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合計で417,587円のご支援をいただきました。多くのご支援、ありがとうございました。

女の子の未来を奪う「早すぎる結婚の防止」プロジェクト募金

寄付受付開始日:2021/06/08

  • 領収書なし
[女の子の未来を奪う「早すぎる結婚の防止」プロジェクト募金]の画像
「早すぎる結婚の防止」プロジェクトへのご協力をお願いします。

公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

プロジェクト概要

更新日:2024/12/24

女の子の未来を奪う「早すぎる結婚の防止」プロジェクトにご寄付をお願いします。

ベトナムでは、特に農村地域における少数民族の間で早すぎる結婚をする割合が高く、ハザン省やライチャウ省に暮らすモン族では、女の子の53.4%が18歳未満で結婚しています※。

早すぎる結婚をした女の子は、学校を中途退学することが多く、将来収入を得る機会を失うことにもつながります。また、幼い妻は家庭内で地位が低く発言権が与えられないうえ、体が未発達な状態での出産により健康が損なわれるなど、さまざまな問題に直面します。

少数民族の女の子

このプロジェクトでは、女の子や男の子、若者を対象にトレーニングや意識啓発活動、収入向上の支援を行うことにより、早すぎる結婚の弊害に関する理解を深め、女の子が自らの意思で人生の選択ができるようになることを目指します。

※出典:General Statistics Office of Viet Nam, Results from Population change and family planning survey as of 1/4/2014

早すぎる結婚の防止について話しあう子どもたち

寄付金の使いみち

■支援策
・女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニング(約1,000人)
・学校やコミュニティーにおける早すぎる結婚の防止に関する意識啓発活動(大人・子ども 約1万3,000人)
・若者による早すぎる結婚に関するキャンペーンや調査
・男女の若者(15~24歳)を対象とした農業・畜産技術トレーニング、起業支援(約3,100人)
・ユースクラブの設立・運営支援
・研修センターの建設および備品支給(13カ所)

■支援対象者
子ども、若者、保護者、行政職員、地域住民など 約1万8,000人

■目指す成果
若者、地域の住民、自治体関係者が女の子に差別的な社会規範に気づき、意識と行動を変えること。若者が職業技術を習得し貧困をなくすこと。これらを通じて、女の子が自らの意思で人生の選択ができるようになることを目指します。

活動情報

更新日:2024/12/24

2024年6月に本プロジェクトを完了しました。ご支援くださった皆さまに心よりお礼を申し上げるとともに、プロジェクトの成果を写真とともにご報告します。(2024年12月24日更新)

早すぎる結婚の防止に関するトレーニング

女性の経済的自立と意識啓発活動の両輪で、児童婚のない地域づくりを促進
3年間にわたるプロジェクトの最終年となった今期は、新たに1,040人(うち女性621人)の若者を対象に、養豚や大豆・ピーナッツ栽培などの農畜産業トレーニングや経営に関する知識のトレーニングを実施。トレーニングを受けてから1年以内に収入を10%以上増加させた若者の割合は96%に上りました。プロジェクト実施前は、経済的に自立している女性はトレーニング参加者のうち44%でしたが、終了時には96%に。女性がより経済的に自立し、決定権を持つようになってきました。

養蜂トレーニングの参加者
研修センターで研修を受ける若者たち

また、学校やコミュニティーで、早すぎる結婚(児童婚)の防止に関するトレーニングや、子どもや若者による意識啓発活動を展開しました。「男女ともに結婚をする一番良いタイミングは、大人になった時である」と考える未婚の子ども・若者の割合は、プロジェクト実施前は37%と低かったものの、終了時には92%にまで増加。子どもや若者たちの考え方にも好ましい変化が見られるようになりました。

プロジェクト終了後も、トレーニングを受けた女の子、男の子、地域の若い活動家を中心に早すぎる結婚防止の活動を引き続き行っていきます。

早すぎる結婚の防止に関する意識啓発活動にて発言する女の子
早すぎる結婚の弊害について伝える寸劇

主な活動の成果
・「若者を対象とした早すぎる結婚防止のためのコミュニケーションガイダンス」を作成
・女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニングを行う講師研修(延べ205人)
・女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニング(1,327人)
・コミュニティーにおける早すぎる結婚の防止に関する意識啓発活動(大人・子ども延べ3万3,153人)
・地域の若い活動家を対象とした早すぎる結婚防止に関するトレーニング(延べ123人)
・若者による早すぎる結婚に関する動画やラジオ放送
・アドボカシーイベントにおける若者による発表の実施(7回)
・早すぎる結婚防止の弊害に関するドキュメンタリーのテレビ放映
・学校に通っていない少数民族の若者を対象に生計向上トレーニングを実施(延べ3,120人)
・少数民族の若者を対象に起業キットを支給(延べ52人)
・少数民族の文化を反映したジェンダー平等トレーニングマニュアルを作成
・地域住民がトレーニングや集会をする際に使える研修センターを建設(13カ所)
・地域に適した支援について議論する行政職員と若者の意見交換を実施

