寄付受付開始日:2023/06/07
更新日:2023/10/30
令和5年台風2号の影響による2023年6月2日からの大雨で東海・関東地方で浸水被害が発生してしまいました。
車を被災すると、大きな影響を受けることになります。
通勤、買い物、通院、片付け、行政手続き……など
特に地方部では影響が大きく、日常生活を送ることに支障が出てしまい、生活の再建が遅れる要因となります。
また、自宅の片付けをするには軽トラックなどの貨物車両が必要です。
他にも被災地で活動する支援団体は活動のために軽トラックやワゴン車が必要です。
日本カーシェアリング協会では、令和5年台風2号の影響で被災された方々および支援活動を行う団体に車の無償貸し出し支援を行います。まずは、2023年5月に設置した静岡支部(富士市)にて2023年6月5日から貸し出しを開始しました。
また、随時各被災地域へ調査を進め、必要に応じて静岡以外の地域でも支援を行う予定です。
災害対応だけでなく、災害の備えを具体的に進める
災害時の連携のために連携機関と協定締結を進めており、2023年6月5日時点で22の企業・団体、9の自治体と協定を締結しています。また、災害対応をきっかけに佐賀・栃木・静岡に支部を設置して、以後の災害に対応できる体制構築を進めています。
東日本大震災で得たノウハウを災害へ役立てる
東日本大震災で約6万台の車が被災した宮城県石巻市で私たちの取り組みは生まれました。
今回の災害で被災された方への支援を行うと同時に石巻で生まれたこの助け合いの輪を広げていくことで、災害時にクルマで困らない仕組みを社会に少しずつ築いてまいります。
皆様からの寄付金は、令和5年台風2号による豪雨で被害にあった地域での支援活動に活用させていただきます。
●令和5年台風2号
・無償貸出しする車にかかる活動費(メンテナンス費・自動車保険料・現地までの運搬費用・車検費用・自動車税・名義変更費用など)
・貸出し拠点の運営費(消耗品購入費・通信費・家賃・拠点スタッフの人件費など)
・支援のサポート事務局にかかわる活動費(車の募集費用・事務局スタッフの人件費など)
●災害への備え
・災害時に迅速に車を貸し出せるように車を維持管理する費用
・モビリティ・レジリエンス・アライアンスの普及啓発活動費
※本災害支援に十分な資金が集まり、もし余剰資金が発生した場合は、今後の豪雨・地震などによる被災地での車の無償貸出し支援活動と、災害対応への備えための活動資金として活用させていただきます。
※事業報告書・決算報告書はこちらからご覧ください
更新日:2023/10/30
「車が借りられたおかげで通勤や買い物に行けたりと、本当に助かりました」
2023年6月の台風2号による愛知県東三河支援が2023年10月末で終了となります。
最後の週末もご利用された方が返却に来られ、たくさんの御礼のお言葉をいただきました。
一部ですが「ありがとうノート」をご紹介します。
「水害の恐ろしさ」「車がない生活の大変さ」
車を失ったときの不安な気持ちは計り知れません。
少しでも生活再建のお役に立てたこと嬉しく思います。
こうして被災者の方へ車を届けられたのも、ご支援、ご協力いただいた皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。
これからも全国的に次々と起こる災害に対応すべく取組みを進めてまいります。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
貸出した方々の中には新車を購入し数カ月で廃車になってしまった方もいます。
先日はお若い世代の方に車の貸出しを行いました。
購入してすぐの車が廃車……ショックははかりしれないものかと思います。
ですが笑顔を交えながら被災の様子、生活のことなどをお話してくれ、ますます応援したい気持ちになりました。
ある方は、会社の敷地全体が冠水した写真を事細かに、ほんとに大変だったんだよーと笑いながら話してくれました。
貸出しの場所で手続きをした後に車の前にご案内すると「かわいいステッカーが貼ってるー! 宣伝になりますね!」と言ってくださり、ほのぼのとした気持ちになりました。
