• 概要
  • 活動情報 2019年3月01日 更新

くじ付き募金実施中

パートナー企業 4社様のご提供により、くじ付き募金を実施しています。


被災地の子どもたちに心のケアと学習支援を提供

「生き抜く力を、子ども・若者へ」を理念に活動している教育NPOカタリバが、東日本大震災の被災地の子どもたちのために運営しているのが、放課後学校「コラボ・スクール」です。

2011年に宮城県女川町と岩手県大槌町で、そして2017年には福島県双葉郡広野町で、震災後に新設された「福島県立ふたば未来学園高等学校」の全校生徒を対象にした「双葉みらいラボ」がスタートしました。

「コラボ・スクール」の目的は、仮設住宅などで落ち着いて過ごす場所がない子どもたちに、安心できる場所を用意し、放課後の学習支援、そして心のケアを行うこと。スタッフや学生ボランティアが子どもたちの勉強のサポートもしますが、まずは子どもたちの話に耳を傾け、寄り添います。また、子どもたちの可能性を広げるための、さまざまな体験やチャレンジの機会も提供しています。

福島の復興のため、そして故郷に戻って学びたいと願う子どもたちのために

「双葉みらいラボ」のある広野町を含む双葉郡では、2011年の原発事故により、一時は全町民が避難を余儀なくされました。現在では、避難指示が解除された地域も多々ありますが、住民の多くが長期間にわたり町外で暮らさざるをえない経験をしました。「双葉みらいラボ」拠点長の長谷川勇紀さんは、「“曖昧な喪失”ともいわれるのですが、津波で家が流出したわけでもないのに、家には帰れない。そしていつ戻ることができるのかもわからない。そんな曖昧な状況の中で、精神的負荷がどんどんかかっていきやすいのが、この地域なのです」と話します。

また双葉郡では、震災後、5つあった全ての高校が避難先でのサテライト運営となり(2017年4月より、全ての高校が休校)、帰還しても双葉郡内で通うことができる高校がないという状態が続いていました。そのような状況を打開するために国や地域が一体となって、新しい高校「県立ふたば未来学園」が創設されました。認定NPO法人カタリバは、地域に戻ってきた子どもたちを全力でサポートするために、ふたば未来学園とコラボレーション。「子どもたちの学びを保障し、そして、福島・日本・世界の未来に貢献する人材となってほしい」と、未来創造型教育の運営をサポートしています。

双葉みらいラボスタッフの皆さん

復興の担い手は、ここから

未来創造型教育の代表的なカリキュラムが「未来創造探究」という授業で、「双葉みらいラボ」のスタッフは、先生と共に授業づくりを協働し、また、生徒のメンターの役割も務めています。「地域が抱える課題、例えばそれは外からみた福島の誤ったイメージの改善であったり、失われた地域コミュニティーの再生であったりするのですが、そうした課題の解決にはどうすればいいのかを考える授業です。時には、子どもたちは学校の外に出て、地域の大人たちと交流したり、実際に自分たちの目で地域の課題を探しに行ったりします。つらい思いを経験したからこその強さを持っている彼らの姿から、地域の未来を感じ取ることができます。」と、長谷川さんは話します。

放課後の学習支援や居場所づくりだけでなく、日本の、そして世界のリーダーを育てるべく走り出した「県立ふたば未来学園高等学校」と協働しながら、未来創造型教育を実現していこうとしている「双葉みらいラボ」。
復興の担い手は、ここから生まれていきます。

「双葉みらいラボ」の開校から1年がたちました

放課後になると、生徒たちが毎日50人ほどやって来て、勉強をしたり、自分の興味に深く追究していく学びに取り組んだりしています。
この一年間、地域の大人や寄付者の方など、多くの方に応援されながら、子どもたちは一歩一歩、自分の力で未来へ進んでいく力を身につけてきました。

2018年9月、生徒たちと「感謝祭」を開催しました

「技術室の頃から通っているけど、いつも学校に来たら帰りは“ラボ”っていう流れが私にはあたり前で、私の落ち着く居場所です。 あと残り少ない学校生活を楽しみます! いつもありがとう。」

「いつも楽しい勉強場所で勉強できて、とてもうれしいです! 
学校とは違う、家とも違うけど、みらいラボの人たちと話したり、 一緒に勉強していると、とても心が和やかになります。 これからも卒業までよろしくおねがいします。」

「みらいラボは、勉強やマイプロ(課題発見解決型学習)など、自分を成長させてくれる“なにか”を紹介してくれる場所です。 たくさん来て、レベルアップします! これからもよろしく!」

およそ300人の子どもたちの“心のよりどころ”となっている双葉みらいラボ。これからも、多くの子どもたちの笑顔が生まれる場所であるよう、みなさまのご協力をお願いします。

2011年~2018年までの活動報告

2011年7月に宮城県女川町に「女川向学館」を、同年12月には岩手県大槌町に「大槌臨学舎」を、そして2017年9月には福島県双葉郡広野町に「双葉みらいラボ」を開校し、これまでに3,000人以上の子どもたちに安心して学び、集える居場所の提供を行ってきました。

寄付金の使いみち

みなさんからの寄付は、コラボ・スクール事業の運営費全般として活用されます。

#寄付は応援になる

※「つながる募金(ソフトバンク)」で寄付をいただいた場合、上記の記載にかかわらず、当団体の活動全般への寄付となります。