災害からいのちを守る森づくり
鎮守の森のプロジェクト

寄付受付開始日:2016/03/04

  • 領収書あり
[災害からいのちを守る森づくり 鎮守の森のプロジェクト]の画像
あの日の悲しみを一人でも減らせるように。

公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト

プロジェクト概要

更新日:2023/12/20

自然の力を借りて、津波などの自然災害から私たちのいのちを守ります。
災害大国日本が世界に誇る技術、「いのちを守る森」づくりへのご支援、ご協力をお願いします。

鎮守の森のプロジェクト概要公式動画

東日本大震災後の沿岸被害調査では、長い間その地域を支えてきた「鎮守の森」の常緑広葉樹が大津波にも倒れずに残り、津波の威力を和らげ、背後のものを守っていたことがわかりました。

この教訓を生かした災害からいのちを守る森づくりは、未曽有の大震災を経験した私たちが、次世代を担う子どもたちを守るために、残し伝えなくてはならない大切な知恵だと考えています。

宮城県岩沼市に整備された防災公園の「森の防潮堤」

私たちは、植物生態学者 宮脇昭(横浜国立大学名誉教授・2021年7月逝去)が指導する、わずか20年ほどで立派な森へと育つ植樹方法で、これまでに東北の沿岸部を中心に60万本の木を、延べ6万3千人のボランティアとともに植樹してきました。
例えば宮城県岩沼市の海岸線、南北10kmに造成していた森の防潮堤は最終章を迎えました。そして、福島県南相馬市の森の防潮堤は、南北8kmを超えました。

現在は、東日本大震災の教訓を全国に広げ、南海トラフ地震や東南海地震などに備える森づくりが始まっています。

多くの皆さまに、あの日のことを思い返していただくことが、次世代を守る森づくりの発展的展開につながるものと思っております。

次にくる津波に備える、「森の防潮堤」を築くための募金にご協力ください。

「宮脇方式」世界が注目する森づくりの理論とその工法のすべて #miyawaki method official

私たちの植樹はプロによるものではなく、子どもや未経験のボランティアとともに植える手法で、これまでの苗木活着率(根付き)は90%を誇っています。植樹はプロジェクトへの参加が手軽にでき、植えた方々の記憶に残ることでプロジェクトが受け継がれていきます。全ては、未来のいのちを守るために。

樹高30cmのポット苗を植樹してから10年経過した東北の植樹地は高いもので6mに成長しました。スダジイやアラカシにはどんぐりの種子も成りました。災害からいのちを守る森は、その地域に適した10種類以上の常緑広葉樹(シイ・タブ・カシなど)を中心とした森です。

あなたも、防災の森づくりに参加しませんか

防災の森づくりはあなたが主役です。たくさんの皆さまをお待ちしています。ボランティアメールに登録すると、優先的に活動情報をご案内します。
■ボランティアメール登録フォーム(公式サイト)

例えば三重県明和町では、南海トラフ地震など津波を伴う大規模地震発生で、最大10mの浸水が予測されています。未来のいのちを守る森づくりは、町民の皆さまの意志で始まりました。天然更新する森は、次世代にやさしい管理コストです。

これまで木を植えて森をつくることなどは、多くの人にとっては人ごとで、林業家か庭園をつくる人だけの仕事と思われてきました。森を単に木材生産や美化だけの対象として考える時代は終わりました。今こそ、明日を生きる人、あなたの愛する人のために、あなたが木を植えていのちを守る森をつくってください。森づくりはあなたが主役です。

震災直後の宮城県多賀城市のイオンモール駐車場につくった広葉樹の壁

鎮守の森が持つ、4つの利点
1.津波の威力を弱め、漂流物を食い止める

下草・低木・亜高木・高木などからなる多層構造の森が緑の壁となり、津波の威力を弱めます。また、地中に真っすぐ深く張った根は津波に倒れることなく漂流する家や車を受け止め、沖に流されるのを食い止めます。

財団副理事長で生態学者の宮脇昭が横浜国立大学で行った森づくり

2.メンテナンス不要

最初の3年間は草抜きなどのメンテナンスが必要ですが、その後は自然の力で循環し、およそ20年で森になります。この方法は、成木を植えて毎年除草や枝打ちなどの管理を必要とする森より低コストででき、かつ災害にも強いのです。