借りる方のみならず、私でさえうれしい気持ちになるのは、車の寄付などで支えてくださる方々のおかげであり、大変ありがたく思いながら日々の活動をしています。
「自宅の2階から見た外の光景はいつもの景色とは全く違う、水につかった家や車たち。一瞬にして水につかり、私はただその様子を見つめるしかありませんでした」「豪雨で家が浸水し、車も沈んでしまいました。いろいろなところへお出かけした思い出が詰まったあの車が……涙が止まりません」
「車がないと通勤のため公共交通機関を使い2時間以上かけて行かなければいけなく、非常に大変な状況になりました。今回、車の貸出し支援に助けられ、前向きな気持ちが湧いてきました」
豪雨によって深刻な影響を受けた被災者たちの一つに、車を失った方々がいます。彼らの車は、通勤や家族との時間を共にした大切な存在であり、水害によって喪失したお気持ちは計り知れないものがありました。
私たちの支援は車を失われた方に寄り添い、生活を立て直すきっかけになれればと思います。
私たちが貸出し拠点を設置する場所にはもともとスタッフがいるわけではなく、現地でお手伝いいただく方を探し、現地スタッフとして雇用し、支援活動を一緒に行っております。
愛知県豊橋では貸出し第一号の古市さんが「手が足りないんだったら手伝うよ!」と、ご自身も被災していながら拠点スタッフとして一緒に活動しております。
そんな古市さんからご支援いただいている皆さんにお礼のお手紙をいただきました。
◇◇◇
趣味があって良かった。
この事を思わぬ形で知ることになったのが、先の台風2号の影響により発生した東三河豪雨での洪水被害でした。
女房は、30年ほど近所の会社で経理事務のパートで働いています。
喜寿を祝って、自分へのご褒美に、厳選して乗用車を購入しました。
発注してから、待つこと半年。
ワクワクしている姿は、娘のようでした。
数年前からオカリナ教室へ通い、老人ホームの慰問にも出かけるようになっていました。
その日は、朝からの雨がいつやむとも分からぬまま豪雨となり、避難指示のニュースとなった時には、道路冠水のため自宅の二階への避難を余儀なくされ、畳が浮き上がった時には底知れぬ恐怖と戦っていました。
女房と「大丈夫だよね」と励まし合い、水が引くのを唯々待つばかりでした。
夜半には、雨もあがり冠水した道路から水も無くなりホッとして朝を迎えました。
「水深120センチ」わが家の周りの冠水の深さを計って分かりました。
2台の車を駐車していた敷地も道路より少し高くしていたものの効果なく、
車の天井には水没の痕跡はなかったものの、室内全体で言えばダッシュボードまでが水につかったことが見て取れました。
その時の、女房の放心した様相はなんとも悲しげで痛々しいとしか言いようのない老婆の姿でした。
女房の車は、新車特約保険が使えるものの、レンタカーは借りられない。などの厳しい条件でした。
そもそも、水害には縁のない場所だと思っていたので、交通事故を重視した保険契約にしていました。
浸水により家具の廃棄などするうち、私の保険で借りられた1台の車を夫婦で利用することとなり、別居の母の介護であったり別居の娘夫婦への訪問など日常生活の行動が制限されることとなり、オカリナどころでなく1カ月近く買い物にも不自由な生活をしていました。
災害直後は、気を張っていたこともあり女房との会話でストレスを感じることもなかったのですが、お互いにイライラした日が多くなりつまらぬことで言い争うまでになってしまいました。
本当に、つまらない私の昔の悪行をほじくり返されるなどつらい空気が漂い始めていました。
こんな折、災害支援の団体から、「日本カーシェアリング協会」の活動を知ったので早速申込みをしたところ、運良く早々に車両をお借りすることができました。
車が手に入ったことで、オカリナ教室にも顔出しができるようになり、自宅での練習にも熱が入るようになりました。
先日は、福祉施設にも慰問に出かける機会にも恵まれ、入所者さんから歓迎されたと報告する女房の笑顔は本当に久しぶりに見る、心からの笑顔でした。
車を提供してくださった皆様に、改めてお礼を申し上げます。
多くの方に、笑顔の輪が広がっていくことを願っています。
この度は、本当にありがとうございました。
令和5年7月21日
