寄付の受付は終了しました。
合計で429,599円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

スーダン危機緊急支援

寄付受付開始日:2023/05/15

  • 領収書なし
[スーダン危機緊急支援]の画像
スーダン危機緊急支援へのご協力をお願いします。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/11/15

紛争に巻き込まれた子どもたちや、戦火のなか住む家を追われ避難を余儀なくされた子どもたちを守るために、緊急支援の寄付募集を開始しました。

2023年4月15日、スーダン国軍(SAF)と準軍事組織である即応支援部隊(RSF)との間で武力衝突が発生して以来、スーダン国内では、亡くなった人は数百人、負傷した人は数千人に上っています。多くの子どもたちとその家族が、混乱のなかで生命の危険に直面しています。

スーダンと周辺国で刻一刻と高まる人道的ニーズ
スーダン国内では重要なインフラが破壊され、基本的サービスが不足しています。食料、燃料、その他の生活必需品の価格が高騰し、多くの人々が必要な物資を入手できなくなっています。さらに、首都ハルツームでは医療施設の61%が閉鎖され、数百万人が医療を受けることができない状況にあります。

着の身着のまま国内の別の地域や近隣諸国への避難を余儀なくされた人々は、避難所、毛布、水、食料、医療支援、保護、心理社会的ケアなどを緊急に必要としています。

戦火を逃れトラックで移動している人々

子ども・女の子が搾取や虐待の対象となる恐れも
大勢の人々が、輸送手段を提供する民間業者に高額な費用を支払い、バスやトラックを使って、南スーダン、エジプト、チャド、中央アフリカ共和国などの近隣諸国へ移動しています。避難に必要な高額費用を捻出するために、子どもや女の子、女性が搾取や虐待の対象となるリスクが高まっています。

寄付金の使いみち

スーダン危機の混乱のなかで生命の危険に直面している子どもたちやその家族を守るための支援活動に活用させていただきます。

<予定される主な支援活動>
スーダン
●子どもの心理社会的ケア
●子どもの保護(不発弾から身を守る方法など)

周辺国(南スーダン、エチオピア、エジプト、チャド、中央アフリカなど)
●移動手段の提供
●緊急医療サービスの提供
●食料、水と衛生(WASH)サービスの提供
●保護施設の提供
●子どもの保護
●家族の再会サポート
●寝具、蚊帳、月経衛生キット、石けんなどの提供

【第3報】スーダン危機緊急支援へのご寄付をお願いいたします

活動情報

更新日:2024/11/15

皆さまの温かいご支援を得て実施した主な活動の成果をご報告いたします。たくさんのご寄付をありがとうございました。(2024年11月15日更新)

プランが運営する学習スペースに集う子どもたち(チャドのOurangにて2024年5月15日撮影)

パートナー団体や国連機関と連携 人々の命と尊厳を守る支援を継続
人道危機の発生直後から、スーダンだけではなく、南スーダン、エチオピア、エジプト、中央アフリカでも支援活動を行いました。紛争勃発前は難民としてスーダンで暮らしていた人々が、安全を求め出身国に帰還したケースも多く、そのような人々への支援も実施しました。

スーダンでは、スタッフの安全確保などの困難もありますが、給水活動や食料配布を始め、避難者への生活必需品の支援、避難所の整備など、現地のパートナー団体や国連機関と連携して、人々の命と尊厳を守る支援を実施しています。

スーダンから避難してきた女性が学習スペースの校長先生として活躍(チャドのOurangにて2024年5月14日撮影)

同時に、紛争を経験した子どもや女性たちに対する支援はスーダンと周辺国の両方で実施。避難中に家族と離ればなれになった子どもたちや暴力被害にあった子どもたちには個別支援を提供しつつ、子どもたちが安心して過ごせる「子どもひろば」を開設しグループ単位での心理社会的サポートを提供しています。

トランジットセンター(一時避難施設)でも子どもひろばを運営。いつでも安全な水を飲むことができる(エチオピアのKurmuk transit centreにて2024年4月20日撮影)

発生から1年半が経過した2024年9月時点でも紛争は継続しており、支援の必要性は高まる一方です。寄付募集は終了しましたが、プランは引き続きスーダン人道危機の影響を受けている人々、特に子どもや女性たちへの支援活動を継続していきます。

