寄付受付開始日:2024/09/23
更新日:2024/12/09
2024年9月21日に石川県の能登半島北部で発生した「令和6年9月能登半島豪雨」の被害状況および支援ニーズの現地調査を開始しました。
能登半島北部で発生した豪雨災害の、被害状況・支援ニーズに関する現地調査を開始
能登半島豪雨の発生により、石川県珠洲市、輪島市、能登町では警戒レベル5の「大雨特別警報」が発令されました。河川の氾濫や土砂災害、浸水被害の他、一部地域では道路が断絶され孤立状態にあることが報告されています。
カタリバの災害時子ども支援 「sonaeru(ソナエル)」プロジェクトチームは、2024年1月1日に発災した「令和6年能登半島地震」の当初から現地入りし、石川県および珠洲市、輪島市、能登町、穴水町と連携協定を締結して、子ども支援に取り組んできました。
これまでの支援に関する詳細は次の記事をご覧ください。
●能登半島地震から半年。被災地で「いま」必要な支援と子ども支援のこれまで
現在も現地で支援に取り組んでいるメンバーもいる他、これまでに協力してきた現地団体と協力し、被害状況や支援ニーズの調査を開始しました。
具体的な支援内容は、現地調査の結果を踏まえて随時お知らせします。
皆さまからのご寄付は、これまでの支援で生まれた現地とのつながりをいかした緊急・復旧支援に活用させていただきます。被害状況や教育現場の実態を踏まえ、現地のニーズに合わせた迅速かつ柔軟な支援を行っていきます。
<ご寄付の使い道>
・現地の状況把握のための調査活動
・生活再建に必要な物資の提供
・子育て世帯を中心とした被災された方向けのサポート等
皆さまのご支援が、子どもたちやご家族の未来を支える力となります。どうか温かいご協力をよろしくお願いいたします。
なお、ご寄付の余剰分につきましては、次の災害への備えに使用させていただきますこと、あらかじめご了承ください。
更新日:2024/12/09
2024年9月28日(土)より、土日祝日の災害時「子どもの居場所」を全20回開催しました
豪雨が発生した翌週の土日に開催した「子どもの居場所」を継続的に運営。
能登地震で大きな被害を受けた能登では、まだまだ復興ができていない状況で再びの災害に遭いました。
子どもたちにとって、去年まで過ごしていた休みの日とはまったく異なる週末が続いています。
度重なる被災で自宅や地域周辺の片づけをする家族に代わり、子どもたちがさびしい思いをせずに楽しく過ごせる場所は、発災以来、2024年12月1日までに20回開催。
これまでに100人以上の子どもが利用者登録をし、延べ471人の子どもたちが利用をしてきました。
2024年10月に輪島市内の公立小中学校に防じんマスク・防じんゴーグルを提供
今回の水害では氾濫した河川や川底の泥、下水道からあふれた汚水が街に流れ込み、発生から1カ月がたった頃、それらが乾いたことで発生した粉じんによる子どもをはじめ大人への健康被害が懸念されました。
このような状況から、輪島市教育委員会からの要請により輪島市内の公立小中学校に防じんマスク(約3,500枚)、防じんゴーグル(約1,000個)を提供しました。
輪島市では豪雨災害後、早期に学校が再開しました。今回の防じんマスク・ゴーグルは通学時や日常生活で役立てられます。
2024年9月28日(土)・29日(日)、災害時の「子どもの居場所」を開催
輪島市内の道の駅の一角を借りて、緊急的に子どもたちのための居場所を開催し、両日で58名もの子どもたちが利用しました。
豪雨に襲われてから1週間ほどが経過しても、親や親せきなど、大人たちが家屋の泥かきや片付け、行方不明者の捜索に参加するなど、あわただしい非日常が続いています。
大人が忙しくしている中で、子どもたちがひとりで家に残されずに安心して遊んだり勉強したりできる場所を用意しました。
子どもたちが思い思いに過ごせることで、子どもたちの心のケアにつながります。また安心して預けられる場があることで、大人が復興活動に専念することもできます。こうした地域の大人と子どもの双方をサポートする活動となりました。
2024年9月27日(金)より、支援物資の輸送を開始
カタリバでは、支援物資として届けられたタオル類や輪島市内の教育施設への物品の輸送を、協力企業との協働により行っています。
豪雨発生により道路が寸断された結果、しばらくは通常の配送が一時的に中止になっていた地域もありました。そんな中で、協力企業との連携により、2024年9月27日からトラック7台分もの物資を届けることができました。
床上浸水をした家屋の掃除で使用するタオルは、衛生面を考慮して、使い捨てすることが基本です。
被災地で今必要とされる物資を届けたことで、床上まで泥水につかった教育施設でも、目標にしていた2024年9月30日から、無事に子どもの受け入れを再開することができました。
物資を届けた幼稚園の園長先生からのメッセージをご紹介します。
「これだけ早い段階で園の運営を再開することができたのは、皆さんのご支援のおかげです。子どもを預かることができることで、保護者が復旧作業に携わることができ、復旧へのスピードが速まります。全国からのご支援を、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。」
ベビーベッドなどの運び入れや組み立て作業には、地元の中高生たちも協力してくれました。
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どんな環境に生まれ育った子どもたちも、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。
カタリバの運営する災害時子ども支援「sonaeru」では、災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクトです。
これまでの被災地の子ども支援の経験から、「発災直後の子ども支援において、第三者が1秒でも早く駆けつけることが最も大事なことである」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりを行い、有事に活動しています。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
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