寄付の受付は終了しました。
合計で531,258円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

ガザ・中東人道危機緊急支援
(プラン・インターナショナル・ジャパン)

寄付受付開始日:2023/10/27

  • 領収書なし
[ ガザ・中東人道危機緊急支援 (プラン・インターナショナル・ジャパン)]の画像
紛争が続くガザ地区で無心にブランコをこぐ子ども(2023年10月19日撮影 ガザ地区)

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/12/02

緊急の支援を必要としている子どもたちを救うために

プラン・インターナショナルは、未曽有の人道危機に際し、子どもを保護するための取り組みを最優先に寄付募集を開始しました。

2023年10月7日以降、恐ろしい規模の暴力により、ガザ地区とイスラエルに暮らす数え切れない人々の命が奪われています。すでに2,000人以上の子どもたちが悲惨な形で命を落とし、何十万人もの子どもたちが家を追われている状況です。

危機下の子どもたちの命と尊厳を守るために​
ガザ地区では、2023年10月21日現在、少なくとも206の教育施設が空爆被害を受けています。そのなかには、国内避難民の緊急避難所として使用されていた学校も含まれます。すべての子どもたちは、暴力や恐怖から解放されて生きる権利があり、その権利を守ることは国際社会が果たすべき連帯責任です。水、食料、燃料が不足し、子どもたちや民間人の命を救うための支援が急務とされています。

プラン・インターナショナルの人道支援チームは、エジプト、レバノン、ヨルダンの周辺国を拠点として、飢えとトラウマを抱えて避難してきた人々を支援するために最善の活動を行う予定です。同時に、現地のパートナー団体と協力しながら、ガザ地区における支援活動についても模索中です。

【第1報】「ガザ・中東人道危機緊急支援」へのご寄付をお願いいたします

寄付金の使いみち

皆さまからのご寄付は「ガザ・中東人道危機緊急支援」として、子どもたちや民間人への支援活動に大切に活用させていただきます。

予定している主な支援活動
周辺国(エジプト、レバノン、ヨルダン)での
・子どもの保護:危機の影響を受けた子どもたちの保護、心理社会的ケアの提供
・シェルター:子どもたちや家族が安心して避難できるシェルターの提供
・物資と現金の支給:水や食料、燃料などの命を救うための重要な物資と現金の支給
・教育:避難してきた子どもたちに対する質の高い安全な教育の提供

活動情報

更新日:2024/12/02

避難した人々が生きていくために必要な物資の支給を中心とした緊急支援を実施してきました。これまでに実施した主な活動の成果をご報告いたします(2024年12月2日更新)

アートセラピーで避難民の子どもたちが今の気持ちを表現した絵(ヨルダンJerash Campにて2024年1月8日に撮影)

プラン・インターナショナルは、2023年10月から「ガザ・中東人道危機緊急支援」の寄付募集を開始。パートナー団体を通じてガザ地区への支援物資搬入を行ったほか、レバノンやヨルダンなどの周辺国でも避難民への緊急支援活動を実施してきました。2024年5月31日をもってご寄付の募集は終了しましたが、現地では引き続き人々のニーズに寄り添った活動を行っています。
皆さまの温かいご支援を得てこれまでに実施した主な活動の成果をご報告いたします。

心理社会的サポートのグループセッションに参加した避難民の女の子たち(ヨルダンJerash Campにて2024年1月8日に撮影)

緊急支援物資の支給と心理社会的サポートを通じ、子どもや女性の保護に注力
人道上のアクセスに制限が課せられたガザ地区の危機的状況下での活動が困難を極めるなか、避難した人々が生きていくために必要な物資の支給を中心とした緊急支援を実施してきました。

心に大きな傷を負い、不安を抱えた子どもたちへの心理社会的サポートにも注力しています。また、長引く避難生活を考慮し、避難民の子どもたちが教育を受け続けることができるよう各行政への働きかけを続けています。子どもたちや女性の保護にも一層留意しながら、人々のニーズに寄り添った支援活動を継続していきます。たくさんの温かいご支援をありがとうございました。

避難民の女性たちに支給する生理用品セットを用意するスタッフ(エジプトにて2024年6月9日に撮影)

主な支援内容と対象
活動期間 8カ月(2023年10月~2024年5月)

【パレスチナ・ガザ地区】
パートナー団体と協力して国内避難民キャンプにて温かい食料を提供(約7万1,400人)

【レバノン】
避難民へ以下を支給(約1万8,260人)
食料、毛布、マットレス、衛生用品、生理用品、乳幼児用品
心理社会的サポート

【エジプト】
避難民へ以下を支給(約1万1,050人)
食料、水、救急用品、生理用品セット
心理社会的サポート

【ヨルダン】
避難民へ以下を支給(約6,114人)
食料、心理社会的サポート

ガザ地区の国内避難民のために食事を用意するスタッフ(パレスチナで2024年3月30日に撮影)
ガザ地区国内避難民キャンプにて提供された温かい食事を受け取る子どもたち(パレスチナで2024年3月30日に撮影)

公式ウェブサイトでは、現地の声を紹介しています。ぜひお読みください。

ガザ地区の子どもたちに温かい食事を届けました(2024年5月21日更新)

温かい食事を届けました

2023年10月7日にイスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突が始まって6カ月が経過しました。ガザ地区では停戦の兆しが見えず、人々は飢えと恐怖に直面しています。2024年3月に発表された「総合的食料安全保障レベル分類(IPC)※」の報告書では、ガザ地区の全人口に当たる230万人が危機的レベルの飢餓に直面しており、飢餓のリスクが日に日に高まっていることが指摘されています。
※Integrated Food Security Phase Classification(IPC)

