寄付受付開始日:2023/07/27
更新日:2023/12/20
2023年7月15日~16日にかけて、秋田県では記録的な大雨となりました。河川の氾濫が相次ぎ、秋田県内各地にて大きな被害が出ています。
われわれは現地の状況把握のため、秋田市、五城目町に調査に入りました。
被災地域では、被災して動かなくなった車がいたるところにあり、そうした車を運ぶレッカー車が行きかっていました。
「車が4台ダメになってしまって……」
「なんとか1台避難させたけど、もう一台はダメだった」
と、心が痛む声が聞かれました。
これまで通勤、買い物、通院など、日常生活の足となっていた「車」がなくなってしまうと、今まで当たり前だった日常生活が難しくなってしまいます。
被災の手続きに行くにも、家の片づけをするにも、災害ごみを搬出するにも、車が必要です。
家の修繕や家財の購入にもお金が必要な中、車を購入することは経済的にも大きな負担となります。
また、そういう時には車を借りたくてもレンタカー会社、整備工場、ディーラー……どこも代車が不足して車を手配したくてもできない状況に陥ります。
つまり、車を失うと途方に暮れてしまうのです。
私たちはそんな方々へ車を無償で貸出することで、生活再建の初めの一歩を応援します。
私たちの支援が、被災された皆さまの日常生活を取り戻すお手伝いが少しでもできることを願い取り組みます。
災害対応だけでなく、災害の備えを具体的に進める
災害時の連携のために連携機関と協定締結を進めており、令和5年7月26日時点で23の企業・団体、10の自治体と協定を締結しています。また、災害対応をきっかけに佐賀・栃木・静岡に支部を設置して、以後の災害に対応できる体制構築を進めています。
東日本大震災で得たノウハウを災害へ役立てる
東日本大震災で約6万台の車が被災した宮城県石巻市で私たちの取り組みは生まれました。
今回の災害で被災された方への支援を行うと同時に石巻で生まれたこの助け合いの輪を広げていくことで、災害時にクルマで困らない仕組みを社会に少しずつ築いてまいります。
皆さまからの寄付金は、令和5年7月秋田豪雨で被害にあった地域での支援活動に活用させていただきます。
●くるまの無償貸出し支援活動
・無償貸出しする車にかかる活動費(メンテナンス費・自動車保険料・現地までの運搬費用・車検費用・自動車税・名義変更費用など)
・貸出し拠点の運営費(消耗品購入費・通信費・家賃・拠点スタッフの人件費など)
・支援のサポート事務局にかかわる活動費(車の募集費用・事務局スタッフの人件費など)
●災害への備え
・災害時に迅速に車を貸し出せるように車を維持管理する費用
・モビリティ・レジリエンス・アライアンスの普及啓発活動費
・事業報告書・決算報告書はこちらからご覧ください
※本災害支援に十分な資金が集まり、もし余剰資金が発生した場合は、今後の豪雨・地震などによる被災地での車の無償貸出し支援活動と、災害対応への備えための活動資金として活用させていただきます。
更新日:2023/12/20
秋田豪雨災害での車の無償貸出し支援が本日2023年12月20日終了いたします。
車を利用された方々から本当にたくさんの感謝の声をいただいています。残念ながら全てをお伝えすることはできませんが、ご利用者さんが車の利用後にしたためてくださる「ありがとうノート」、ぜひこちらをご紹介させてください。
「元気をいただきました」
「勇気づけられました」
このような嬉しいお言葉もいただいています。ご支援くださった皆様に向けられたお言葉です。
こちらでは一部しかご紹介できませんが、これらの他にもたくさんのメッセージをいただいています。
ご利用者さんからの「ありがとう」をどうぞ受け取ってください。
約5カ月間、支援をやり切ることができたのは皆様のご支援のおかげです。
本当にどうもありがとうございました。
夏真っ盛りの2023年7月末から支援が始まった秋田では、もう雪が降り積もる季節になりました。
秋田豪雨支援は今月2023年12月20日で終了をむかえます。
その秋田拠点では、JPF(ジャパン・プラットフォーム)様からの助成金を財源として調達した7台もの支援車両が大活躍しています。
先日、秋田技術専門校様にご協力いただいたタイヤ交換作業時に、JPF様が日本カーシェアリング協会の活動状況を取材してくださいました!! その動画がJPF様のYouTubeチャンネルに公開されています。
協会の秋田拠点での活動状況が詳しく紹介されており、支援車両を利用されている方のお声、拠点スタッフの想い、事務局長 西條の協会の活動への想いが詰まった動画となっていますので、どうぞご覧ください!
「『ありがとう』と思うことも、『ありがとう』と言われることも、こんなにたくさんあった時期ってこれまでなかったです」
拠点スタッフのこの言葉のとおり、車をご利用されている方々から本当にたくさんの感謝の言葉をいただき、またわれわれ協会スタッフもさまざまな形でご支援いただく方々に感謝の気持ちを感じながら日々活動しています。皆様のご支援、本当にありがとうございます!
