寄付受付開始日:2024/01/03
更新日:2024/03/25
2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」で被災された方々、またご家族・ご関係の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
認定NPO法人カタリバの「被災地の子ども支援チームsonaeru(ソナエル)」事業では、石川県能登地方で震度7の地震が発生した情報を受け、直後から情報収集を開始し、3日より現地に入っての調査を行っています。
被災地域の状況や要望を確認し、子どもの居場所と遊び場支援【みんなのこども部屋】の開設を行います。
■子ども支援は「発災後すぐ」が大事
災害によって、突然日常を奪われた子どもたちは、心に大きな負担を抱えます。
被災すると、保護者は家族の命を守り、生活を立て直すことに精いっぱいです。子どもたちの戸惑いや喪失感のケアまで十分に手が回りません。
保護者にとっても、安心して子どもを預けられる場所が必要です。
「被災した自宅の片づけに行きたいが、子どもを1人で避難所に残せず、危険ながれきのある家の片付けに連れて行くこともできず、困っている」
これまでの災害ではこうした声がありました。
■10年以上の実績。カタリバの被災地での子どもの支援
2011年の東日本大震災以来、被災地での子どもの居場所支援を行ってきました。
子どもたちが、突然日常を奪われた不安や恐怖は、時間がたってから顕在化することもあり長期的な支援が必要になったケースもあります。
発災直後に安心安全な居場所を届け、子どもたちの孤立化を防ぎ長期的に支援を届けられる体制を整えています。
▼これまでの主な支援実績は以下の通りです。
・東日本大震災:岩手県大槌町、宮城県女川町、福島県双葉郡
・熊本地震:熊本県益城町
・令和元年台風19号:長野県長野市
・西日本豪雨:岡山県倉敷市真備町
・熊本豪雨:熊本県人吉市
・伊豆山地区土石流:静岡県熱海市
・秋田豪雨:秋田県秋田市、秋田県五城目町
本プロジェクトで集まったご寄付は、令和6年能登半島地震で被害を受けた地域での支援活動のほか、現地団体の運営支援、被災した子どもたちへの情報ガイドwebの運営、オンライン相談などに使用させていただきます。
また、ご寄付の余剰分につきましては、次の災害への備えに使用させていただきますこと、あらかじめご了承ください。
更新日:2024/03/25
子どもたちへの支援活動は、すべて皆さまからのご寄付で運営しております。
調査開始直後から、多くの皆さまがご寄付をくださったおかげで、子どもたちに迅速な支援を届けられています。本当にありがとうございます。
2024年3月15日現在、私たちの活動へのあたたかい賛同と多くのご寄付をいただき、能登半島での災害時子ども支援を安定して運営できる資金が集まりましたので、現在、NPOカタリバの能登半島地震での活動へ使途を指定したご寄付の受付は、行っておりません。
なお、現在、能登半島地震への指定したご寄付の受付をいったん停止しておりますが、現地での子ども支援の活動は、現在も継続して行っています。
いただいたご寄付を活用した取り組みや、現在の能登での支援活動の様子は、カタリバのホームページにて更新してまいります。
被災地での子ども支援は、発災前から子どもたちの暮らしを支えてきた人たちである、学校の教員や子ども支援団体のスタッフの生活再建も重要です。
2024年3月現在、被災地の学校の教員には、自身も被災し避難所生活を送りながらも、避難所運営と学校再開の準備を同時に行っている方や、現地の子ども支援団体の方には、被災し2次避難しながら2次避難先で子どもたちのための居場所を運営する方もいます。
カタリバは、子どもたちのために、「これまで子どもを支援しきた方の支援」にも取り組んでいます。
(1)【2024年3月・4月】卒業式・始業式に着用する礼服の提供
(2)【2024年4月〜】新たに能登に着任する教員用の居住スペース支援
取り組みの詳細については以下のページも参照ください。
「卒業式に着る礼服がない……」教員への支援プロジェクトが始動。居住スペース等支援も。今被災地が直面している新たな課題とは
