寄付受付開始日:2024/09/22
更新日:2024/11/28
2024年9月21日、能登半島の輪島市・珠洲市・能登町などにて記録的な大雨となり、河川の氾濫や冠水、土砂崩れにより各地で大きな被害が出ました。
能登半島は今年(2024年)1月の地震に続いての豪雨被害となり大変心が痛みます。私どもは能登半島地震支援を現在も実施しているため、現地スタッフおよび関係各所へすぐに現地の状況把握のため情報収集を行ったところ、各地で多くの車の被災を確認したため、このたび車の無償貸出し支援を実施いたします。
車が無いと、通勤、買い物、通院など、日常生活が困難になってしまいます。また、家の片付けをするにも、災害ゴミを搬出するにも軽トラックなどの貨物車両が不可欠です。
被災された方は、家の修繕や家財の購入等にもお金が必要な中、車を購入することは経済的にも大きな負担となります。
車を借りたくてもレンタカー会社、整備工場、ディーラー…どこも代車が不足して車を手配したくてもできない状況に陥ります。
つまり、車を失うと途方に暮れてしまうのです。
また、地震からの生活再建の最中、大変な苦労をされているでしょう。
私たちはそんな方々へ車を無償で貸出することで、生活再建の初めの一歩を応援します。
私たちの支援が、被災された皆さまの日常生活を取り戻すお手伝いが少しでもできることを願い、取り組んでまいります。
災害対応だけでなく、災害の備えを具体的に進める
災害時の連携のために連携機関と協定締結を進めており、令和6年9月21日時点で41の企業・団体、18の自治体と協定を締結しています。また、災害対応をきっかけに佐賀・栃木・静岡・秋田に支部を設置して、以後の災害に対応できる体制構築を進めています。
東日本大震災で得たノウハウを災害へ役立てる
東日本大震災で約6万台の車が被災した宮城県石巻市で私たちの取り組みは生まれました。
今回の災害で被災された方への支援を行うと同時に石巻で生まれたこの助け合いの輪を広げていくことで、災害時にクルマで困らない仕組みを社会に少しずつ築いてまいります。
詳しい活動内容はホームページ、SNS等をご覧ください。
活動報告(Facebook)
活動報告(X)
集まった寄付金は令和6年9月能登半島豪雨に関する支援活動に使用します。万が一余剰が発生した場合は、以降に発生する豪雨・地震などによる被災地での車の無償貸出し支援活動と、災害対応への備えための活動資金として活用いたします。
●車の無償貸出し支援活動
・無償貸出しする車にかかる活動費(メンテナンス費・自動車保険料・現地までの運搬費用・車検費用・自動車税・名義変更費用など)
・貸出し拠点の運営費(消耗品購入費・通信費・家賃・拠点スタッフの人件費など)
・支援のサポート事務局にかかわる活動費(車の募集費用・事務局スタッフの人件費など)
●災害への備え
・災害時に迅速に車を貸し出せるように車を維持管理する費用
・モビリティ・レジリエンス・アライアンスの普及啓発活動費
・事業報告書・決算報告書はこちらからご覧ください
更新日:2024/11/28
能登半島で支援活動を開始してから10カ月がたち、これまでの総申込件数は6,101件、貸出件数は4,585件になりました。
被災地では再び冬を迎え、支援車両のスタッドレスタイヤへの交換が進んでいます。
昨シーズンは、各タイヤメーカー様に協力いただき91台分のタイヤを協賛いただきました。
今年は9月の大雨で、車が足りなくなり寄付の呼びかけをし、約130台の車がさらに被災地に届こうとしています。
そのためまた大量の冬タイヤが必要になりました。
そして、今年も昨年ご協力いただいた各メーカー様から冬タイヤとホイールの協賛をご相談させていただいたところ、各社さまに快くご協力いただけることになりました。
また、タイヤ交換については利用している方にご自身で交換いただきますが、石川県自動車整備振興会様が会員に呼びかけていただいたところ、繁忙期にもかかわらず、また被災している整備工場もいる中、9社がタイヤ交換作業へのご協力を申し出てくださいました。
まさに、皆さまに支えられたタイヤ交換です。
届いたタイヤは、お一人お一人に協力を伝えながらお渡ししています。
被災された方々の本当に力になっています。
これで雪が降っても安心して車を運転していただけます。
ご協力いただいたタイヤメーカー様、ホイールメーカー様、整備工場様、活動資金の支援をいただいた皆様(協賛で賄えない分を購入させていただきました)、支えてくださり心より御礼申し上げます。
