故郷を追われた小さな命を救う
「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクト

寄付受付開始日:2023/09/06

  • 領収書なし
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スーダン「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクトへのご協力をお願いいたします。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/04/03

故郷を追われた小さな命を救うために、寄付募集を開始しました。

2023年4月15日、スーダンの首都ハルツームで武力衝突が発生。紛争が激しさを増すなか、多くの人々が避難を余儀なくされました。そのなかには、以前から首都に暮らしていた19万人の南スーダン難民も含まれます。

スーダンでは紛争が激化する以前から1,580万人が人道支援を必要としていましたが、2023年5月にはその数は2,470万人に増加。害虫被害や天候不順、激しいインフレや肥料・燃料価格の高騰による穀物価格の上昇により、かねてから食料危機に陥っていたスーダンでは、特に現金収入が少ない貧困層の人々、難民や国内紛争の影響を受けた人々が、日々の食事もままならないほど困窮しています。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が2022年6月に行った調査では、白ナイル州の難民キャンプで暮らす5歳未満児の16.9%が急性栄養不良に陥っており、生後6~59カ月児の50%超が貧血であることが確認されました。乳幼児は体重の維持や成長するために多くのエネルギーを必要とするため、栄養不良に陥りやすいと言われています。

5歳未満の子どもの死亡原因の約45%は栄養不足に起因するとされており、食料不足への早急な対策が求められています。白ナイル州の難民キャンプはハルツームから再移動してきた南スーダン難民を多く受け入れており、支援の必要性が非常に高くなっています。

重度の栄養不良に陥る前の治療開始を目指し、家庭を訪問

このプロジェクトでは、スーダン白ナイル州の難民キャンプ、国内避難民キャンプおよび周辺地域において、子どもや妊娠中や授乳中の女性の栄養改善にむけた支援を行います。栄養ボランティアが家庭訪問を行い、「隠れた栄養不良児」を探し出し、栄養治療食の支給や診療所での治療につなげます。また、母親へのカウンセリングや栄養教育の提供、給水スタンドの設置など水・衛生環境を改善させる活動も行います。

重度の栄養不良児の治療にあたる看護師

寄付金の使いみち

スーダンでの「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクトの活動のために大切に活用させていただきます。

実施地域
白ナイル州 難民キャンプ、国内避難民キャンプと周辺地域

活動内容(支援策)
・栄養ボランティアの育成(80人)
・栄養ボランティアによる家庭訪問と栄養スクリーニング(子ども約2万人)
・母親への個別カウンセリング(延べ800人)
・母親グループへの支援(80グループ、800人)
・給水スタンドの設置(2カ所)
・家庭用トイレの設置(50世帯)
・給水容器や衛生用品の配布(500世帯)

対象者
・5歳未満児(2万840人)
・妊娠中や授乳中の女性(800人)
・新設された給水スタンドの利用者数(5,000人)

「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクト

活動情報

更新日:2024/04/03

2023年7月からスーダンで実施している「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクト。現在までの活動をご報告します。

「隠れた栄養不良児」を探すためボランティアが家庭訪問

スーダンでの武力衝突は、今もなお続いています。2024年2月までの11カ月間で少なくとも1万4,600人が亡くなり、2万6,000人が負傷したとの報告がありますが、実際の数字はもっと多いとも言われます。

深刻な栄養不良状態にある避難民の子ども(ご家族の同意を得て撮影)

プランはこれまでに、白ナイル州の難民キャンプ、国内避難民キャンプおよびその周辺地域において、延べ2万人超の5歳未満児に対する身体測定(上腕周囲径の計測)を実施し、栄養不良状態にある子ども1,000人以上を特定して、栄養治療食の支給や診療所や病院における治療へつなげることができました。栄養状態の悪化は、下痢や発熱といった症状に直結し、命取りになることもあります。紛争により医療物資の入手も困難となっているなか、栄養治療食の配布は子どもたちの生命維持に大きく貢献しています。

母親グループのリーダーを対象に研修を実施
計測などの活動に先だって栄養ボランティアを対象に研修を実施

紛争の激化に伴い、日本からスーダンへの渡航が難しくなったため、2024年2月、プロジェクトの現地スタッフ3人と日本のスタッフがケニアに集まり、事業の進捗(しんちょく)確認や今後の取り組みについて議論しました。

公式ウェブサイトにて、栄養担当スタッフのタワソル職員が、プロジェクトの円滑な実施にむけた工夫や、地域の人々と協力して進めてきた活動の進捗(しんちょく)をお伝えしています。

キーパーソンは「栄養ボランティア」。「栄養ボランティア」が家庭訪問を通じて、子どもの身体測定のほか、授乳や母子の栄養状況に関する聞き取りを行っています。「栄養ボランティア」の栄養不良の子どもたちを治療につなげる活動が、避難民・難民コミュニティーでも広く認知されてきています。

ぜひご一読ください。

雨期の悪路のなかロバ車で難民キャンプへ向かうタワソル職員

スーダンで女性の栄養ボランティアが活躍~「食料危機下の子どもの栄養改善」プロジェクト~

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寄付人数
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プロジェクトオーナー

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

プラン・インターナショナルは、女の子が本来持つ力を引き出すことで地域社会に前向きな変化をもたらし、世界が直面している課題の解決に取り組む国際NGOです。世界75カ国以上で活動。世界規模のネットワークと長年の経験に基づく豊富な知見で、弱い立場に置かれがちな女の子が尊重され、自分の人生を主体的に選択することができる世界の実現に取り組んでいます。

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領収書発行について

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