寄付受付開始日:2015/09/09
更新日:2023/06/01
中東のシリアでは紛争が開始してから11年を迎え、近年の歴史の中で最も長引いた紛争の1つとなりました。紛争開始以来、あまりにも多くの子どもたちが多くの犠牲を強いられ、子ども時代を奪われています。この10年間で600万人ちかい子どもが生まれ、紛争の最中、平和や故郷を知らずに育っています。シリア国内の子どもの半数は学校に通えず、昨年だけでも精神的苦痛を抱える子どもの数は倍増したと報告されています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって人々の生活はさらに悪化し、シリア国内では80%近くが貧困に陥っています。またシリア周辺国には、今も250万人のシリア人の子どもが難民として暮らしています。
詳しくは下記の、日本ユニセフ協会のホームページをご覧ください。
シリア緊急募金
・3,000円のご支援が……
経口ポリオワクチン166回分に変わります。
・5,000円のご支援が……
軽いけがや病気に対応するための包帯、テープ、手袋、はさみ、毛布、眼軟膏剤(がんなんこうざい)、消毒液などが入っている救急医薬品キット、1キット分に変わります。
・10,000円のご支援が……
5人家族分の石けん・浄水剤・洗面用具・貯水容器などが入った衛生キット2世帯(1カ月)分に変わります。
・20,000円のご支援が……
安全なワクチン接種に欠かせない使い捨ての注射器3,690本に変わります。
・30,000円のご支援が……
子どもを寒さから守る、大きめの毛布57枚分に変わります。
・50,000円のご支援が……
緊急下でも授業が行える学用品のセット3クラス(生徒120人)分に変わります。
※ご寄付の金額は任意です。
※2022年1月現在 1米ドル=109円で計算。
※輸送や配布のための費用は含みません。
更新日:2023/06/01
11年の紛争。250万人の難民の子どもたち。600万人の紛争しか知らない世代。大切な家族を失った子ども、全てを置いて命がけでシリアから逃れた子ども、学校に通えない子ども。しかし、その子どもたち1人1人に人生があり、物語があります。
この10年間、ユニセフは、すべての子どもが基本的な権利を取り戻せるよう、シリア国内とシリアからの避難民を受け入れている周辺国において、人道支援に取り組んで参りました。
2021年、皆様のご支援で以下のことに取り組みました。
■2021年の成果
・シリア国内の190万人に移動保健チームを通じて医療サービスを提供しました。
・5歳未満の子ども47万229人に三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳(ひゃくにちぜき))ワクチンを提供しました。
・287万5,840回分の新型コロナウイルスワクチンを提供しました。
・129万6,753人の女性と子どもに栄養の検査を実施しました。
・シリア国内の127万1,154人に微量栄養素を提供しました。
・シリア国内の6,469人の5歳未満の子どもが重度の急性栄養と診断され、治療を受けました。
・シリア国内の341万5,489人にポリオの予防接種を実施しました。
・給水システムの修繕を通じてシリア国内の380万1,411人に改善された水源を提供しました。
・シリア国内の80万人以上に改善されたトイレを提供しました。
・123万7,432人に安全な衛生環境を提供しました。
・シリア国内の97万417人の子どもに心のケアサポートを提供しました。
・87万4,444人の子どもに地雷や爆発性戦争残存物の回避教育を提供しました。
・シリア国内の183万2,439人の子どもに教育の機会を提供しました。
■2022年の目標
・シリア国内の360万人に改善された安全な水を提供する。
・周辺国の73万297人が安全な水を利用できるようになる。
・シリア国内の197万人の生後6-59カ月の子どもと妊産婦が微量栄養素を受け取る。
・シリア国内の1万8,400人の生後6-59カ月の子どもが急性栄養不良の治療を受ける。
・シリア国内の320万人の5歳未満の子どもがポリオの予防接種を受ける。
・周辺国の141人の生後6-59カ月の子どもが急性栄養不良の治療を受ける。
・周辺国の6万4,107人の生後6-59カ月の子どもが微量栄養素を受け取る。
・周辺国の22万1,569人の生後6-59カ月の子どもがポリオの予防接種を受ける。
・シリア国内の225万人の子どもが正規教育の恩恵を受ける。
・周辺国の175万7,279人の子どもが正規、および非正規の教育を受けることができる。
・シリア国内の194万7,300人が地雷や爆発性戦争残存物の回避教育を受ける。
・シリア国内の38万4,000人が心理社会ケアを受ける。
・周辺国の29万4,154人が心理社会ケアを受ける。
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ユニセフ(国連児童基金)とユニセフ協会はすべての子どもの命と権利を守るため、最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、世界190の国と地域で活動しています。
世界のどこに生まれても、持って生まれた可能性を十分に伸ばして成長できるように、ユニセフは「子ども最優先」を掲げて、世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国連機関です。保健、栄養、水と衛生、教育、暴力や搾取からの保護、エイズウイルス(HIV)、緊急支援、アドボカシーなどの支援活動を実施し、その活動資金はすべて個人や企業・団体・各国政府からの募金や任意の拠出金で賄われています。
日本ユニセフ協会は、日本におけるユニセフの「顔」として、またユニセフの「代弁者」として、ユニセフを支える募金活動、ユニセフの活動や世界の子どもたちについての広報活動、子どもの権利の実現を目指して政策提言を行うアドボカシー活動に取り組んでいます。
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