• 概要
  • 活動情報 2018年11月20日 更新

平成最悪の豪雨被害となった西日本豪雨。
被災した子どもたちの、支援活動に取り組みます。

西日本豪雨の被災地の中でも特に甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町は、河川の氾濫による大規模な浸水被害が起き、町中が濁流に飲み込まれました。学校も被災し、被災していない学校は避難所に。子どもたちは避難所、親戚の家、被災を免れた2階、近隣の市町村などバラバラに避難し生活しています。

NPOカタリバは高校や町と連携し、被災した生徒の実態把握が難しい中、避難所や避難先の親戚の家などを訪問し、一人ひとりの声に耳を傾けました。

「家が遠くなってしまったから、どうやって学校に行ったらいいかわからない。電車代も出せるかもわからない。新学期から学校に通えるか不安……」
「部活が唯一の楽しみ。でも、ユニフォームが流されてしまったから、試合に出られないかもしれない」

最初は「大丈夫です」と言っていても、じっくり話を聞いていくと少しずつ出てくる「本音」。面談を通して見えてきた高校生たちの悩みや困りごとをすくい上げ、以前と変わらず「当たり前の学校生活」を送ることができるよう、通学や学用品・部活動用品サポートなどの支援につなげる活動を行っています。

カタリバが取り組む課題について

・「本当に困っていること」を言い出せない子どもたちの心のケア
「母がショックを受けてるから自分がしっかりしないと」
「本当は雨が降るたびに不安になる」

子どもたちは、周囲に心配をかけまいと気丈に振る舞っています。そんな子どもたちの『見えない声』に耳を傾け、心のケアとともに、『本当に困っていること』を支援につなげています。

・災害によって突然失われた子どもたちの日常をとりもどす
「避難先からの通学手段がなく、学校に通うのが困難」
「被災して経済的困難に陥り、進学を諦めようかと思っている」

学校へのアクセス・進学・学用品など、子どもたちの教育環境を少しでも日常に近づけることを目指しています。

被災によって夢を諦めることのないように……
さまざまな支援を実施しています。

・スクールバス運行サポート 〜学校に通えない生徒を作らない〜

真備町で被災した生徒の多くが町外のさまざまなエリアへ避難しているため、通学するのにお金も時間も倍以上かかります。そのため、往復3〜4時間以上かけて通学しなければならなかったり、大幅に増額した定期代が経済的負担になっています。

そこで子どもたちが安心して通学することのできるよう、真備町出身の生徒が多く通う矢掛高校において、スクールバスの運行や定期券代の補助を行っています。

・学校生活サポート 〜被災による機会格差をなくす〜

「自転車が流されて、毎日親に車で送迎してもらっているが、負担をかけて申し訳ない」
「制服が二着必要だが、支給は一着なので、毎日同じものを着て我慢している」など。

我慢すればなんとかなるので、わがままは言えない、家庭の事情から再購入が難しいという高校生たちが被災前と変わらない学校生活を過ごせるよう、学用品や部活動用品、通学用の自転車、そして制服の購入サポートを行っています。

・被災した子どもたちの居場所づくり 〜本音を話すことで心のケアを行う〜

「同じ体験をした友達とは話せるけど、そうじゃない子には本音を話すことができない」
「1部屋に4人で住んでる。一人になれる場所はないし、家に帰りたくない日もある。」

被災した生徒たちから聞こえてくる本音の声です。彼らが学校帰りやスクールバスの待ち時間に、ふらっと立ち寄り気を使わずに過ごせる、そんな居場所づくりを地域の団体ともに実施しています

※その他、塾費用のサポートなどさまざまな支援を実施しています。

被災地の現状について

岡山県倉敷市真備町エリアは、町の3割が浸水し、4,600戸以上が被害を受けました。 未だ、被災された方の多くは元の生活に戻れる見通しは立たないままです。近隣の自治体のみなし仮設住宅や親戚の家、床上浸水し一部のインフラが整っていないながらも自宅の2階などで過ごされている方、9月末に完成した応急仮設住宅に入居された方々もいらっしゃいます。

町内の多くの住宅が全半壊しているため、業者が立て込んでおり、いつリフォームが完了するのか、再建ができるのかの見通しは立っていません。先が見えず不安な思いをしている方々が多くいらっしゃるのが現状です。

子どもたちを支えるために、ご支援をお願いします! 

カタリバは引き続き、豪雨災害を経験した子どもたちが、災害がなかった時と同じように、一刻もはやく笑顔で日常を過ごせるように、できる限りのサポートを続けていきます。
ご支援、ご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

【認定NPO法人カタリバについて】
2001年の設立より「どんな環境に生まれ育っても未来をつくりだす力を育める社会」を目指し、全国で活動を行ってきた教育支援団体です。
おかげさまで、これまで約24万人の高校生にキャリア学習を、被災地の子どもたち延べ約2,700人に学ぶ機会と心のケアを届けてきました。

活動状況について(2018年10月25日時点)

NPOカタリバは、西日本豪雨災害によって突然日常を失われた岡山県倉敷市真備町の中高生、延べ1,779人に支援を行っています。

「家族や先生には心配かけたくないから」
「被災していない友達には話せない」
自分が頑張らなきゃと気丈に振る舞う子どもたち。特に高校生の支援はどうしても後回しになりがちです。そんな高校生に被災体験や本当は困っていることなどを聞き、心のケアや、必要な支援につなげています。

「自転車が流されて、毎日親に車で送迎してもらっているが、負担をかけて申し訳ない」
「制服が二着必要だが、支給は一着なので、毎日同じものを着て我慢している」など。
我慢すればなんとかなるので、わがままは言えないという高校生たちが通常の学校生活を過ごせるよう必要な物資を支援しています。

今回被災した子どもたちの多くは、通学していた学校から遠い周辺の市町村に避難しています。そのため、往復3〜4時間以上かけて通学する必要があるとともに、大幅に増額した定期代が経済的負担になっています。そこで子どもたちが安心して通学することのできるよう、スクールバスの運行や定期券代の補助を行っています。

「仮設住宅は狭いから家に帰りたくない」
「被災してない友達には悩みを話せない」
そんな心の不安を抱えた子どもたちが、いつでも話せる人がいる居場所づくりを、地域団体とともに行っています。

「家庭の経済状況を心配して、塾への通学や進学を諦める」
「仮設住宅は狭くて落ち着いて勉強をする場所がない」
3月の受験を迎えるまで、子どもたちが落ち着いた環境で学習できるよう、通塾費用の支援を実施しています。

「生徒とどう接すればいいのか分からない」
「なにかしたいけれど失敗したらと思うとどうすればいいか分からない」
災害はほとんどの教員にとっても初めての経験です。東北で被災を経験した元教員に、東日本大震災の経験を生かしたお話をしていただきました。

子どもたちを支えるために、ご支援をお願いします! 

カタリバは引き続き、豪雨災害を経験した子どもたちが、災害がなかった時と同じように、一刻もはやく笑顔で日常を過ごせるように、できる限りのサポートを続けていきます。
ご支援、ご協力をなにとぞよろしくお願いいたします。

寄付金の使いみち

皆様からいただいたご寄付は、避難先からのスクールバスの運行費用や居場所支援など、西日本豪雨で被災した子どもたちが当たり前の学校生活を送る事ができるよう、支援活動全般に活用させていただきます。