児童養護施設などを退所する
子どもたちの自立を支援

寄付受付開始日:2018/01/16

  • 領収書なし
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社会福祉法人 中央共同募金会

プロジェクト概要

更新日:2024/04/11

「赤い羽根福祉基金」は児童養護施設などを巣立つ若者たちの自立を支援しています

さまざまな家庭の事情により、家族と離れ、施設や里親家庭などで生活する子どもたちがいます。

そのひとつが児童養護施設。現在、全国約600カ所の施設で、およそ23,000人の子どもたちが生活しています。施設は子どもたちの家であり、多くの仲間と共に親がわりでもある施設の職員に見守られながら子どもたちは成長します。

施設を巣立った若者たちを待ち受ける厳しい現実
令和3年度には、1,780人の児童養護施設の子どもが高等学校を卒業し、そのうち53.8%(958人)が就職し、38.6%(686人)が大学・専門学校などに進学しています。4年前と比べて進学率は7%以上増加しましたが、全国の高等学校卒業児の進学率は77.1%となっており、大きな差があります。(こども家庭庁「社会的養育の推進に向けて」令和5年より)

また、進学しても、学費や生活費をアルバイト収入などで工面したり、貯金を取り崩して工面したり、奨学金を利用する若者たちが多いのが現状です。
一方、就職した若者も、半数近くが1年以内に離職するというデータもあり、全高校卒業者の同離職率約18%と比べると、大きな差があります。

自立をめざす若者たちを支える支援の輪
このように、施設退所後に自活して生きていく中では、家族や親族を頼ることができず、適切な支援にもつながれず、困難な状況を抱えることがあります。そのため、児童養護施設では、入所中から、退所後の生活を見据えた訓練や、退所後も相談支援や就労支援を実施しています。また退所者への支援は施設だけでなく、NPO法人などさまざまな団体によって取り組まれています。

支援の輪を継続して続けるために
しかし、それぞれの施設や団体だけでは、継続的に支援していくことは難しいなど、課題も多くあります。そこで、赤い羽根福祉基金の助成事業によって、支援者同士の輪を広げ、子どもたちに必要な新たな支援を作り上げていく取り組みを進めています。

寄付金の使いみち

皆さまからのご寄付は、「児童養護施設などを退所した子どもたちの自立支援」として役立てさせていただきます。

たとえば…
○就職活動を応援
児童養護施設を退所して、進学しながらアルバイトで生計を立てている子どもたちには、就職活動の費用は大変な負担となります。
そこで、就職活動に必要なスーツや靴、かばん等の購入費、旅費、就職に必要な資格取得費、就職活動時の生活費などを支援します。

○国家資格等の取得を応援
児童養護施設退所後に、大学や専門学校等で学ぶ若者の未来を支援するため、国家資格等の資格取得にかかる費用を支援します。
たとえば、教科書・書籍購入費、実習費、講座受講費・受験費用、交通費等を支援します。

○再就職に向けた支援
就職してもさまざまな理由で継続が難しいケースが多々あります。施設を卒園してしまうと、相談したり頼ったりする相手もなく、再就職も困難になりがちです。
そこで、孤独な若者に寄り添って相談や再就職の支援を行うための経費や、若者自身の再就職活動を支えます。

赤い羽根福祉基金では、このほかにも「児童養護施設などを退所した子どもたちの自立支援」のための活動を応援していきます。ぜひ皆様のご支援をお願いします。

【赤い羽根福祉基金とは】
赤い羽根福祉基金では、本プロジェクト以外にも、既存の制度や施策では対応できない社会課題解決のためのさまざまな活動を、積極的に応援しています。
赤い羽根福祉基金ホームページ
これまでの助成事例も上記サイトからご覧いただけます。

"#educationsupport"

活動情報

更新日:2024/04/11

若者たちが、社会人として自立していけるよう支援する「赤い羽根福祉基金 盛和塾 社会人定着応援プログラム」

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に養育させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。

「全国退所児童等支援事業連絡会」が平成28年度に実施した調査では、児童養護施設をはじめとする社会的養護施設の9割を超える施設が、退所した子どもや若者たちへの電話やメール、SNSや自宅訪問などによる相談を行っています。一方で、施設を退所して3年が経過すると、転居などによって連絡が取れなくなる児童が3割にも上ることが明らかになっています。

また、社会的養護施設では、現在施設にいる子どもたちへの養育や支援をするなかで、退所者へ継続的に支援する体制の確保が困難であること、退所者の支援を行うNPOなどの団体では、施設や里親などの社会的養護の関係者との連携が難しいなどの課題も明らかになりました。

この実態把握を踏まえ、中央共同募金会では2018年度から、児童養護施設や自立援助ホームなどの支援団体と連携し、「盛和塾」の皆さまからのご寄付を原資として、児童養護施設を退所した若者が、社会人として自立していけるよう支援する、「赤い羽根福祉基金 盛和塾 社会人定着応援プログラム」をスタートしています。

「赤い羽根福祉基金 盛和塾 社会人定着応援プログラム」概要

「赤い羽根福祉基金 盛和塾 社会人定着応援プログラム」報告(PDF)
 
ひとりでも多くの、児童養護施設の退所者が、自らの未来に希望を抱きつつ、社会人として生きがいを感じながら生活していけるよう継続支援していくために、皆様からのご寄付が必要です。
 
【盛和塾 社会人定着応援プログラムのご報告】

「就職活動応援助成」2022年度報告より
「手に職つけよう応援助成」2022年度報告より
「リスタート応援助成」2022年度報告より(下図へ続く)
「リスタート応援助成」2022年度報告より(続き)

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寄付総額
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寄付人数
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プロジェクトオーナー

社会福祉法人 中央共同募金会

赤い羽根福祉基金は、1947年から続く日本最大の募金運動である「赤い羽根共同募金」を推進する中央共同募金会が設立しました。

赤い羽根共同募金は、毎年全国で5万5千件を超える助成を実施して、地域の課題を解決する活動に取り組んでいます。

このノウハウを生かし、わが国で現在増加する社会課題に対して先駆的、広域的な活動に取り組む団体を支援し、社会を変える運動を起こしていくのが、赤い羽根福祉基金です。

赤い羽根福祉基金にご寄付いただくことは、社会に貢献する土台づくりを支援する活動です。

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領収書発行について

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