<スタッドレスタイヤを協賛いただいた企業様>
・横浜ゴム株式会社様
・株式会社ハンコックタイヤジャパン様
・日本ミシュランタイヤ株式会社様
・日本グッドイヤー株式会社様
<ホイールを協賛いただいた企業様>
・中央精機株式会社様
・中央精機東北株式会社様
・株式会社ウェッズ様
<タイヤ交換を協力いただいた企業様>
※呼びかけ:一般社団法人石川県自動車整備振興会様
・有限会社オートモービレッジ様(小松市)
・ユアサ自動車工業株式会社様(小松市)
・有限会社音地自動車商会様(金沢市)
・森自動車整備工場様(輪島市)
・株式会社裏板金様(輪島市)
・有限会社杉本自動車様(輪島市)
・三崎自動車整備工場有限会社様(珠洲市)
・谷口自動車工業株式会社様(珠洲市)
・株式会社北陸マツダ七尾店様(七尾市)
地震発生から10カ月がたちました。
能登での支援の申込は5,929件、貸出は4,418件
そのうち大雨被害の申込は341件、貸出は144件
今回の豪雨支援で多くの方々のご協力をいただき、追加で調整できた車は現時点で127台。毎日、車の運搬、登録・点検……と慌ただしく過ごしております。
準備ができた車から貸し出しを進めていて、車をお届けできた方からは日々喜びの声をいただいております。
この1カ月車を届けたみなさまの喜びの笑顔と声をご覧ください。
輪島の河井拠点では、今回の豪雨で車を被災された方へ乗用車タイプの車を多く貸し出していることを垣間見ていただけると思います。
今回のような大規模な災害が発生した際には、車の供給が追い付かずお一人1台をお届けするのは、少しお時間がかかってしまいます。そんな時、私たちは避難所でのカーシェアをご案内しています。
今回の豪雨では、能登町役場と輪島市役所から相談があり、6カ所の避難所でカーシェアが行われました。
・河原田小学校(輪島市)
・鳳至公民館(輪島市)
・輪島中学校(輪島市)
・大家小学校(輪島市)
・鳳至小学校(輪島市)
・柳田公民館(能登町)
今も輪島市内で3つの避難所でカーシェアが行われています。避難所は不便な場所に設置される場合も多く、車がないと非常に困り果てた状況に陥ります。皆さんで融通し合って車を利用いただくことで少しはその不便が緩和されます。
シェアカーは運転できない高齢の方の送迎にも避難所や仮設住宅で利用される場合があります。そして仮設住宅での生活が終わってからも地域の助け合い活動として続いていくことも。そうして生まれたのが「コミュニティ・カーシェアリング」です。先月、能登町の仮設うかわ団地で継続した助け合いの決意と願いが込められて「うかわカーシェア会」が発足しました。
2024年10月15日をもって、穴水拠点での活動を終了しました。地元の酒屋「七海屋」さんと2024年4月4日から始めた車両貸出支援を通じ、たくさんの方に支援を届けることができました。
穴水拠点での総申込件数は211件。
延べ貸出件数は178件となりました。
当初、穴水町内での協力者が見つからず拠点設置に苦戦する中、「なぜ穴水に拠点がないのか?」との声も受けていました。そこへ七海屋さんが手を差し伸べてくださいました。
七海屋のご主人はこう語ります:
「穴水の人たちの助けになれたなら、やってよかったなと思います。」
この言葉が示すように、地元への思いが、支援を必要としていた多くの人々の大きな支えになりました。
そして、もう一つ大きなニュースが。
輪島市町野町では拠点を移し、再出発します。
町野町は先月の大雨災害で甚大な被害を受け、拠点だったENEOS粟倉商店さんも浸水被害により一時営業を休止。しかし、「今こそ支援が必要」という強い声をこれまでも連携していた町野復興プロジェクト実行委員会さんが言ってくれました。そして、町プロさんが認定NPO法人カタリバさんと共同で運営する「まちなじボラセン」での再始動が決定しました。
《輪島市町野拠点》
●貸出場所:まちなじボラセン(東陽中学校体育館)輪島市町野町粟蔵川原田33
●期間:2024年10月21日~11月30日
●貸出形態:短期貸出[車両:軽トラック]
●協力:町野復興プロジェクト実行委員会・認定NPO法人カタリバ
能登半島地震の支援開始から9カ月がたちました。
これまでの総申込件数は5,692件。
のべ貸出し件数は4,205件。
災害時に被災地での車の無償貸出支援を行うためには、現地で活動してくださる「人材」が欠かせません。車の支援は、現場の基本的な対応は簡単な研修と実践で身につけることができますが、一定のノウハウが必要なため、短期ボランティアでは対応できません。