プラン・インターナショナルは、現地のパートナー団体と協力し、ガザ地区中部の都市の3つの国内避難民キャンプにおいて、子どもたちや家族に温かい食事6,000食を提供しました。皆さまのご支援に心よりお礼を申し上げます。

温かい食事

食事提供の様子を動画でもご覧ください。

飢餓に苦しむガザ地区の人々を救うために~温かい食事を届けました~

【第5報】ガザ地区の子どもたちに温かい食事を届けました(動画)~ガザ・中東危機緊急支援~

2024年1月上旬、食料と水を搭載したトラック5台がようやくガザ地区に到達(2024年1月31日更新)

食料セットを準備するエジプトのプラン職員

2023年10月7日以降、プランは世界中の人道支援団体や人権団体と連携しながら、即時かつ持続的な人道的停戦を求めるとともに、子どもたちやその家族が必要としている支援を迅速に届けられるよう活動を続けてきました。

2023年12月にはエジプト赤新月社と連携し、ガザ地区で緊急に必要とされている食料セットと救急キット各600セット、1,600本の水を調達し、2024年1月上旬、食料と水を搭載したトラック5台がようやくガザ地区に到達しました。

物資輸送のためのトラック

救命物資の輸送と、人道支援に携わる人々がガザ地区で安全に活動するためには人道的アクセスが妨げられないことが重要です。人道支援要員にはアクセスや移動の制限が課されており、支援物資の搬入と配給は困難を極めていますが、プランは引き続き状況を注視しながら、緊急の支援を必要としている子どもたちを救うための活動を継続してまいります。

レバノン南部への救援物資輸送を指揮するプラン・インターナショナルの職員

【第3報】ガザ地区への物資支給の準備がスタート~ガザ・中東人道危機緊急支援~
【第4報】ガザ地区の子どもたちは今 暴力激化から100日~ガザ・中東人道危機緊急支援~

ガザ地区から届いたメッセージ「私は死にたくない」~ガザ・中東人道危機緊急支援~(2023年11月22日更新)

負傷した人を病院に運ぶ人々(2023年11月11日ガザ地区にてファテムさん撮影)

ガザ地区では、大勢の子どもと女性たちが、激化する暴力の矢面に立たされています。これまでに、何千人もの人々が命を落とし、150万人以上人々が避難を強いられていますが、その半数が子どもたちです。

ガザ地区に暮らすファテムさん(23歳)は、プランが実施している、アフリカや中東の女の子やユース女性たちが自分たちの権利のために声を上げ、リーダーとして地域社会の変革に取り組む「She Leads」プロジェクトの一員として、活動に参加しているユース女性です。現在ガザ地区で家族とともに避難生活を送っているファテムさんより、自身が置かれている状況と紛争終結を願うメッセージが届きました。

ガザには安全な場所がどこにもありません(2023年11月11日ガザ地区にてファテムさん撮影)

私はまだ死にたくない。やりたいことがたくさんあるし、叶えたい夢もあります:ファテムさん(23歳)
「ガザ地区の中でも特に私たちが住んでいた地域は危険な状態となってしまったので、私たち一家は住み慣れた自宅を離れ、少しだけ安全と思われる場所に避難しています。けれども、実際はガザ地区のどこにいても安全なところなどなく、爆撃そして死と隣り合わせの毎日を過ごしています。

そんな最悪な状況ではありますが、私たちは何とか生きています。国際社会が私たちのために立ち上がり支援を届けようと尽力している様子を目の当たりにし、勇気をもらっています。私は、自分にとって第二の家族のような存在のShe Leadsプロジェクトに力付けられています。

私には時間をともにしたい人たちが大勢います。ですから、まだ死にたくありません。こんな気持ちになったのは初めてです。
やりたいことがたくさんあるし、叶えたい夢もあります。
私たちの日常はすっかり奪われてしまいました。ここでは、目にするもの、耳にすること、すべてが混沌(こんとん)としています。普通の生活に戻るには長い時間を要することでしょう。

空爆により発生した火事(2023年11月11日ガザ地区にてファテムさん撮影)

今、She Leadsの活動に参加できないことが、とても残念です。私はプランの活動に参加して、自分の声を届けること、自分の思いを仲間に共有することにとてもやりがいを感じていました。この活動に携わるなかで出会った方たちが、側で私のことを応援くださっていることに心より感謝しています。

私は、社会をより良くするために自分たちも貢献することができること、そして学べることはたくさんあることを知ってもらうためにガザ地区の子どもたちを支援したいです。プランの活動に参加して得た私の経験をより多くの子どもたちに伝えるためにも、一刻も早く紛争が終結し、計画していた活動を再開できることを願っています。

今の私には、言いたいことはたくさんありますが、何を話せば良いのかが分からない状況です。紛争が終わって、再び皆で会って多くを語り合える日が来ることを願っています。一番大切なことは、健康と安全です。最後に、ガザにいる私から、このメッセージを読んだ方たちが安全で健康に過ごせるよう祈っています」

現在プランは、ガザ地区において、ジェンダーに基づく暴力などからの子どもの保護や、心のケアに優先的に取り組むために、活動開始にむけた調整を進めています。引き続き温かいご支援をお待ちしております。

【第2報】ガザ地区から届いたメッセージ「私は死にたくない」~ガザ・中東人道危機緊急支援~

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寄付総額
531,258
寄付人数
923

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プロジェクトオーナー

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公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

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