公式ウェブサイトでは、現地の声を紹介しています。ぜひお読みください。
【完了報告】ベトナム「早すぎる結婚の防止」プロジェクト

温かいご支援をありがとうございました。

女の子たちが自分の将来を自分で決定することができるように、意識啓発活動や経済的自立を促すトレーニングなどを3年間にわたり支援してきました(2024年8月6日更新)

ジェンダー平等トレーニングの様子

人々の意識の変化と若者の自立を促進するための環境の構築
プロジェクト開始から3年目を迎えた今期は、地域の人々に早すぎる結婚の防止を呼びかけるため、トレーニングに参加した子どもや若者たちが、学校やコミュニティーの集会場所でゲームや寸劇、写真、動画制作を通じた意識啓発活動を企画・実施しました。

また、政府機関のリーダーなどを招いたアドボカシーイベントにて、早すぎる結婚の弊害について発表。その結果、政府機関職員の意識に前向きな変化が見られ、以前より頻繁に、早すぎる結婚を防止するための取り組みが実施されるようになってきました。

若者、特に女性の経済的、社会的自立を促すための収入向上支援では、農業・畜産技術トレーニングや食品加工トレーニングを継続し、より多くの若者たちが伝統的な手法に頼らずに収入を得ることができるようになりました。また、今期は、ハザン省とライチャウ省の政府関係者らが互いの省を訪問し、それぞれの地域における官民連携や若者が従事している農畜産業・食品加工の成功事例など、3年間の活動成果の学び合いも行いました。

さらに、3年間を通して13カ所に建設した研修センターでは、若者が協力して収入向上活動を行うなど、地域の若者の自立を促進するための環境が整備されました。

村の集会にも使用されている研修センター

3年間の活動を通して、多くの若者たちが伝統的な手法に頼らない農畜産業の技術を身につけ、経済的な自立につなげることができました。また、地域一丸となり、早すぎる結婚の防止に積極的に動き始めました。多くの子どもや若者たちが活動を通して得た学びを活かし、地域から早すぎる結婚の慣習がなくなるまで、手を取り合って意識啓発を続けていくという強い意志を持っています。

右からタイー族、ヌン族、キン族の若者

公式ウェブサイトでは、現地の女性たちの声をご紹介しています。ぜひご覧ください。

プロジェクトに参加したズさん(仮名、24歳、ヌン族の女性)
「次の世代が同じ困難に直面しないように」

ティエンさん(政府機関である女性連合の職員)
「子どもや若者、地域住民の意識に見られた変化の兆し」

トレーニングで指導するティエンさん

プロジェクト開始から2年目は、早すぎる結婚(児童婚)の防止に関するトレーニングに参加した子どもや若者たちが、学校やコミュニティーで意識啓発活動を展開しました。(2023年11月8日更新)

早すぎる結婚の防止などに関するトレーニング

早すぎる結婚(児童婚)の防止に関するトレーニングに参加した子どもや若者たちは、学校やコミュニティーで意識啓発活動を展開しました。子どもや若者たちは、地域の人々に児童婚の防止を呼びかけるため、ゲームや寸劇、写真、動画制作を通じた意識啓発活動を企画・実行しました。また、地域行政のリーダーなどを招いたアドボカシーイベントにて、早すぎる結婚の弊害について発表。その結果、地域行政の取り組みにも前向きな変化が見られるようになっています。

早すぎる結婚の弊害についての寸劇

若者の収入向上支援としては、農業・畜産技術トレーニングを実施したほか、食品加工トレーニングを通じた起業支援を実施。バナナチップスや蜂蜜などの商品を開発し、販売することができるようになりました。そして、若者が生計活動を学べる研修センターを新たなコミュニティーに建設し、地域全体で若者の収入向上を支える環境を強化しました。3年目も引き続き若者主体の活動を実施していきます。

経営スキルトレーニング

2023年度主な支援内容と対象
●女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニングを行う講師研修(97人)
●女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニング(1,327人)
●コミュニティーにおける早すぎる結婚の防止に関する意識啓発活動(大人・子ども1万5,047人)
●地域の若い活動家を対象とした早すぎる結婚防止に関するトレーニング(92人)
●若者による早すぎる結婚に関する動画や報告作成
●アドボカシーイベントにおける若者による発表の実施(5回)
●男女の若者(15~24歳)を対象とした農業・畜産技術トレーニング、経営スキルトレーニング(1,040人)
●男女の若者(15~24歳)を対象とした食品加工トレーニングを通じた起業支援(26人)
●ユースクラブの設立・運営支援(292人)
●研修センターの建設および備品支給(7カ所)