今回の被災によって、子どもたちが目指す進路をあきらめないためにも、カタリバは緊急支援として、受験を控えている中学3年生と高校3年生(浪人生含む)の生徒313名に対し、受験にかかる費用に対して奨学金の給付を実施しました。
・スケジュール:
2024年1月19日(金)募集開始
2024年1月28日(日)応募締切
2024年2月3日・4日(土日)選考
2024年2月7日(水) 313名の採択決定
応募についてはこちらのページをご覧ください。
集団避難や自宅避難、自主的な近隣地域への避難など、子どもたちの状況が多岐にわたる中、適切な学用品や衣類などが届いていないという状況を鑑み、連携協定を交わした石川県ならびに珠洲市・輪島市とともに、子ども一人ひとりの状況やニーズに合わせ衣類・衛生用品・学用品などを詰め合わせた「MY Boxプロジェクト」を行いました。
第1弾は2024年1月23日に集団避難を実施した輪島市の中学生約250名へ届けました。
第2弾は2024年1月28日390名、第3弾は2月2日800名、第4弾は2月29日1,000名へ届けました。
詳細はこちらをご覧ください。
石川県能登町および石川県輪島市とカタリバは、学校再開からその後の包括的なケアによる、教育活動の復旧・復興を目指し、連携協定を結びました。
入学が決まってからの被災学生向けの奨学金制度はあります。でも、受験にもお金がかかります。
今回の被災によって、子どもたちが目指す進路をあきらめないために、カタリバは緊急支援として、受験を控えている中学3年生と高校3年生800人に対し、受験費用の奨学金の給付を行います。
奨学金の応募についてはこちらのページをご覧ください。
石川県と、カタリバは包括的連携協定を2024年1月17日に締結しました。
一人ひとり被害状況が異なるなか、状況やニーズに合わせた子ども支援に取り組むべく、必要な支援を届け、安心・安全な生活環境を目指した支援に取り組みます。
■連携内容
(1)子どもの心のケアに関すること
迅速に子どもの心のケアを届けられる機会環境の確保を臨床心理士や社会福祉士、スクールカウンセラーなどの専門家を交えて行います。
(2)子ども支援の活動場所の確保に関すること
「みんなのこども部屋」など、子どもたちが安心・安全に過ごすことができる居場所環境の確保を協力して行っていきます。
(3)学校再開のために必要な物品などの調達に関すること
災害による破損や必要備品に関する調達を協力して行っていきます。
(4)子どもの情報共有および子どもへの情報伝達に関すること
子どもたちの情報は常に連携し、必要な情報を分かりやすく子どもたちに届けていきます。
など。
詳細はこちら
今回カタリバに寄せられた寄付金の一部を、学校再開に向けた暖房備品に活用しました。
石川県の例年の平均気温は3〜4度ほどです。学校生活に、ストーブなどの暖房器具は不可欠です。避難生活にも欠かせません。普段であれば児童・生徒が使用しているストーブを避難者の皆さんのために使っている状況です。
同市教育委員会のヒアリングによると、いずれの学校も同様の課題を抱えていることがわかりました。
珠洲市内の12校に計62台のストーブを贈りました。被災地の貴重な資源を圧迫することのないよう、当分資源にゆとりができるまでの間は、灯油も提供を続けます。
寄付金の一部を学校再開に向けた暖房備品に活用しました。あたたかいご支援をありがとうございます。
石川県珠洲市とカタリバは、学校再開からその後の包括的なケアによる、教育活動の復旧・復興を目指し、連携協定を結びました。
詳細はこちら
カタリバは、発災後の2024年1月3日にスタッフが現地入りしました。調査を行い、以後、地域団体と連携しながら、子どもの居場所を開設しています。
被災した子どもたちは、普段と違う暮らしの中で、心に大きな負担を抱えることがあります。
保護者もまた、つらさを抱えながら、まずは家族の命を守ることに精いっぱいです。少し時間がたった後は、生活の立て直しがあります。住む場所や仕事など、次から次へとやるべきことがあります。
子どもたちを十分にケアすることになかなか手が回りません。
子どもたちや保護者、ご家族の負担を少しでも減らせるよう、安心して過ごせる「子どもの居場所」の開設を進めています。