日本カーシェアリング 豊橋拠点
借受け1号 古市修康・昌子
2023年6月2日の豪雨から1カ月以上が経過しました。想定以上の予約数のため、車を集めながらの支援を実施しており、まだまだ多くの方にはお待ちいただいておりますが、続々とお車のご寄付も集まり出し、貸出しの方も進めております。
昨日は豊橋市内のお車をご寄付いただけるご自宅へ、車の受け取りに行ってきました。免許返納されるとのことで車を手放すことを考えられていた際、新聞記事でわれわれの支援を知り「お役に立てるなら」とお問合せをいただきました。「車を失われた方にしっかりと活用させていただきます」とお伝えし、心のこもったお車をいただいてまいりました。
ご寄付いただける方はさまざまなご事情でわれわれに愛車を託していただきます。こうした思いを車のご利用者様へお話しさせていただくと、「本当に有難い。大事に使わせていただきます」というお言葉をいただきます。寄付者様の思いのこもったお車、これからも引き続き被災者の方へお届けしてまいります。
茨城県取手市双葉地区での支援現場の様子の動画ができました。
ご協力いただいている皆様にぜひご覧いただきたいです。
自治会役員の方々の言葉にもありますが、車を提供いただいた方、車を運んでくださった方、商品や活動資金の寄付をいただいた方、情報をシェアいただいた方など、全ての方々の協力の元、実現した支援であります。
ご協力いただいたお一人お一人に、皆様の言葉をお届けすると同時に、私どもからも心からの感謝を申し上げたいと思います。
まだ予約数に対し車が不足している状況ですが、1日でも早く被災者の方へ車を届けられるよう活動を進めていきたいと思います。
災害リスクが高まる今、被災時に車を無償で借りられる仕組みを全国へ! ご支援をお願いします。
2023年6月2日に発生した台風2号による豪雨被害を受けた愛知県の東三河地域。
浸水被害は家屋だけでなく車も大きな被害を受け、われわれ日本カーシェアリング協会は豊橋に臨時拠点を設置し、現在、車の無償貸出し支援を実施しております。
2023年6月14日から予約受付を開始したところ初日だけで約100件の申込があり、被害の甚大さは想定以上でした。被災者のために1日でも早く貸出しを開始するため、全国からわれわれの車を運搬ボランティアさんのご協力で豊橋まで運び入れ、2023年6月20日から貸出しを開始いたしました。
借りに来られた方は、
「半年前に買ったばかりの車が浸水してしまった。車がない生活は本当に大変でつらかった。車を貸していただけてホッとしている」
とおっしゃっており、車が生活に欠かせないこと、そして、生活復旧に車がないと始まらないとのお話をされていました。
また別の方は、
「車がないと買い物に行くのも大変で困っていた」
とお話され、車のありがたさを改めて認識したとおっしゃっていました。
皆さん車を借りることができ、安心されたお顔がとても印象的でした。
まだ予約数に対し車が不足している状況ですが、1日でも早く被災者の方へ車を届けられるよう活動を進めていきたいと思います。
災害リスクが高まる今、被災時に車を無償で借りられる仕組みを全国へ! ご支援をお願いします。
令和5年台風2号支援タイヤの協賛ありがとうございました。
日本ミシュランタイヤ様&ハンコックタイヤジャパン様よりタイヤの協賛をいただきました。
静岡・豊橋の支援において、日本ミシュランタイヤ様とハンコックタイヤジャパン様から支援車両用にタイヤの寄付をいただきました。
私たちの静岡拠点でタイヤ交換を行い、静岡県内の支援と豊橋での支援車両としてボランティアの方々によって1台ずつ運搬をしていただきました。
私たちのこの車の無償貸出し支援では車はもちろん無料で貸出しするのですが、自動車保険にも加入した上で被災された方はガソリン代の負担だけで車に乗ることができます。
それは被災して不安な気持ちを安心安全の車を貸し出すことで少しでも気持ちと生活が楽になってほしいと考えているからです。
その安心安全の部分を、モビリティ・レジリエンス・アライアンスメンバーとして、“タイヤの協賛”というかたちで支えてくださっているのが日本ミシュランタイヤ様とハンコックタイヤジャパン様です。
ご支援、ありがとうございました!