主な活動の成果
【スーダン】
・生理用品キット、衛生キットの支給(2,400人)
・急性栄養不良に陥った乳幼児や授乳中の女性などへの治療食配布(約7,900人)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(3万1,000人以上が利用)
・スポンサーシップ地域にて食料バスケットの配布(男性2人、女性28人、男の子976人、女の子1,812人)
その他、給水や食料配布、ジェンダーに基づく暴力を経験した人々への支援などさまざまな活動を実施

【南スーダン】
・スーダンと南スーダン国境に設置されたトランジットセンター(一時避難施設)にシェルター設置(8棟、利用者は2万5,080人)
・毛布、石けん、蚊帳、マット、給水容器などの生活用品の配布(600人)
・当面の生活費としての現金給付(520世帯)
・衛生啓発活動の実施(1万6,372人)

【エジプト】
・子どもの権利やジェンダーに基づく暴力(GBV)の啓発活動(6,000人)
・当面の生活費としての現金給付(5,000人)ならびに食料購入費としての現金給付(3,000人)
・教育費の補助(6,500人)
・難民の人たちが利用できるセーフスペースの設置と運営 (約7,000人が利用)
・子どもたちへのレクリエーション活動(約5,000人が利用)
・生理用品キットの配布(2,300人)、衛生キットの配布(600人)
・権利や安全などに関するオリエンテーションの実施(1,652人)

【中央アフリカ】
・子どもの保護や性暴力に関する啓発活動(男性760人、女性1,278人、男の子1,474人、女の子1,614人)
・ケースワーカーによる個別支援(男の子190人、女の子174人)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(男の子889人、女の子843人が利用)
・子どもクラブによる平和や共生への意識啓発(男の子1,365人と、女の子1,253人が参加)

【エチオピア】
・養育者がいないなど特別な支援が必要な子どもに対する個別支援(771人)
・子どもひろばの設置運営、心理社会的サポートの提供(約500人が利用)

【チャド】
・学習スペース5カ所の設置、運営
・制服と学習教材の支給(366人)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(9,467人:うち女の子4,216人、男の子5,251人)
・当面の生活費としての現金給付(1,001世帯)
・衛生キットの支給(女の子500人)

その他、給水活動、食料の配布、性暴力を経験した人々への支援など多様な活動を実施しました。

【完了報告】スーダン危機緊急支援

避難民の私生活と自立を支える「スターターキット」として毛布、バケツ、蚊帳や石けんなどが入ったキットを配布(南スーダンのRenkにて2023年11月22日撮影)
毛布をシェルターに運ぶ10歳の男の子。シェルターができるまでは屋外で寝ていた(南スーダンのRenkにて2023年11月22日撮影)

寄付募集は終了しましたが、プランは引き続きスーダン国内と近隣諸国の双方にて、紛争の混乱のなかで生きる子どもたちやその家族のための支援を行っています。人々のニーズに寄り添ったこれまでの活動の様子をご報告します。(2024年4月9日更新)

物資支給と同時に聞き取り調査も行う(スーダン)

人道危機の発生直後から、スーダンをはじめ、南スーダン、エチオピア、エジプト、中央アフリカにおいてスーダンからの避難民や、スーダンから帰還した人への支援を実施しました。スーダンでは、スタッフの安全確保などの課題もありましたが、給水活動や食料配布を始め、避難者への生活必需品の支援、避難所の整備など、現地のパートナー団体や国連機関と連携して、人々の命と尊厳を守る支援を実施しています。

支援物資を受け取る女性(スーダン)

同時に、紛争を経験した子どもや女性たちに対する支援はスーダンと周辺国の両方で実施。避難中に家族と離れ離れになった子どもたちや暴力被害にあった子どもたちには個別でのサポートを提供しつつ、子どもたちが安心して過ごせる「子どもひろば」を開設しグループ単位での心理社会的サポートを提供しています。

紛争のことをしばし忘れお絵描きに夢中になる子どもたち(スーダン白ナイル州の国内避難民キャンプ)