みんなのこども部屋/みんなの勉強部屋について、詳しくはこちら
追加で3名のスタッフが石川県に入りました。
かねてより子どもの居場所運営を行っていた現地団体の「NPO法人ガクソー」と連携し、700名の方が避難する珠洲(すず)市の避難所で、「子どもの居場所」を開設しました。
カタリバとガクソーが居場所づくりを検討しているなかで、避難している高校生たちが「なにか役に立てることはないか」と考えていることがわかりました。
そこで、今回の能登半島地震でカタリバが開設する施設としては2カ所目となるこの居場所は、「高校生とつくるみんなのこども部屋」と名づけ、現地の高校生らと一緒に避難所の幼い子どもたちを預かっています。
〈居場所概要〉
場所:石川県珠洲市内の避難所(今後場所を移動する可能性があります)
対象:ここに避難している0歳~中学生
内容:子どもの預かり・居場所・遊び支援
期間:2024年1月5日(金)~終了時期未定
開催時間:毎日・9時半~16時(予定・変更の可能性あり)
※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。
詳細はこちら
特に被害の大きい地域のひとつである七尾市では、今日をどのように生きるかを必至に考える現地の方々の姿がありました。
大人たちにとって、日中に子どもたちが安全に過ごせる場所を確保することは難しいというのが現状です。
先の見通しが立たない状況で、子どもたちや保護者の方々の不安が少しでも和らぐように、孤独にならないように支えることを目的に、被災した子どもたちのための居場所を開設することを決定。
避難所となっている市内の図書館のスペースで、矢田郷コミュニティーセンターの許可を得て開設に至っています。
〈居場所概要〉
場所:石川県七尾市
対象:4歳~18歳
内容:子どもの預かり・居場所支援、学習支援
期間:2024年1月4日(木)~終了時期未定
開催時間:毎日・9時~17時(予定・変更の可能性あり)
※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。
詳細はこちら
現地への直接の支援と並行し、オンラインでも、災害時に子どもたちがこころと生活を立て直すための「災害時の子どもの生活ガイド」を1月4日にオープンしました。
「被災後、子どもへの声かけはどうしたら?」
「生活をどう再建しよう?」
こうした悩みに少しでもお応えできるように、東日本大震災以降、カタリバが行ってきた支援経験をもとに、情報をまとめました。
本サイトから直接、LINEで相談もできるようになっています。
カタリバの社会福祉士や臨床心理士等の専門職とスタッフが連携し、避難生活中の子育ての悩み、経済的な悩みについて聞きながらサポートを行ってまいります。
詳細はこちら
カタリバスタッフ3名が石川県に入り、子ども支援のニーズ調査を開始しました。
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どんな環境に生まれ育った子どもたちも、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。
カタリバの運営する災害時子ども支援「sonaeru」は、災害発生時に、子どもたちへの支援を一刻も早く届けることを目的とした緊急支援プロジェクトです。
これまでの被災地の子ども支援の経験から、「発災直後の子ども支援において、第三者が1秒でも早く駆けつけることが最も大事なことである」と捉え、平時から自治体・企業と事前にアライアンスを組んでおくことで、迅速な支援活動ができるような仕組みづくりを行い、有事に活動しています。
このプロジェクトでは1回3,000円以上の寄付から領収書の発行が可能です。
※クレジットカードでの寄付に限ります。詳しくはヘルプページをご参照ください。
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・寄付金に関する領収書の送付(当団体がYahoo!ネット募金での寄付者に対して領収書発行を行う場合)
以上
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