• 概要
  • 活動情報 2017年3月06日 更新

公益財団法人東日本大震災復興支援財団では、東日本大震災発生を受け、2011年11月に高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」を創設いたしました。
まなべる基金は、東日本大震災の影響による経済的な理由で、就学・進学が困難となった高校生のための、返還不要の給付型奨学金です。震災後、被災した学生向けにたくさんの奨学金制度が立ち上がりましたが、その多くは遺児・孤児が対象のものでした。
また、被災や失業による経済的な理由で進学・就学の継続が危ぶまれる学生がたくさんいることも分かりました。当財団ではそうした状況を伺い、返還不要の奨学金を、月20,000円ずつ、最長4年間(※1)給付することにいたしました。
これまでまなべる基金では、第1期(2012年4月給付開始)では1,199人、第2期(2013年4月給付開始)では813 人、第3期(2014年4月給付開始)では472人、第4期(2015年4月給付開始)では87人、第5期(2016年4月給付開始)では77人を対象に(※2)支援を行っており、2017年4月からは第6期生91人への支援が開始される予定です。

私たちと一緒に高校生を応援していただける方を募集しています

また、2016年3月には、第1~4期の奨学生のうち、519人が無事卒業し、それぞれの新しい道を進むことになりました。「まなべる基金」を受給していた卒業生から、寄付いただいた皆様へメッセージをいただきました。ぜひご覧ください。

卒業後は、自分の夢に向かって勉強に打ち込むそうです

<まなべる基金 2015年度卒業生からのメッセージ>

奨学金が夢に近づく一歩に……
震災当日は卒業式でした。見慣れている海が、いつもの様子と違いました。次々と人や家、船が流されていくのを見つめるしかなく、涙が止まりませんでした。私が暮らしていた閖上は近所づきあいの良い地域で、登下校の際にはたくさんの方々に見守られて育ってきましたが、最後の最後まで避難誘導をして命を奪われてしまった方には、もう会うことができません。そしてクラスメイトも亡くしました。
元から子どもが好きで将来の夢は保育士でしたが、震災を機に児童養護施設で働きたいと考えるようになりました。避難所で出会ったような心に傷をもった子どもたちの心の支えになりたいです。高校生活の多くの時間は、子どもに関わるボランティア活動に費やしました。「まなべる基金」の奨学金も、ボランティア活動の費用や、将来のために福祉関係の本の購入に使わせていただきました。
 奨学金は、夢に近づく一歩となりました。震災後、先が見えない生活に自分の夢を諦めかけましたが、それでも支援してくれている方々がいるということを励みに、「頑張らないと」といった気持ちになれました。寄付者の皆さんに本当に感謝しています。ありがとうございました。

※1まなべる基金(第4期)からは3年制高校は年16万円、4年制高校は年12万円を給付しております。
※2支援決定後の辞退などがあったため、発表時の人数と支援人数とは若干異なります。

「まなべる基金」2014年度 奨学生OBより報告

■学べる幸せをみんなに「まなべる基金」
支援総額:15.11億円 支援者数:2,739人

■子どもたちの成長を支える団体の活動をバックアップ「子どもサポート基金」
支援総額:7.72億円  支援団体数:335団体

子育てフェスタの催しに参加し、リラックスした様子の子どもたち「子どもサポート基金」

■話す・つながるをサポート「18歳まで携帯料金サポート」
支援総額:1,200万円  支援者数:45人

■スポーツを通じて夢を応援「みやぎ「夢・復興」ジュニアスポーツパワーアップ事業」
支援総額:2.83億円  支援者数:374人

夢に向かってトレーニング!「みやぎ「夢・復興」ジュニアスポーツパワーアップ事業」

■“こども”の力で未来を支える「福島こども力プロジェクト」
支援総額:3.62億円  支援者数:約62,000人

■地域と向き合う若者の活動を支援し、東北に活気と変化を創造する「ユースアクション東北」
支援総額:272万円  支援団体数:18団体

地元地域の良さを発信するため、自分たちでイベントを開催し、伝統芸能を披露!「ユースアクション東北」

■自ら行動する力を育み、未来の東北を担う人材の育成を目指す「東北「夢」応援プログラム」
支援総額:3,143万円  支援団体数:14団体

子どもたちは、東北に所縁あるプロコーチから動画を用いた遠隔指導を受け、自ら掲げた夢や目標に向けて練習に励みます

当選者発表

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寄付金の使いみち

皆さまからの善意は、東北の高校生を対象とした給付型の奨学金「まなべる基金」に100%活用させていただきます。

義務教育を終えて迎える高校生活は、いわば社会への第一歩。長い人生の中で、もっともさまざまな知識を得られるときであり、長い人生を共にする、かけがえのない仲間に出会えるときでもあります。一歩一歩を踏みしめて歩めば、その先にはきっと夢みた未来が広がっています。

だから今、“学べる”という時間の尊さを感じて、あきらめないでほしい。そんな思いを込めて、「まなべる基金」を設立し、支援を継続しています。

#寄付は応援になる