災害リスクが高まる今、被災時に車を無償で借りられる仕組みを全国へ! ご支援をお願いします。
先週から開始していた予約は貸出し開始時点で既に170件を超え、今回の台風2号による豪雨の車被害は深刻であります。
被災者のために一日でも早く貸出しを開始するため、全国の拠点から運搬ボランティアさんのご協力で豊橋まで運び入れ、早速4件の貸出しを行いました。
2023年6月20日に借りに来られた方は、
「半年前に買ったばかりの車が浸水してしまった。車がない生活は本当に大変でつらかった。車を貸していただけてホッとしている」
とおっしゃっており、車が生活に欠かせないこと、そして、生活復旧に車がないと始まらないとのお話をされていました。
また別の方は、
「車がないと買い物に行くのも大変で困っていた」
とお話され、車の有難さを改めて認識したとおっしゃっていました。
皆さん車を借りることができ、安心されたお顔がとても印象的でした。
2023年6月20日の最初の貸出し時には、新聞社やテレビ局の方が取材に来られましたので一部ご紹介します。
NHK
テレビ愛知
現状車が不足しております。寄付車を募りながら、一日でも早く被災者の方へ車を届けられるよう進めていきたいと思います。
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◆台風2号による支援情報はこちらをご覧ください。
茨城県取手市で車の無償貸し出し支援を開始しました。
今回、被害が集中していた双葉地区の自治会と連携して支援を行います。
私たちは、車を届け、対応ノウハウを伝え、全体的な管理を行い、自治会は、駐車場の確保・被災された方々への広報・現地での対応に協力いただきます。
初日は6件の貸し出しを行いました。
最初は私たちが対応する姿を見ていただき、次に役員の方と一緒に対応して…… とOJT形式で一緒に対応を行っていきます。
最後の貸出を終えた頃にはすっかり基本的な対応ができるようになっていました。
車を受け取った方は本当に喜んでくださいました。
みなさん複数台車を被災し、苦労されていらっしゃったので、この支援に対してたくさんの感謝の言葉を頂きました。
そして、立ち上がってくれた自治会役員の皆さんに対しても、とても感謝されていました。
対応いただいた、自治会役員の近藤さんも
「車を借りていった皆さんがほっとした顔していて、本当にやってよかった」
と満足げなお顔をされていました。
この取り組みを通して、地域の絆が深まる様子を垣間見ることができ、嬉しく思います。
被災地の自治会と本格的に連携したのは私たちにとって今回が初めてです。
今回のケースが、より広域な災害への対応するための地域連携のヒントを得たようにも思います。
双葉自治会の方々とともに対応を続けてまいります。
応援の程よろしくお願いします。
現在、茨城県取手市での現地調査・支援の調整中です。
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◆令和5年台風2号による支援情報はこちらをご覧ください。
2023年6月3日から静岡のスタッフと連絡を取り合いながら現地調査を開始しました。
まずは私たちの支部のある静岡県富士市や沼津市そして、西部の磐田市および愛知県豊橋市と豊川市にも行き調査に入りました。被災地域を回りながら車の被害状況の確認や地域の方に直接お話を伺ってきました。
静岡県は今回で3年連続の被災となりました。富士市や沼津市では浸水被害が見られ、早速われわれの拠点がある静岡支部にて2023年6月5日から車の無償貸出しを開始しています。
現在、茨城県取手市での現地調査・支援の調整中です。
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東日本大震災をきっかけに石巻市で活動を開始した団体。「寄付車」を活用した新しい支え合いの仕組みをつくり、石巻から全国に広げることを目指しています。
■寄付車を活用して3つの事業に取り組んでいます。
・災害時に車で困らない仕組みをつくる『モビリティ・レジリエンス』
・車をシェアして支え合う仕組みを地域につくる『コミュニティ・カーシェアリング』
・寄付車を貸し出すことで人と地域を元気にする『ソーシャル・カーサポート』
■過去の災害支援実績(東日本大震災以外)
2015年 関東東北豪雨支援
2016年 熊本地震支援など
2017年 九州北部豪雨支援
2018年 平成30年7月豪雨支援
2019年 台風19号など
2020年 令和2年7月豪雨
2021年 福島県沖地震・令和3年7月豪雨・8月豪雨
2022年 令和4年福島沖地震・7月豪雨・8月豪雨・台風15号
2023年 能登半島沖地震
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
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ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
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