• 紛争を逃れた子どもたちに安心を

紛争から逃れても、暴力や虐待に直面しながら、生活必需品にも事欠く生活を送っている子どもと女性。あなたの支援が、力になります。

南スーダンの長引く紛争により、他国に逃れて難民となった人は228万人。そのうち約79万人がウガンダで、約85万人がスーダンで難民として生活しています(※1)。ウガンダでは、さまざまな支援団体が暴力や虐待などに直面した子どもたちへのケアを行っていますが、2019年以降、多くの支援団体が撤退を予定していると伝えられています。スーダンでは難民の急増に環境整備が追いつかず、1つのトイレを600人以上で共有している難民キャンプもあります(※2)。また、キャンプ内の診療所は竹やビニールシートでつくられた仮設のものしかありません。

このプロジェクトでは、ウガンダで長期化する居留を見越し、支援に頼らず難民と難民受け入れ地域(ホストコミュニティー)の人たちの手によって子どもたちの保護を行えるよう難民居住区の子ども保護委員会の能力強化に取り組みます。同時に、世帯主が子どもである家族など、特別な支援が必要な子どもたちへの個別支援を継続します。また、女性たちが自分たちで生理用品やせっけんを入手できるよう支援を行います。スーダンでは、難民キャンプに500基のトイレを整備し、また半恒久的な診療所を設置します。

※1 出典:UNHCR Operational Update South Sudan(1-15 March 2019)
※2 出典:UNHCR Kosti Sub office資料(2018年9月時点)

※このプロジェクトは、2017年10月からウガンダで実施されてきましたが、スーダンでのニーズの高まりを受け、2019年7月より同国でも実施します

難民居住区の様子。森を切り開いて難民を受け入れた(ウガンダ)
難民キャンプの周辺でまきを運ぶ女の子たち(スーダン)

寄付金の使いみち

■実施地域
【ウガンダ】アルア県の難民居住区とそのホストコミュニティー
【スーダン】ホワイト・ナイル活動地域の難民キャンプとそのホストコミュニティー

■対象者
【ウガンダ】難民と地域住民1万6,400人(うち子ども1万2,700人)
【スーダン】難民とホストコミュニティーの住民の約2万7,650人

■活動内容
【ウガンダ】
・ケースワーカーによる個別支援(300人)
・子どもの保護に関するトレーニング
・「子どもひろば」※の運営と「子どもクラブ」のサポート(2カ所)
・手作り生理用品とせっけんづくりのワークショップ

【スーダン】
・世帯トイレの設置(500基)
・半恒久的な診療所の設置(2カ所)

※「子どもひろば」
災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。現地では、混乱のなか、子ども、とりわけ女の子は虐待や搾取の対象となる危険性が高まります。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です。

■目指す成果
スーダンの難民キャンプの環境が改善され、ウガンダの難民居住区では地域における子どもの保護体制が強化され、女の子や女性が自身の力で適切な月経衛生管理を行えるようになること。これらを通して、南スーダン難民の子どもが保護され、衛生的な環境で生活できるようになることを目指します。