学校の校則に納得したい!生徒主体の学校づくりを広げる
(みんなのルールメイキング)

寄付受付開始日:2023/10/10

  • 領収書あり
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身の回りの課題に気づき、当事者意識をもって行動する力や、社会参画への意識を高めていくことを目指す

認定特定非営利活動法人カタリバ

プロジェクト概要

更新日:2023/11/22

その校則に子どもたちは納得している? 生徒主体の学校をつくる「ルールメイキング」とは

中高生の頃「どうしてこの校則があるんだろう?」と思った経験はありますか?

ルールメイキングは「どうしてこのルールはあるんだろう?」「誰のための校則・ルールなんだろう?」という疑問をもった生徒が、先生・保護者・地域の方と対話をしながら納得できるルールをつくる取り組みです。

2019年頃から、下着の色指定や身だしなみ指導が生徒の人権を侵害している恐れがある校則があることが話題になりました。それをきっかけに、全国の中学生・高校生の多くから「校則をなくしたい、変えたいわけじゃなくて"納得したい"だけなんです」という声が上がるようになりました。

ただ不満を抱えているのではなく、意見を伝えたい。
みんなが幸せな学校生活を送るために、みんなの意見を募り、納得できるまで対話したり、多様性も実現できるルールをつくりたい。

そんな思いは生徒だけではなく、"生徒主体の学校づくり"をしたいと思う先生方にも届き、認定NPO法人カタリバが運営する「みんなのルールメイキング」は、2022年度まで約4年間、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択され、経済産業省との協働により拡大。現在では全国250校以上へと広がり、自治体との連携も進んでいます。

ルールメイキングは、立場や意見の違う人たちと対話をしながら納得解をつくるプロセス自体を学びの機会と捉え、「自分の話を聞いてもらえる」「自分たちでルールや環境をつくり変えることができる」という感覚を学校内での活動を通じて育んでいます。

多くの学校では、校則見直しを目的にはじめた取り組みでしたが、今では自分たちの学校をより良くしていくために、学校行事や部活動、売店の品ぞろえなど幅広いテーマを生徒主体で考える活動へと発展。

子どもの意見を、身近な学校の中で反映していく取り組みとも言い換えることができ、カタリバではそうした生徒主体の学校づくりのサポートを行っています。

2023年8月末現在、「みんなのルールメイキング」がサポートを行っている学校数は全国で252校、23年度末(24年3月末)までに320校の参画を目指し、社会全体で子どもの学びを深めていくムーブメントの拡大を進めていきます。

ルールメイキング活動に取り組んだ生徒は「自分の意見には価値があるとおもう」「私の参加により、変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」というポイントが、関わりの薄い生徒よりも高くなりました。

校則・ルールって何だろう?(みんなのルールメイキング)

寄付金の使いみち

皆さまからのご寄付は、「みんなのルールメイキング事務局」が全国の先生・生徒が学び合うコミュニティの運営、全国の中高生が一堂に会す「ルールメイキング・サミット」の運営資金として、大切に活用いたします。

みんなのルールメイキング事務局の運営のためには、
●全国の小学校・中学校・高校の先生方との勉強会を実施する事務局運営・コーディネーター派遣
●自治体との連携による地域展開や教材開発
●全国の先生や一般の方に向けた学校事例など、ムーブメントのための情報発信・広報活動
など、全国の学校がルールメイキングに取り組みやすい環境をつくるために活動するプログラム費用が必要です。

加えて、ルールメイキングに取り組んできた生徒たちの学びを深める場、携わる教員や地域の方々の情報共有を目的としたルールメイキング・サミットなどのイベント運営に寄付金を活用します。

【活動費例】
「ルールメイキング・サミット2023」の運営費:約8,000,000円(中高生100人無料招待)
※中高生1人を招待するための費用(交通費・宿泊費・プログラム提供費など)約80,000円

活動情報

更新日:2023/11/22

ルールメイキング連携校250校から、さらに全国へ拡大

オンラインを活用し、全国の子どもたちの交流機会を作っています

みんなのルールメイキングでは、対話的な校則見直し、生徒主体の学校づくりに取り組んでいる先生方のコミュニティ「ルールメイキング・パートナー」を通じて、先生・生徒の伴走支援を行っています。

パートナー制度では、1.生徒・生徒同士の交流・学び合いの場の提供、2.ルールメイキング実践を後押しする教材制作、3.学校ごとの個別の課題に対応する相談対応 を行っています。

学校ごとに課題はさまざまですが、同じルールメイキングに取り組む全国の仲間と出会うことで互いをエンパワメントする場です。

2019年の事業立ち上げ当初は3校から始まった連携校も、2023年10月現在270校を超え、北海道から沖縄まで幅広い学校が参加しています。

■「ルールメイキング・サミット2023」の開催

全国25都道府県44校の中高生ルールメイカー105人が一堂に会しました

ルールメイキングに取り組む中高生が「仲間に出会い」「新しい発見を得る」場所として、「ルールメイキング・サミット2023」を2023年9月24日に開催しました。

2022年に続き2回目の開催となった2023年は、昨年の倍以上である全国25都道府県44校の中高生ルールメイカー105人と約100名の観覧の方々が来場しました。

イベントの様子や、生徒から寄せられた声はレポートよりお読みいただくことができます。

「生徒とともに校則を見直し続けること、そして対話的に納得解をつくるプロセスを『学び』と捉え直すことで、生徒主体の学校づくりを実現する機会としてのルールメイキング」を大事にし、今後さらに広げていけるよう取り組んでいきます。

参加した中高生ルールメイカーは自身のルールメイキングに対する思いをピッチ形式で発信しました

このサミットを通して、ルールメイキングという学びのあり方の重要性を広く発信するとともに、中高生ルールメイカーが身近な社会を変える一歩を踏み出すキッカケを創ることを目指していきます。

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プロジェクトオーナー

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認定特定非営利活動法人カタリバ

どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。
カタリバが運営する「みんなのルールメイキング」は、生徒が中心となり先生や関係者と対話しながら校則・ルールを見直していく取り組みです。立場や意見の違う人たちと、対話から納得解をつくるプロセスを大切にしています。この経験を通して、身の回りの課題に気づき、当事者意識をもって行動する力や、社会参画への意識を高めていくことを目指しています。

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以上

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