• 熊本益城町の中学生が安心して学ぶことのできる場所をつくる取り組みをしています。

熊本地震から3年。益城町の子どもたちに安心できる場所を


NPOカタリバは、地震の発生した2016年5月に震源地である益城町の子どもたちに出会い、放課後学習会や、仮設住宅団地の集会所での夜間学習会を中心に支援を始め、活動を続けてきました。

今でも熊本県内では7,746世帯が2020年以降も仮設住宅に住まい続けることを余儀なくされています。この大部分が益城町の住民にあたり、益城町は町内の17仮設住宅団地すべてを存続させる見通しを示しています。(引用:2018年10月2日 熊本日日新聞)

こうした現状を受け、子どもたちのストレスも深刻です。熊本県の調査によると、1,289人の児童生徒が熊本地震の影響で心のケアが必要と判断されています。そのうち67%にあたる865人が、益城町など上益城郡に集中しています。(引用:2018年5月26日 熊本日日新聞)

2019年1月に入ってからの度重なる余震は、あの時の記憶をフラッシュバックさせるなど子どもたちの心に悪影響があることが懸念されています。表向きには明るい表情を見せている子どもたちも、夜になると眠れないことがあるという声も聞かれます。


3年がたった今も仮設住宅での暮らしは続いています

地域と連携した居場所を

NPOカタリバは、放課後は中学校の教室で、夜間は仮設住宅団地の集会所で、子どもたちが安心して学ぶことができる「居場所」をつくっています。

仮設住宅は学校のある市街地から離れたところに点在しています。仮設住宅への入居が決まり、これまで仲が良かった友達と離ればなれになった子どももいます。誰でも気軽に集まることのできる環境があることが、子どもたちにとっては大切です。
また、地元の大人や、地域の大学生、支えてくれる大人とのコミュニケーションを通じて、幾度もの地震や避難生活でストレスのたまった心をケアする役割も担っています。
2019年4月以降は、熊本大学教育学部、益城町との連携を強め、引き続き、子どもたちの居場所をつくっていきます。


中学校での放課後学習会の様子
夜間学習会に集まる子どもたち

「東北」の経験を「熊本」へ

私たちNPOカタリバは、2011年以降、宮城県女川町にて「女川向学館」、岩手県大槌町にて「大槌臨学舎」、福島県広野町にて「双葉みらいラボ」を運営しています。
そのノウハウをもとに、益城町に住む中学1年生から3年生を対象に、のべ1,300名に放課後の学習支援を行ってきました。


「本当の復興」には、時間がかかります。特に、子どもたちのサポートは長期戦です。阪神淡路大震災や東日本大震災の場合でも、発災から7年、8年たっても、子どもたちの心に影響を及ぼしているケースもあります。
カタリバでは子どもたちが震災の悲しみを強さに変えていけるようにさまざまな形でサポートを続けていきます。


寄付金の使いみち

いただいたご寄付は、熊本地震で被災した子どもたちを対象に、益城町・熊本大学と連携し、日常的な学びの場をつくり、大学生との交流や学習支援を通した心のケアに使わせていただきます。