樹の里親となり、自身の大切な記念樹を10年間、地元の人たちと交流しながらともに育てていくことで、森だけでなく地域も元気にしていきます。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
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