支援終了まであともう少し。最後まで精一杯取り組んでまいりますので、応援よろしくお願いします。
2023年11月6日、7日に秋田支援で使用してる車両の冬支度として、タイヤ交換を実施しました。
支援を始めたのは2023年7月31日からですが、支援開始当初から2023年12月20日までを支援期間としていましたので、スタッドレスタイヤへの交換が必要でした。
そこで秋田運輸支局さんに相談し、自動車整備課のある秋田県立技術専門校さんをご紹介いただき、学校としての社会貢献、学生の授業としてこの活動の趣旨にご賛同いただき、今回のタイヤ交換プロジェクトが実現しました。
作業に必要なタイヤとホイールはいつも支援いただいてる日本ミシュランタイヤさま、横浜ゴムさま、ハンコックタイヤジャパンさま、中央精機さま、中央精機東北さま、ウェッズさまにご協賛いただきました。
支援ピーク時には約100台程の車を使用していましたが、今年は本当に災害が多く、返却があった車はボランティアさん方の力を借りながら次の災害現場に移動するなどして、現在、秋田で活用している車両は約半分程になりました。
現在車を利用中の方は41名いますが、納車待ちの方もいれば、自宅の修復が優先でなかなか車のことまでお金が回らないなど事情があります。
秋田技専の先生のお話の中で「車は宝もの」とお話しがありました。
移動手段としてはもちろんですが、「愛車」というくらい車をとても大切にしてる方々も多いと思います。
その宝物を災害で突然失ってしまった人。
宝物が困っている人の役に立てば、と寄付いただく方。
その宝物に安心・安全の面から命を吹き込むメーカーさんなど、たくさんの方々の思いが連鎖して1台の車がようやく走り始めるんだな、と改めて実感しました。
各メーカー様からは合計38台分のスタッドレスタイヤ・ホイールのご協賛をいただきました。
おかげさまで冬道を安心して走ることができます。
本当にありがとうございました!
◆ご協力・ご協賛◆
秋田県立秋田技術専門校様、日本ミシュランタイヤ株式会社様、横浜ゴム株式会社様、株式会社ハンコックタイヤジャパン様、中央精機株式会社様、中央精機東北株式会社様、株式会社ウェッズ様
すっかり寒くなってきましたね。
東北の冬に欠かせない車の冬支度が、秋田支援の拠点でも始まっています。
今回は秋田技術専門学校様の協力の下で、支援車両のスタッドレスタイヤへの交換を行うことになりました。
タイヤやホイールは、日本ミシュランタイヤ様、ハンコックタイヤジャパン様、横浜ゴム様、中央精機様・中央精機東北様・ウェッズ様に協賛いただきました!
実際の車両への組付けは来月に行いますが、事前準備として30数台分のタイヤとホイールの組付け作業が始まっています。
作業の様子は秋田技術専門学校のFacebookでご紹介いただきました。
発災から1カ月がたち、たくさんのご協力の元、秋田での延べ貸出が50件を超えました。
しかし、秋田には、いまだ約100名の待機者がいらっしゃいます。
もっと車を集めて、1日でもはやく支援を届ける必要があります。
秋田・五城目町で車を借りていただいた方の声の一部をご紹介します。
車を被災しお困りの方々がたくさんいること
車の支援でそんな方々の大きな支援が行えること
そして、車を寄付して支援するという選択肢があることを
ぜひ知っていただければと思います。
応援よろしくお願いします。
2023年8月4日から2023年7月豪雨で被害の大きかった秋田県五城目町での軽トラックの無償貸出支援を開始しました。
早速、災害ゴミの片付けに利用される方々が借りに来られ、「会社が被災して業務用品や備品などが水浸しになってしまった。軽トラックを借りられてようやく片付けが進む」と、ホッとした表情でお話をいただきました。
また、今週末に町内の災害ゴミ回収を一斉に行うとのことで五城目町の災害対策本部からもご依頼があり軽トラックを貸出しました。
まだまだ路上には水につかってしまった家具や畳などたくさん置かれており、片付けもこれからといったところです。片付けが進まないと次にも進めません。
生活再建の一歩に、ぜひわれわれの軽トラックを活用いただければと思います。
久留米での支援を開始してから6日後、2023年7月23日、24日と秋田市、五城目町に現地調査に入りました。
各地で大雨による被害が発生する中、東北での発災。
石巻からは車で3時間。
石巻からも多くの仲間が支援やボランティアに早速週末から入っていました。
今こそ東北の力を集めるとき。
秋田市内では大通り沿いにあるスターバックスやセブンイレブンなども被害により休業状態。
その1本後ろの道に入れば、まず目に入るのは道路に出された家財道具、大量のごみ袋。
そして漂う臭い。
自宅の前に車が留まっていてもそれは水没してしまった車。
まだまだ引取りも終わっていない。
五城目では乾いた泥に覆われた風景。
町の中心部のお店も休業状態。
車がなく、お店も営業していない中で一体どのように生活をしているのか……。
なんとかかき集めた10数台の車で2023年7月31日から支援を始めました。
1日でも早く元の生活に戻れるように。
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東日本大震災をきっかけに石巻市で活動を開始した団体。「寄付車」を活用した新しい支え合いの仕組みをつくり、石巻から全国に広げることを目指しています。
■寄付車を活用して3つの事業に取り組んでいます。
・災害時に車で困らない仕組みをつくる『モビリティ・レジリエンス』
・車をシェアして支え合う仕組みを地域につくる『コミュニティ・カーシェアリング』
・寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする『ソーシャル・カーサポート』
■過去の災害支援実績(東日本大震災以外)
2015年 関東東北豪雨支援
2016年 熊本地震支援など
2017年 九州北部豪雨支援
2018年 平成30年7月豪雨支援
2019年 台風19号など
2020年 令和2年7月豪雨
2021年 福島県沖地震・令和3年7月豪雨・8月豪雨
2022年 令和4年福島沖地震・7月豪雨・8月豪雨・台風15号
2023年 能登半島沖地震、6月台風2号(支援中)、7月九州北部豪雨(支援中)
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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