2023年5月9日~9月29日の主な活動の成果
(※現地での活動は継続中です)
活動地域:スーダン、南スーダン、エジプト、中央アフリカ、エチオピア、チャド

スーダン
これまでに延べ約11万人へ支援を提供
・給水車による給水活動(10,000人近くが対象)
・生理用品キット、衛生キットの支給(1,000人以上)
・避難所となった学校や集会所のトイレや給水タンクの修繕、新規設置
・食糧配布(500世帯以上)
・現金給付(2,500世帯以上)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(1,000人以上が利用)
・紛争当事者に徴用されていた子ども(少年兵)に対する衣類などの支給(30人)

南スーダン
・難民・帰還民向けの簡易シェルターの設置(5棟)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(女の子332人、男の子322人、若者女性20人、若者男性33人)
・死別や避難中の家族離散などで養育者がいないなど緊急保護が必要な子どもへの支援(女の子15人、男の子16人)
・衛生啓発活動(2,792世帯、男性3,260人、女性3,445人、男の子4,869人、女の子4,798人)

エジプト
・到着した難民に対する安全や保護に関する情報提供(女性691人、男性149人、子ども219人)
・衛生キット、生理用品キットの配布(男性600人、女性800人)
・当面の生活費としての現金給付(562世帯)

中央アフリカ
・子どもの保護に関する情報提供、衛生啓発活動(女の子521人、男の子421人、女性436人、男性259人)
・死別や避難中の家族離散などで養育者がいない、性的・身体的暴力の被害、少年兵としての徴用の危機にあるなど緊急保護が必要な子どもへ支援(物資支給や他の援助団体への付託も含む)(女の子65人、男の子69人)
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(男の子455人、女の子504人)

エチオピア
・浄水剤、石けん、手指消毒液、給水タンクなどの給水セット支給(2,501世帯、約10,900人)
・洗面器やバケツ、ソーラーランタンなどの日用品キットの支給(582世帯、約2,802人)
・クルムク難民トランジットセンター(一時保護施設)に1万リットルタンクを設置し、浄水キットを支給
・子どもひろばを通じた子どもや若者たちへの心理社会的サポート(女の子504人、男の子411人)

チャド
・子どもの保護や教育支援を行うためのニーズ調査を実施。支援開始に向けた準備を行っています。

【経過報告】「スーダン危機緊急支援」~スーダン、南スーダンおよび周辺国~

難民キャンプに仮設シェルターを設置(南スーダン)
大勢の人々で混み合う一時保護施設(南スーダン)

スーダンおよび近隣諸国における子どもたちや家族への人道支援を拡大しています。懸念されるリスクとともに、これまでの支援活動をご報告します。(2023年6月2日更新)

高まるリスク:ジェンダーに基づく暴力や人身取引
スーダンでは紛争が激化した2023年4月15日以降、医療や水の供給を含む重要なサービスの提供が広範囲で中断されており、子どもたちと家族の生命が脅かされています。

トラックでの避難を待つ人々

最も懸念されるのは、ジェンダーに基づく暴力、搾取や虐待、人身取引の被害に遭いやすい女の子や若い女性、同伴者のいない子どもたちの保護と安全です。また、戦闘や暴力行為を目の当たりにした子どもたちや家族の精神的負担を軽減するための心のケアも早急に求められています。

食料などの緊急支援物資を提供
プランは活動拠点のある複数の州において、子どもたちと家族への緊急支援を開始しました。主な活動は以下の通りです。

・北ダルフール州:628世帯以上に食料やその他の必需品を配布し、5つの保健所に物資を提供
・北コルドファン州:避難民の家族に食料を提供
・白ナイル州:50世帯にノン・フード・アイテムを配布

支援物資の説明をするプラン職員
ノン・フード・アイテムを受け取った国内避難民の家族

混乱に巻き込まれた子どもたちを守るために
プランは現在、子どもたちとその家族に食料や清潔な水、その他の生活必需品を提供することに重点を置いています。今後、スーダン国内と近隣諸国において、子どもの保護や教育、ジェンダーに基づく暴力防止にむけた支援も拡大していく予定です。

紛争収束の兆しが見えないなか、人道的ニーズは刻一刻と高まっています。混乱に巻き込まれた子どもたちを守るために、皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

【第4報】国内避難民に生活必需品を配布~スーダン危機緊急支援~

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寄付総額
429,599
寄付人数
1,493

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • PayPay
    PayPay残高(PayPayマネー)で1円から寄付できます。
  • Yahoo!ウォレット
    クレジットカードで100円から寄付できます。
  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。

プロジェクトオーナー

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公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

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