寄付受付開始日:2023/08/30
更新日:2024/11/15
災害時の緊急支援を専門とする私たちCivic Forceは、大規模災害時に避難所のトイレに生理用品を設置したり、企業と共同で女性向けの無料相談窓口を開設したり、見過ごされがちな女性へのサポートを行っています。
また、コロナ禍の2021年から、高校や大学の女子トイレに、使用期限が近づいた災害備蓄用の生理用品を無償で提供する取り組みを続けています。
災害時、生理や性に関する悩みは相談しづらい
避難所など慣れない場所での生活は、慢性的なストレスを生み、不調や婦人科疾患などを発生させる恐れがありますが、被災地では生理や性に関する悩みはなかなか相談しづらいのが現実です。
Civic Forceは、株式会社ネクイノと提携し、災害が起きた時、避難所での生理用品設置と合わせて、無料の女性相談窓口を開設。これは災害時の避難生活において女性が抱える生理や性に関するデリケートな悩みや疑問に対し、「スマルナ(婦人科領域に特化したオンライン相談サービス)」の助産師や薬剤師がチャット形式で応えるサービスです。避難所のトイレ内に設置するチラシや、災害時に配布する衛生キット内のカードから無料相談窓口へ気軽に相談できます。
生理の不安を“安心”に変える
また、コロナ禍で「生理の貧困」という言葉に注目が集まりましたが、Civic Forceが佐賀県内の学校と生理用品提供のプロジェクトを始めてから、中高生たちがさまざまな困り事を抱えていることが見えてきました。
経済的な理由で生理用品が買えないと、不衛生な生理用品を長時間使用する、生理のために外出を控える、学校や部活を休むなど多岐にわたる問題につながります。
学生への生理用品の提供を行っている佐賀大学で、生理用品設置に関するアンケートを行ったところ、回答者の全員が「満足」と回答しており、生理用品をまだ使用したことがない人も「設置されていることで安心感がある」と回答しています。
佐賀女子高等学校の生徒からも「急な生理のときに助かる」「部活や実習に集中できる」など前向きな声が聞かれました。生理用品の設置により、「生活の質の向上」「心理的安全性が高まる」効果が生まれています。
Civic Forceは、「市民の力で災害に強い社会をつくる」をミッションに掲げ活動しています。
災害時の生理に関する課題を解決するため、平時からの活動を通して、行政や企業、大学、NPO、市民の皆様とつながり、いつでも生理用品や女性に必要な支援を提供できる体制を整えてまいります。
災害時の避難所や普段の学校生活において生理中も女性が安心して過ごせる環境を実現するため、皆さまのご支援が必要です。
本プロジェクトは、皆様からのご寄付で成り立っており、できるだけ多くの方々を継続的にサポートしていくために、ご支援をお願いいたします。
公益社団法人Civic Force 代表理事 根木佳織のコメント
災害という非日常の環境下で、身体や心のバランスを崩したり、必要な物資の不足や避難所での女性への配慮不足などの問題に直面したりする人たちに十分な支援ができていませんでした。
普段から生理用品が身近にあることで、災害時などいざという時に困らない環境が実現できます。本プロジェクトを通じて、ひとりでも多くの方が生理・性に関して困難を抱えることのない環境を目指していきます。
「生理用品が当たり前にあるトイレ」を佐賀だけでなく、全国で展開・推進していきたいと考えています。ぜひ、全国の皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
皆さまからのご寄付は、本プロジェクトに関する活動のために大切に活用させていただきます。
・災害時女性相談窓口の告知チラシの作成
・生理用品の購入
・本プロジェクトに関する運営費用 など
※ご寄付のうち、15%を運営費として活用させていただきます。
更新日:2024/11/15
Civic Forceは2024年元日に起きた能登半島地震の被災地への支援活動を続けていますが、奥能登地方では2024年9月の大雨で再び被災。復旧・復興の途上に起きた二重の災害に多くの人が希望を失いかけています。私たちは、石川県輪島市と珠洲市などの被災地で活動する団体を通じて、被災者の皆さんに生理用品を提供しました。
現地の団体からは「被災地では、服、肌着、防寒着、衛生用品が依然として不足しています。地震と豪雨による二重被災で多くの人が家財や大切なものを失い、今後の生活への不安から出費を控え、必要なものも我慢している状況です」といった報告が寄せられています。