一方、災害時に現地で人材を迅速に確保することは非常に難しいです。そこで、日本カーシェアリング協会では「災害対応人材BANK(以下、人材BANK)」という登録制度を設け、災害時に迅速に対応できる人材を事前に募集しています。
能登半島の支援活動では、現地登録者はもちろん、全国各地の登録者も大活躍しています。過去災害での経験者が現場をフォローしてくれていたり、未経験者も短期滞在型「支援バイト」という制度を利用して現地で対応してくれています。
「支援バイト」は、現場に2週間~1カ月の期間、滞在しながら拠点運営を有償でお手伝いいただきます。この間対応の経験を積んでいただくことで将来的にお住いの地域で災害が発生した際に、即座に支援活動を行うことができる人材を育成することを目的としています。
今回は、実際に能登半島支援でご活躍されている人材BANK登録者の方々をご紹介します!
<現地の登録者(拠点の中心メンバーとして立ち上げと運営を支え続ける)>
■ 城さん(富山県で登録)
七尾拠点の設置の際に、もっとも拠点に近い登録者だったのでお声がけしたところ、現地スタッフとして一番最初に参画してくれました。車両準備や登録、貸出対応等幅広い業務に対応しながら今も拠点運営を支えてくれています。
<遠方の登録者1(過去災害で得たノウハウで現地拠点を支える)>
■ 石井さんご夫婦(千葉県で登録)
昨年(2023年)台風13号で千葉県が被害にあった時にご夫婦で茂原拠点のスタッフとして関わってくださいました。昨年の経験を生かし、ご主人は、定期的に現地に滞在して拠点設置や運営のサポートを、奥さまはリモートで申込受付の電話対応などを担当してくださっています。今も能登支援活動を強力に支えてくださっています。
<遠方での登録者2(災害現場でノウハウを身につけ将来の災害に備える)>
■ 飯田さん(茨城県で登録)
約1カ月間、茨城県から七尾に滞在し、拠点全般の業務をサポートしてくださいました。一番忙しい時期に入ってくださったことで、現地のメンバーは本当に助けられました。また、将来的にお住いの近隣地域で災害が発生した際に中核メンバーとして活動を支えていただけるよう、業務全般を体験していただきました。
私たちは、この人材BANKを通じて、災害時に活躍できる方々を全国に増やし、迅速に対応できる支援体制を強化してまいります。
2024年1月1日の地震発生から9カ月がたちました。
申込5,446件に対し、貸出は4,026件。
豪雨から10日たち、大雨被害に関する申込は205件、貸出は30件。
2024年10月1日から輪島では新しい拠点で長期貸出を開始いたしました。
以前にもお伝えしましたが、申込みの8割以上が輪島の方からで、その多くが長期での利用を希望されていました。そこで、本日より輪島市内で長期貸出を開始しました。「まちづくり輪島」さんと連携することで実現しました。
初日は、4件の長期貸出、2件の短期貸出を行いました。
最初に借りに来られた方は、2024年1月の地震で自宅に住めなくなり仮設に引っ越ししたが、今回の大雨で車が2台とも水没してしまった、と仰っていました。通勤に車を使うため車は絶対に必要なので、車を失ってからはレンタカーを借りていたが、近くのレンタカー屋さんでは借りることができず金沢まで借りに行ったとのこと。無償で借りられて本当に助かる、と大変喜んでくれていました。
他にも、まだ新しい車が水没してしまった方、大雨による土砂崩れで道がふさがれ車を取り出せない方、持っていた仕事で使う車が全部水没して使えなくなってしまった方、みなさんそれぞれとても大変な思いをされていて、車を借りられることをとても喜んでくださっていました。
その一方で、お待ちの方がまだまだいらっしゃいます。
早く多くの車を集め、少しでも早く車を心待ちにされている方々に届けていきたいと思っています。もし車を手放すことをお考えの方や周りにそのような方がいらっしゃる方は、ぜひ「車の寄付」という選択肢についてもご検討ください。
先日の大雨で被災された方々から、車の無償貸出しへのお申込みが殺到しており、180件を越えました。
そのうちの8割が長期利用の申込み、そして全体の8割以上が輪島市の方からの申込です。市街地中心部に大きな被害があったことから、被災された方の数がとても多いです。