写真を用いた意識啓発活動

現地の声
ドゥングさん、15歳、チャンピオン・オブ・チェンジクラブのメンバー:
「早くに結婚をして私を生んだ母は、私にも進学しないで早く結婚してほしいと期待し、家計の厳しさも相まって私よりも弟の教育にお金をかけたいと考えていました。しかし、私は早すぎる結婚の弊害やジェンダー平等などを学ぶチャンピオン・オブ・チェンジクラブの活動に参加して、自分の可能性は結婚以外にもっとあると信じるようになりました。

今は、子どもたちやコミュニティー住民を対象とする早すぎる結婚防止のための意識啓発活動を企画・実施しています。中心メンバーとしての活躍ぶりが評価され、区の子ども協議会の最年少メンバーにもなりました。私の夢は、高校、そして大学にも進学して、コミュニティーのために働くことです」

ヴァンさん、26歳、食品加工トレーニングの参加者:
「食品加工トレーニングで学んだことを生かして、バナナチップスを生産できるようになりました。このプロジェクトに参加する前は、大勢の人の前で話すことなんて考えられませんでしたが、今では自信をもって、トレーニングで学んだことを他の人たちに伝えることもできます。まだ人前で話すのは緊張しますが、今後もチャンスがあればできるだけ多くの若者たちに、バナナチップスの生産について伝えていきたいです」

建設した研修センター

【経過報告】ベトナム「早すぎる結婚の防止」プロジェクト

2021年7月から始まったプロジェクトの、現在までの活動の進捗(しんちょく)をご報告します。(2023年4月17日更新)

若者主体の活動を実施
活動1年目は、若者を主体とした活動に注力。早すぎる結婚(児童婚)に直面している地域の若者たち自身が活動を主導するよう促し、コミュニティー全体に効果的な働きかけを行うことができました。

・「若者を対象とした早すぎる結婚防止のためのコミュニケーションガイダンス」を作成
・女の子、男の子を対象にした早すぎる結婚の防止、ジェンダー平等などに関するトレーニングを行う講師研修(56人)、トレーニング(490人)
・コミュニティーにおける意識啓発活動(大人・子ども1,104人)、地域の若い活動家を対象のトレーニング(31人)
・若者による早すぎる結婚に関する動画作成やラジオ放送。調査およびアドボカシーイベントの実施(2回)。ドキュメンタリーのテレビ放映
・男女の若者(15~24歳)を対象とした農業・畜産技術トレーニング、起業支援(1,040人)
・ユースクラブの設立・運営支援(325人)
・研修センターの建設と備品支給(3カ所)

早すぎる結婚に関する動画を作成する若者

駐在スタッフが肌で感じる若者たちの変化
活動2年目は、コロナ禍で制限されていた活動地域への出張が徐々に再開され、訪問できるようになりました。早すぎる結婚の背景にある、地域の人々の差別的な社会規範や意識と行動を変えられるよう、ジェンダー平等研修や意識啓発活動などを行っています。

ジェンダー平等研修の様子

「地域を変えるためには、まず自分から変わらないといけない」
女の子が自らの意思で人生の選択ができるよう、職業技術訓練や起業支援も行っています。ユースクラブのリーダーの若者が「地域を変えるためには、まず自分から変わらないといけない。その姿を見ている人が一緒に変わってくれる」と話し、変化を目の当たりにする一方で、現時点でまだ十分に取り組めていないことや問題点なども明らかになってきています。ジェンダー平等への意識や理解がさらに多くの人々に浸透し、地域により良い成果をもたらせるようプロジェクトを進めてまいります。

活動に参加する少数民族の女性たちと
「あなたは何歳で結婚しましたか?」~若者たちが集めた地域の人々の声~(ベトナム)

【経過報告】「早すぎる結婚の防止」プロジェクト~ベトナム~

ベトナム少数民族の早すぎる結婚の防止~駐在員がみた若者たちの変化~

※当募金ページに記載の内容については、プロジェクトオーナーが責任を負っており、LINEヤフー株式会社が責任を負うものではありません。詳しくは免責事項をご覧ください。
※本ページの「プロジェクト概要」「活動情報」「寄付金の使いみち」に掲載のリンクは、外部サイトに移動します。

寄付総額
417,587
寄付人数
1,051

※寄付をするには Yahoo! JAPAN IDの取得(無料)が必要です。

  • PayPay
    PayPay残高(PayPayマネー)で1円から寄付できます。
  • Yahoo!ウォレット
    クレジットカードで100円から寄付できます。
  • Vポイント
    Vポイントを使って1ポイントから寄付できます。

プロジェクトオーナー

[公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン]の画像
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン

国際NGOプラン・インターナショナルは、誰もが平等で公正な世界を実現するために、子どもや若者、さまざまなステークホルダーとともに世界80カ国以上で活動しています。子どもや女の子たちが直面している不平等を生む原因を明らかにし、その解決にむけ取り組んでいます。子どもたちが生まれてから大人になるまで寄り添い、自らの力で困難や逆境を乗り越えることができるよう支援します。

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領収書発行について

このプロジェクトでは領収書の発行をおこなっておりません。

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