こうした方々に対し、皆さまからのご寄付を活用し、生理用品やニーズに合わせた物資をお届けしています。
2023年8月のプロジェクト開設以来、多くの皆さまからご支援をいただき、心より感謝申し上げます。約2カ月で寄付人数が260名を超え、生理の課題への関心の高さを感じるとともに、多くの反響をいただけたことありがたく思っております。
皆さまからのご寄付を活用し、災害時に避難所のトイレに生理用品を設置するためのBOXと無料相談窓口の案内をセットにした緊急持ち出しBOXを整備しました。
また、佐賀女子高等学校に生理用品672個をお届けできました。
現在、備蓄のための生理用品購入の手配も進めています。
今後とも、生理中も女性が安心して過ごせる環境を実現するため、活動を続けてまいります。
たくさんのご支援をいただいた皆さまに、この場をお借りして感謝申し上げます。
「令和3年11月から始まった佐賀大学芸術地域デザイン学部における生理用品の無料配布の取り組みは今やすっかり定着した感があります。私たちの学部のトイレ利用者にとっては、生理用品が常備されているトイレが当たり前の光景になってきたものと思われます。
先日ある男性教員から、「(芸術学部の)生理用品無料配布の活動は大切ですよね。娘が通う中学校でもやってくれればいいのに」という言葉をもらいました。この取り組みを行う中で、かつてあった生理に対する強い忌避感のようなものが薄れ、職場の中で生理に対して自然に話ができる空気が醸成されてきたようにも思います。
学部内(本庄キャンパス、有田キャンパス)の各トイレの生理用品の設置場所の脇には、写真のようにこの活動の趣旨について書いた紙を貼っています。ここには、現代社会が抱える貧困・格差、ジェンダー、エネルギー・環境問題等がこの活動とつながっていることを記していますが、このような取組みを通して、学生や教職員のこれらの問題に対する意識がさらに高まることも願ってやみません。
微力ながら、これからもCivic Forceの活動を応援し、この活動が広がっていくことを心より期待しております。」
※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。
※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。
<主な活動実績>
東日本大震災以降、佐賀や広島のNPO団体と協力して捜索救助や救急医療、空からの支援体制の強化をはかってきました。医師を含む専門家が、より迅速に被災地に入ることで、一人でも多くの命を救い、ニーズにあった支援を届けられるよう尽力しています。2021年9月から拠点を置く、佐賀市内の高校や大学の女子トイレに、使用期限が近づいた防災備蓄用の生理用品を無償で置く取り組みを開始し、2023年6月までに約13,000個の生理用品を提供し、毎月約500枚が活用されています。
なお、これまでの緊急支援の実績は、以下の通りです。
・2012年7月:九州北部豪雨支援
・2014年8月:広島土砂災害支援
・2015年9月:関東大雨災害支援
・2016年4月:熊本地震支援
・2017年7月:九州北部豪雨支援
・2018年7月:西日本豪雨支援
・2018年9月:北海道胆振東部地震支援
・2019年7月:佐賀豪雨支援
・2019年10月:台風19号支援
・2020年1月:新型コロナウイルス緊急支援
・2020年7月:7月豪雨支援
・2021年7月:熱海土石流被害支援
・2022年8月:豪雨/台風14号・15号緊急支援
・2023年5月:能登地震
・2023年7月:令和5年7月豪雨支援
このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。
Facebookコメントで寄付先への応援をお願いします
記入された応援のコメントは、寄付先団体およびYahoo!ネット募金の広報・宣伝活動(記者会見やプレスリリースでのご紹介等を含む)に 使用させていただく場合がございます。
ご了承の上、コメントを記載いただきますようお願いいたします。(2020年9月23日追記)
※本コメント機能はMeta Platforms Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLINEヤフー株式会社は一切の責任を負いません。