私たちはこれまで長期貸出は七尾拠点でのみ対応してきましたが、この状況に対応するため、2024年10月1日より輪島市河合拠点を移転し体制を整え、輪島市内で長期貸出を開始することにいたしました。
新たな拠点は株式会社まちづくり輪島様の事務所をお借りし、同団体には現場対応にもご協力をいただきます。
また、以前に輪島市河合拠点は2024年10月15日に支援終了予定と発表していましたが、他の拠点と同様に2025年2月28日まで延長いたします。
この新しい体制づくりの立役者はまちづくり輪島様です。まちづくり輪島様のご協力なしでは実現しませんでした。改めて感謝申し上げます。
そして、これまで輪島市河合拠点の場所の提供と現場対応にご協力いただいた輪島市社会福祉協議会様にも心から感謝いたします。地震発災から災害ボランティアセンターの運営やさまざまな業務で多忙を極める中ご協力いただき、被災された方々に寄り添ってご対応いただき本当にありがとうございました。
車を必要とされている方々に一日でも早くお貸出できるよう、今後もできうる限りの対応を取って支援を続けてまいります。
2024年9月24日、七尾拠点で先日の豪雨により被災された方々に対する車の無償貸出しが始まりました。
2024年1月の地震からの復興の最中での今回の災害。
「なぜ能登ばかり……」そんな思いが拭えません。
お申込内容を見ていると、2024年1月の地震で被災され、今回再び被災されたという方が多く、みなさんの大変な状況を思うといたたまれない気持ちになります。
貸出初日は3組の方々に長期車両をお貸出ししました。
そのうちのお一人は、先月、お子さんと二次避難先からようやく輪島に戻ってきたばかりで、仮設住宅に入って新たな生活のスタートを切った矢先での今回の被災だったということでした。
また、別の方は職場で仕事中に突然の豪雨に見舞われ、愛車が水没。その上、道路の通行止めにより2日ほどお子さんの待つ家に帰ることすらできない状況だったと仰っていました。また別の方はお持ちの車2台とも水没してしまい、移動の手段の確保にとても困っておられました。
みなさん、「車が無いとなにもできないから」と今回の車のお貸出しを大変喜んでくださっていました。この貸出しで、大変な状況の数パーセントだけでも和らげることができたら良いなと思いながらお貸出しを行いました。
昨晩の時点で、すでに150件を超える車の貸出申込が寄せられています。そしてその多くが長期でのお申込みです。しかしながら、先月、先々月の災害にも対応し、2024年1月の地震で被災された方からの申し出もまだ続く状況の中、私たちの保有台数では車の数が足りません。
皆様からの車の寄付が必要です。
1台の車が、被災された方が前に進むための大きな力となります。
車を手放すご予定の方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
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※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
東日本大震災をきっかけに石巻市で活動を開始した団体。「寄付車」を活用した新しい支え合いの仕組みをつくり、石巻から全国に広げることを目指しています。
■寄付車を活用して3つの事業に取り組んでいます。
・災害時に車で困らない仕組みをつくる『モビリティ・レジリエンス』
・車をシェアして支え合う仕組みを地域につくる『コミュニティ・カーシェアリング』
・寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする『ソーシャル・カーサポート』
■過去の災害支援実績(東日本大震災以外)
2015年 関東東北豪雨支援
2016年 熊本地震支援など
2017年 九州北部豪雨支援
2018年 平成30年7月豪雨支援
2019年 台風19号など
2020年 令和2年7月豪雨
2021年 福島県沖地震・令和3年7月豪雨・8月豪雨
2022年 令和4年福島沖地震・7月豪雨・8月豪雨・台風15号
2023年 能登半島沖地震・6月台風2号・7月九州北部豪雨・7月秋田豪雨・9月台風13号
2024年 能登半島地震(支援中)・7月秋田・山形豪雨(支援中)・8月台風10号(支援中)
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
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