阪神淡路大震災直後に撮影。常緑広葉樹が大火から集合住宅を守りました。

3. 火災時の延焼を防ぐ

阪神淡路大震災や東日本大震災で、敷地の周りを常緑広葉樹の木で囲まれた建物や避難所は、周辺の大火から延焼を免れ多くの市民の命を守りました。水分を多く含むタブノキをはじめとする常緑広葉樹は、このように火災の延焼を防ぐ役割を担います。

4. 台風や豪雨でも倒れにくい

十数種類の常緑広葉樹を植える森は、杉や松などの単植林に比べ、「根が真っすぐ深く張る」「緑の表面積が多い」などの特長があります。これにより、台風や豪雨でも倒されにくく、自然の土留め効果のある森となり、災害時に二次・三次の被害を防ぎます。

森の防潮堤とは

寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、防災の森づくりのために充てられます。苗木代、土壌改良費、植樹資材費など含め、大体1本の苗木を植えるのに1,000円がかかります。
毎年、年次報告書で収支を報告しております。

■年次報告書(2013年~)
■活動実績

"#2023.311"
"#311企画これからもできること"
"#311いまわたしができること防災災害復旧支援"
"#311寄付はチカラになる"
"117earthquake"

活動情報

更新日:2023/12/20

設立から11年間で約60万本の苗木を、賛同する述べ6万3千人のボランティアとともに植えてきました。

2022年 第10回 南相馬市鎮魂復興市民植樹祭

2013年5月 宮城県仙台市若林区荒浜:植樹本数3,500本
2013年~ 宮城県岩沼市「千年希望の丘」:341,143本植樹
2013年~ 福島県南相馬市:216,601本植樹
2015年~ 福島県相馬市:10,000本植樹
2016年10月 高知県南国市立大湊小学校・保育所:320本
2017年6月 宮城県女川町・白山神社:400本
2018年~ 三重県明和町:3,720本
2018年~ 岩手県山田町:9,000本
2019年10月 大阪府阪南市立尾崎小学校:1,000本
2021年10月 大阪府見崎町多奈川小学校:680本
2022年10月 大阪府阪南市森のあるこども園飛鳥ゆめ学舎:3,000本
(2014年~ 企業・団体のCSR、学校の学習体験としての本数を含む)

■ボランティアへのご参加についてはこちら

【年間の活動サイクル】

「鎮守の森のプロジェクト」の活動には年間を通して次のような流れがあります。種子となるどんぐりを拾うこと(採種)、どんぐりから発芽させて苗木にするまで育てること(育苗)、育った苗木を植えること(植樹)、植えた苗木が森として育つまで草抜きなどの手入れをすること(育樹)。このサイクルを繰り返しながら、「災害からいのちを守る」森を一カ所でも多く増やせるよう活動しています。

2022年岩手県山田町植樹祭〜いのちを守る森づくり
種子となるどんぐりは、植樹する場所の近くで拾います。その土地の気候風土に適した苗木を育てるためです。
植樹にはたくさんのボランティアの力を必要とします。
小さな子どもからお年寄りまで参加できるボランティアです。
植えた苗木が雑草の背丈を超えるまでの3年間は草抜きなどのメンテナンスが必要です。
2022年宮脇昭記念植樹祭

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プロジェクトオーナー

公益財団法人 鎮守の森のプロジェクト

鎮守の森のプロジェクトは、東日本大震災を契機に設立され、持続可能な森でつくる「いのちを守る森」を全国の沿岸を対象に造成しています。
「いのちを守る森」は地震で発生する大津波から私たちを守るだけでなく、この森はシイ・タブ・カシなどその土地本来の自然植生に根差しており、さまざまな生物と共存する豊かな森です。災害抑止だけでなく、CO2削減、生物多様性への取り組みにも寄与しています。

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領収書発行について

このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。

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その際、ご本人であることが確認できない場合には、これらの請求に応じません。当財団の個人情報の取り扱いにつきまして、上記の請求・お問い合わせ等ございましたら、下記までご連絡くださいますようお願い申し上げます。【連絡先】

公益財団法人鎮守の森のプロジェクト 事務局

〒105-0001東京都中央区虎ノ門3-7-2 虎ノ門372ビル2階

TEL:03-6432-0085


7. 法令の遵守について

当財団は、この方針を実行するため、個人情報保護に関する法令の遵守計画を策定し、これを役員並びに職員に周知徹底させて実施し、維持し、継続的に改善します。


制定日:2014年1月31日

公益財団法人鎮守の森のプロジェクト

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